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2018年8月12日、札幌競馬場でエルムステークス(GⅢ/ダート1700m)が行われる。札幌競馬場で開催されたエルムステークス過去10回を対象に調べていくと、三連単の高額配当は2006年の317,760円が最高であり、1万円以下で終わったケースが3回あるなど、そこまで荒れるわけではないレースだ。

しかし、ここ3年は三連単が6万馬券になることが続いており、決して波乱がないわけではない。しかも波乱の立役者となった馬は全く狙えなかった馬ではない。実力者が斤量を背負った中で軽視されただけというケースが目立つ。これまでの着順などは無視して、これまでの実績で考えていくことが大事だ。

今回はオッズが割れることが予想される。中穴派も大穴派もここを確実にとって、同じ日の夜に行われるジャックルマロワ賞の軍資金にしたいところだ。そのためのデータを紹介する。


データ① 北海道実績

人気薄で飛び込んできた馬を調べていくと、オーロマイスターのように交流G1を獲得しているケースやインカンテーションのように重賞勝利馬の長期休み明けというケースもあった。その中で札幌1700メートルで行われたエルムステークスで3回も3着になったエーシンモアオバーに注目してみたい。この馬はやたら札幌や函館で活躍した。

3歳未勝利を脱出した6月の札幌から当時9月末に行われたオープン特別のしらかばステークスまで4連勝で一気にオープン入りを果たした。面白いことに、未勝利を脱出した6月の札幌のレースが最初のダート戦だった。

札幌や函館の適性の高さというもので見ていくと、リーゼントロックは狙い目である。まとまって函館や札幌で勝っているわけではないが、安定した成績を残す。去年も今年も大沼ステークス、マリーンステークス、エルムステークスという過程で来た。5着4着と着順を上げながらも最後は惨敗に終わった去年と違い、今年は1着、3着と安定している。前走はよもやの後方スタートだが、それでも3着。スタートが五分ならわからない。

リーゼントロックの人気は意外と上がっていない。狙うならここか。

データ② 忘れた時にやってくる?!

またエーシンモアオバーの話だが、エーシンモアオバーがエルムステークスで走ることは分かっていたのに2015年では7番人気35倍まで人気が落ち、3着になった。斤量58キロと増えたにもかかわらず、2014年11着の雪辱を晴らした。エルムステークスは得意だったと思い出した時にはレースが終わっていた。まさにそんな感じで3着に入った。

忘れた時にやってくるというのでは、ロンドンタウンが狙い目か。去年のエルムステークスの覇者であり、この後に行われたコリアカップで勝利し、G1馬になっている。しかし、そこからの戦績は負け続け、いいところがまるでない状況になっている。今回は4か月の休み明けだが、オッズが落ちた馬は戦績がパッとしなかったり、長期の休み明けだったりする。

前年1倍台で優勝したローマンレジェンドが2年後、単勝5倍で再びエルムステークスを制した。やはりこの馬も長期休み明け、近走のダートG1で凡走などがあった。そのパターンはロンドンタウンにも当てはまるかもしれない。なにせ国際ダートのG1馬である。

データ③ しんどい距離からの短縮

エルムステークスを巡る環境はここ数年で一気に変わった。これまで4週8日開催のローカル開催が基本的に3週6日開催になった。その関係でエルムステークスはそれまでの9月開催から8月半ばの開催に変わっている。これまでのデータはそこまであてにならない。ならば、過去3年に絞ったデータで穴馬を探したい。

すると、平安ステークスや名古屋大賞典、マーキュリーカップで惨敗した馬の巻き返しが見て取れる。ロンドンタウンは平安ステークスで2秒2の大惨敗だったが、それでもエルムステークスで巻き返し優勝した。1700と1900は200メートルの違いだが、ダートにおける200メートルの違いは相当な違いであり、求められるものが違う。マーキュリーカップは2000メートルなので相当大変だ。

そこからの距離短縮なので、当然楽に走れる。今回は平安ステークスがいないが、モルトベーネは魅力である。半年以上の休み明けだが、長い距離に強く、函館の1700メートルでも勝利経験がある。GⅠではやや足りないが、そういう馬がエルムステークスで走る。

まとめ

リーゼントロック、ロンドンタウン、モルトベーネ、この3頭がこれまでの傾向からの狙い目である。実力ではロンドンタウン、勢いではリーゼントロックか。モルトベーネに末脚はないが、しぶとさはある。状態次第で一発があってもおかしくはない。

人気がやや割れてオッズは見込めないかもしれないが、人気の盲点を狙い、馬券を仕留めて高笑いを決め込みたいところだ。

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