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2019年2月9日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるクロノジェネシス、ビーチサンバ、ミリオンドリームズ、レッドベルディエス、マジックリアリズムらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


クイーンカップの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4回勝っており、2着3着ともに1回ずつと、複勝率はまずまずだが勝率はそれなりに高い。

2番人気の複勝率が7割と信頼度が高く、上位人気はそれなりに強いが、危険な人気馬も当然この中に含まれている。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前にいないと望み薄?

前走別の脚質成績から傾向を探ると先行馬の押し切りが目立つ。

脚質・先行 ( 6- 2- 2-27)
勝率 16.2% │ 複勝率 27.0%

先週の東京新聞杯のようにハイペースでは厳しいが、おそらくここはそこまで速くならない。そうなると前が残りやすくなる。

上がり3F 1位 ( 1- 4- 1-6)
勝率 8.3% │ 複勝率 50.0%

4コーナーで10番手以下にいた馬が3着以内に入ったケースは6例あるが、そのうち上がり3ハロンで1位の馬は4例、2位と3位がそれぞれ1例ずつ。

後ろから競馬をするのであればそれ相応の脚がないといけない。2016年のメジャーエンブレムのように逃げ切って1分32秒台なんてことをされると厳しい。

頭数が少ないのでそこまで隊列は離れないだろうが、団子の時ほど前が有利になるというのは覚えておきたいところだ。

予想参考データ② 新馬と未勝利の取捨選択

最初に前走が新馬と未勝利戦だった馬の成績をご覧いただきたい。

前走新馬 ( 0- 1- 2-12)
勝率 0.0% │ 複勝率 20.0%

前走未勝利 ( 0- 1- 1-20)
勝率 0.0% │ 複勝率 9.1%

なかなか信頼しがたいものがあるが、新馬組の共通点は意外にも牝馬限定の新馬戦で1番人気1着、タイム差もつけていた。

未勝利組はマイルを使い、やはり1番人気1着、タイム差もつけている。阪神ジュベナイルフィリーズ組やフェアリーステークス組もいる中で格好はつけたい。

牝馬は格より勢いという格言があるように、勝った勢いで何とかできる。それでも2着が精いっぱいというのが現実的な考えか。

予想参考データ③ 休み過ぎにはご用心

関東馬が成績を残しているのがクイーンカップだが、場所別成績で見ると中山が5勝を挙げ、東京は1勝しか挙げていない。

12月からの中山開催でデビューした組やフェアリーステークスを使った組がある程度態勢を整えてここを目指したケースが目立つ。

前走が東京のケースは秋開催ですべて。前走が重賞か条件戦1着かという感じだ。夏競馬からいきなり参戦するケースはほとんどない。

牝馬は休み明けからいきなり走るものだが、12月まで使った組と戦う際に、その前で戦いをいったん休んだ組が健闘するのは厳しいかもしれない。

2019年の危険な人気馬は?

ミリオンドリームズは人気に支持される見込みだが、いかんせん8月の札幌開催以来の競馬で、その時の新馬の組は他があまり結果を出せていない。人気先行感が否めない。クイーンカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、マジックリアリズムは2つ目の消しデータに合致している。実はマジックリアリズムとレッドベルディエスが勝ち上がった未勝利戦の2着はいずれもサピアウォーフだったが、レッドベルディエスにはコンマ4秒差をつけられたが、マジックリアリズムとはタイム差なし。物差しにするとややマジックリアリズムが下という見方が出来る。

反対にビーチサンバは危険なデータに一つも当てはまらない。クロノジェネシスとは前走コンマ1秒負けているが、今回クロノジェネシスは斤量が1キロ重い。十分に逆転できる。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ビーチサンバと言えそうだ。

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