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敗因③ スピードアップに対応できず

あとはベタな敗因として、前が止まらなかったことが痛かった。ただ、本当に強い馬なら、あるいは差し切ることができたかもしれない。

注目したいのはラスト3ハロン目だろうか。

12.4-11.1-11.8-11.9-12.1-11.1-11.3-11.8

ラスト4ハロン目から3ハロン目にかけて、1秒ほどペースが上がっている。グランシルクはこのペースアップに対応できず、前と距離を詰めることができなかった。父ステイゴールド×母父ロベルト系というズブい血統のため、瞬時のスピードアップに対応できなかったのだろう。

以上の3つが、人気に応えられなかった理由だと判断する。

総合的に判断すると力負け

内枠からロスなく競馬を進めて差し切ることができなかったのだから、単純に力負けといっていい。現状、力は出し切った。今後はよりタフな条件で狙いたい。ただ出遅れぐせがあるため、人気になっているなら信頼しすぎないほうがいいだろう。

ステイゴールドとロベルトの血を色濃く持っているため、成長力はあるはずだ。さらに力をつけて重賞戦線で活躍するようになることを願いたい。

【文】=競馬TIMES編集部レース分析班

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