名古屋競馬場ガイド|アクセス・コースの特徴・ダートグレードと有料席

この記事の要点
- 名古屋競馬場は愛知県弥富市駒野町にある、愛知県競馬組合が主催する地方競馬の競馬場。2022年4月に名古屋市港区から弥富トレーニングセンターへ移転した
- 開催日は近鉄蟹江駅と名古屋駅の名鉄バスセンターから無料シャトルバスが出る。駐車場は2か所で計1,789台、無料
- コースは右回り1周1,180mのダートで、4コーナーからゴールまで240m、幅員30m。3・4コーナーにスパイラルカーブがある
- ダートグレード競走は、かきつばた記念(JpnⅢ、2月)、名古屋グランプリ(JpnⅡ、5月)、名古屋大賞典(JpnⅢ、12月)の3つ。入場料(100円)は2026年度の開催日は免除されている(2026年10月時点)
名古屋競馬場は、愛知県弥富市にある地方競馬の競馬場だ。主催は愛知県競馬組合で、2022年4月に名古屋市港区から弥富トレーニングセンターの敷地へ移転した。コースは右回り1周1,180mのダートで、かきつばた記念など3つのダートグレード競走を行う。本記事では、基本データ、無料シャトルバスと車でのアクセス、コースの数字、主な重賞、開催日とナイター、入場と有料席をまとめる。
名古屋競馬場はどんなところ?基本データ
名古屋競馬場の基本的なデータは次のとおり。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県弥富市駒野町1番地 |
| 主催者 | 愛知県競馬組合 |
| 公共交通 | 近鉄蟹江駅・名鉄バスセンター(名古屋駅)から無料シャトルバス(開催日) |
| 駐車場 | 第1・第2駐車場で計1,789台(無料) |
| 回り | 右回り |
| コース | ダート1周1,180m |
| 4コーナーからゴールまで | 240m |
| ダートグレード競走 | かきつばた記念、名古屋グランプリ、名古屋大賞典(2026年) |
| ナイターの愛称 | ベイサイドナイター |
| 入場料 | 100円(2026年度の開催日は免除) |
※2026年10月時点
港区の旧名古屋競馬場は2022年3月11日の開催で幕を閉じ、名古屋競馬場は同年4月1日付で弥富トレーニングセンターへ移り、4月8日に新しい競馬場での開催を始めた。初めてのナイター競馬は、同じ月の4月25日だった。港区の旧競馬場は2024年2月まで暫定の場外発売所として使われ、同月に名古屋場外発売所(サンアール名古屋)が開設された。
名古屋と岐阜県の笠松は、どちらか1場で日をずらして開催している。全国15場の場所と開催曜日の一覧は「地方競馬場一覧」にまとめた。
名古屋競馬場へのアクセス
電車とバスで行く
名古屋競馬の開催中は、次の2か所から競馬場まで無料のシャトルバスが出ている(2026年10月時点)。
| 乗り場 | 場所 |
|---|---|
| 近鉄蟹江駅 | 改札口正面のロータリー |
| 名古屋駅 | 名鉄バスセンター4階 21番乗り場 |
タクシーなら、近鉄蟹江駅、近鉄・JRの弥富駅から約20分かかる。
車で行く・駐車場
車では、伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富ICから約5分、弥富木曽岬ICから約10分。駐車場は入場門前の第1駐車場が537台、競馬場の北東にある第2駐車場が1,252台で、どちらも無料だ(2026年10月時点)。
名古屋競馬場のコースの特徴
名古屋競馬場は、ダートコースだけの右回りの競馬場だ。地方競馬全国協会のコース一覧の数字は次のとおり。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 回り | 右回り |
| 1周 | 1,180m |
| 直線距離 | 300m |
| 4コーナーからゴールまで | 240m |
| 幅員 | 30m |
| 高低差 | なし(平坦) |
| フルゲート | 12頭 |
スパイラルカーブと240mのホームストレッチ
3コーナーの入口から4コーナーの出口にかけては、進むにつれて半径が小さくなるスパイラルカーブになっている。4コーナーを回ってからゴールまでは240m。コース一覧にある直線距離の300mは、これとは別の測り方の数字だ。
幅員は30mで、門別・大井・川崎などの25mより5m広い。
旧名古屋競馬場との違い
移転で、コースもパドックも大きくなった。
| 旧名古屋競馬場(港区) | 名古屋競馬場(弥富市) | |
|---|---|---|
| 1周 | 1,100m | 1,180m |
| ホームストレッチ | 194m | 240m |
| パドック | 奥行19m・幅44.6m | 奥行22m・幅48m |
パドックの馬体重の表示も、手でパネルを入れ替える方式から電光掲示に変わった。
名古屋競馬場の主な重賞・ダートグレード競走
名古屋競馬場では、2026年に3つのダートグレード競走が行われる。
| レース | 格 | 距離 | 時期(2026年の日付) |
|---|---|---|---|
| かきつばた記念 | JpnⅢ | ダート1,500m | 2月(2月23日・月祝) |
| 名古屋グランプリ | JpnⅡ | ダート2,100m | 5月(5月4日・月祝) |
| 名古屋大賞典 | JpnⅢ | ダート2,000m | 12月(12月23日・水) |
3レースとも、2024年に時期が変わった。かきつばた記念はダート競走の全国的な体系整備の一環として5月から2月へ移り(2024年2月)、名古屋グランプリは12月から5月へ(同年5月)、名古屋大賞典は3月から12月へ(同年12月)移っている。JpnⅠ〜JpnⅢの格付けの仕組みは「ダートグレード競走とは」で解説している。
ダートグレード競走以外の重賞には、名古屋と笠松で共通の独自の格付け「SPⅠ・SPⅡ・SPⅢ」が付く。
開催日とナイター
名古屋の主な開催曜日は火〜金で、冬の期間は月〜金になる(2026年10月時点)。笠松とどちらか1場での開催で、これ以外の曜日に開催する日もある。
ナイター開催の愛称は「ベイサイドナイター」で、地方競馬全国協会の案内では通年で行う。ただし、昼の開催とナイター開催が月ごとに入りまじる。2026年10月の開催日は次のとおりで、ナイターは19日の1日だけだ。
| 開催日(2026年10月) | 昼・ナイター |
|---|---|
| 1日(木)・2日(金) | 昼 |
| 13日(火)〜16日(金) | 昼 |
| 19日(月) | ナイター |
| 27日(火)〜30日(金) | 昼 |
※地方競馬全国協会の月別開催日程による
一方、2026年8月の開催日(18〜21日、24日)はすべてナイターだった。行く日が昼かナイターかは、月別開催日程で確かめておきたい。
開門は、昼の開催日が11時30分、ベイサイドナイターの日が13時30分。競馬場は名古屋競馬の開催日だけ営業し、閉門は18時ごろ(昼の開催日)だ(2026年10月時点)。
名古屋のレースは、地方競馬のネット投票でも買える。SPAT4・楽天競馬・オッズパークの違いは「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。
入場と有料席
入場料
名古屋競馬場の入場料は100円だが、愛知県競馬組合は2026年度(2027年3月31日まで)の名古屋競馬の開催日について、入場料を免除している(2026年10月時点)。
有料席の種類と料金
有料席はスタンド棟2階にあり、8種類で計262席。すべての有料席がキャッシュレス投票で、使うには「金シャチプレミアムカード」への入会(無料。住所・生年月日・氏名の分かる身分証明書が要る)が必要だ。
| 席 | 数 | 通常 | 特定競走開催日 | 本場非開催時の17時以降 |
|---|---|---|---|---|
| スタンダードシート | 160席(全席自由) | 1,000円 | 1,500円 | 500円 |
| エクセレントシート | 39席(全席指定) | 1,600円 | 3,200円 | 800円 |
| ペアシート | 15セット(1セット2名) | 3,000円 | 4,500円 | 1,500円 |
| プレミアムボックス | 3室(1室2名) | 6,000円 | 9,000円 | 3,000円 |
| エグゼクティブボックス | 5室(1室1名) | 6,000円 | 9,000円 | 2,500円 |
| ゴールドルーム | 2室(1室4名) | 12,000円 | 18,000円 | 6,000円 |
| プラチナルーム | 2室(1室4名) | 12,000円 | 18,000円 | 6,000円 |
| プレミアムルーム | 1室(1室6名) | 18,000円 | 27,000円 | 9,000円 |
※2026年10月時点。特定競走開催日は、かきつばた記念・名古屋グランプリ・名古屋大賞典のある開催日と、1月1日〜3日の開催日。「本場非開催時の17時以降」はナイター発売日を除く
有料席は6日前からネットで予約でき、1人2席(個室は2部屋)まで。予約した人は、名古屋競馬の開催日(JRAの開催日を除く)に、開門の30分前から15分間、入場門の西側から優先して入場できる。車いす席を使う人の介助者1人は、カードへの入会も席の料金も要らない。
スタンドと場内の施設
スタンド棟は地上3階建てで、座席は屋内・屋外あわせて574席。スタンド前の屋外観覧席は312席。
- パドックとホースビューコリドー: パドックは奥行22m・幅48m。パドックからコースへ向かう馬道を屋内から見られる「ホースビューコリドー」は、地方競馬場で初めて設けられた
- スタンド棟1階: 現金発払機24台と発売専用機18台、授乳スペース、多目的トイレがある
- 飲食: スタンド棟2階にレストラン「めしやん 金シャチ店」、1階に売店(競馬新聞も売っている)。どちらも名古屋競馬の開催日に営業する
- イベント広場: スタンドの横にあり、開催日にはキッチンカーが出る
同じナイター開催でも、高知は土・日を中心にほぼ全開催日をナイターで行っている。中四国で唯一の競馬場については「高知競馬場ガイド」で紹介している。
地方競馬の主催者や中央競馬との違いは「地方競馬とは」にまとめた。
よくある質問
- 名古屋競馬場への行き方は?
- 開催日は、近鉄蟹江駅の改札口正面のロータリーと、名古屋駅の名鉄バスセンター4階21番乗り場から無料シャトルバスが出る。車なら伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富ICから約5分(2026年10月時点)。
- 名古屋競馬場の入場料は?
- 入場料は100円だが、愛知県競馬組合は2026年度(2027年3月まで)の名古屋競馬の開催日について入場料を免除している(2026年10月時点)。
- 名古屋競馬場のコースの特徴は?
- 右回り1周1,180mのダートコースで、幅員30m、高低差はなく平坦。4コーナーからゴールまでは240mで、3コーナーの入口から4コーナーの出口にかけて、半径がだんだん小さくなるスパイラルカーブになっている。
- 名古屋競馬場で行われるダートグレード競走は?
- かきつばた記念(JpnⅢ、ダート1,500m)、名古屋グランプリ(JpnⅡ、2,100m)、名古屋大賞典(JpnⅢ、2,000m)の3つ。2026年は、かきつばた記念が2月23日、名古屋グランプリが5月4日に行われ、名古屋大賞典は12月23日に行われる。
- 名古屋競馬場はナイター開催がある?
- ある。愛称は「ベイサイドナイター」で、地方競馬全国協会の案内では通年で行う。ただし開催日のすべてがナイターではなく、2026年10月は昼の開催が中心だ。





