金沢競馬場ガイド|アクセス・コースの特徴・JBCと白山大賞典

この記事の要点
- 金沢競馬場は石川県金沢市八田町西にある、石川県と金沢市が主催する地方競馬の競馬場。JR金沢駅の金沢港口(西口)から無料ファンバスで約25分、駐車場は約3,700台・無料(2026年10月時点)
- コースは右回り1周1,200mのダートで、直線286m(ゴールまで236m)、幅員20m、高低差なし。4つのコーナーすべてにポケットがある
- ダートグレード競走は9月の白山大賞典(JpnⅢ、2,100m)。2026年は11月3日にJBCクラシック・JBCスプリント・JBCレディスクラシック(いずれもJpnⅠ)も行う
- 開催は日・火曜が中心で、2026年は1・2月の開催がなく3月11日に始まった。ナイター「百万石かがやきナイター」は不定期で、2026年は31日。入場料は100円(2026年10月時点)
金沢競馬場は、石川県金沢市八田町西にある、日本海側で唯一の地方競馬の競馬場だ。石川県と金沢市が主催し、右回り1周1,200mのダートコースで、秋の白山大賞典(JpnⅢ)に加えて、2026年11月3日にはJBCのJpnⅠ3競走を行う。本記事では、基本データ、金沢駅からのファンバスと車での行き方、コースの数字、JBCと地元の重賞、2026年の開催日とナイター、入場料と席、場内の施設をまとめる。
金沢競馬場はどんなところ?基本データ
まず、金沢競馬場の概要を表にまとめた。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県金沢市八田町西1 |
| 主催者 | 石川県、金沢市 |
| 公共交通 | JR金沢駅の金沢港口(西口)から無料ファンバスで約25分 |
| 車 | 北陸自動車道の金沢東ICから約10分 |
| 駐車場 | 約3,700台(無料) |
| 回り | 右回り(ダート) |
| 1周 | 1,200m |
| 直線 | 286m(ゴールまで236m) |
| 主な開催曜日 | 日・火(冬は休催) |
| ナイター | 百万石かがやきナイター(不定期) |
| 入場料 | 100円 |
| ダートグレード競走 | 白山大賞典(JpnⅢ)。2026年はJBCのJpnⅠ3競走も |
※2026年10月時点
金沢の重賞には、東海の名古屋・笠松の馬も出られる「東海・北陸交流」のレースがある。15ある地方競馬の競馬場の位置関係と開催曜日は「地方競馬場一覧」の表で見られる。
金沢競馬場へのアクセス
金沢駅から無料ファンバスで行く
電車で行くなら、JR・IRいしかわ鉄道の金沢駅から無料ファンバスに乗る。乗り場は金沢港口(西口)バスターミナルの1番乗り場で、バスは「上諸江アルプラザ前」に止まってから競馬場に着く。金沢駅から競馬場までは約25分だ。
- 本場開催日と場外発売日のどちらも運行する
- 帰りは最終レースのあとに、行きと逆の順で走る
- 時刻はレースの進み具合や道路の状況で変わることがあり、本場開催日・場外発売日・ナイターの日などの時刻表は金沢競馬の公式サイトにPDFで載っている
※2026年10月時点(2026年4〜12月の時刻表による)
車で行く・駐車場
車でかかる時間のめやすは次のとおり(2026年10月時点)。
| 出発地 | 時間 |
|---|---|
| 北陸自動車道 金沢東IC | 約10分 |
| 金沢市の中心部 | 約15分 |
| 北陸新幹線 金沢駅 | 約20分 |
| 北陸自動車道 金沢西IC | 約25分 |
| 小松空港 | 約40分 |
駐車場は約3,700台分あり、無料で使える(2026年10月時点)。ただし2026年11月3日のJBCの日は、予約した車しか競馬場の駐車場に止められない(後の「JBCの日に行くとき」で説明する)。
金沢競馬場のコースの特徴
金沢競馬場のコースはダートの右回りで、周回コースは1つだけだ。数字をまとめると次のようになる。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 回り | 右回り |
| 1周 | 1,200m |
| 直線 | 286m |
| ゴールまで | 236m |
| 幅員 | 20m |
| 高低差 | なし(平坦) |
| フルゲート | 12頭 |
| 発走地点 | 6か所 |
| 砂 | 山砂 |
※2026年10月時点
4つのコーナーすべてにポケット
コースの形で目立つのは、4つのコーナーすべてにポケット(本線の外に延びた発走用の引き込み)があることだ。どのコーナーも発走地点になっていて、2026年度の重賞は1,400m・1,500m・1,700m・1,900m・2,000m・2,100m・2,600mの7つの距離で組まれている。
JBCの3つの距離で見ると、1,400mと1,500mはコーナーを4回、2,100mは6回通ってゴールに向かう。
1周1,200mの右回りの3場との違い
地方競馬全国協会のコース一覧で、1周1,200mの右回りは金沢・水沢・姫路の3場で、どこも高低差はない。直線の長さで比べると、水沢が317m、姫路が350mで、3場の中では金沢の286mが最も短い。ゴールまでの距離で比べると、姫路の230mが最も短く、金沢は236m、水沢は245mだ(2026年10月時点)。
金沢競馬場の主な重賞
2026年11月3日のJBC(JpnⅠ3競走)
JBCは全国の競馬場が持ち回りで受け持つダートの大レースで、2026年は金沢が舞台になる。11月3日(祝・火)に、JpnⅠの3競走が同じ日に行われる。
| レース | 格 | 距離 | 発走予定 | 1着賞金 | 出走できる馬 |
|---|---|---|---|---|---|
| JBCレディスクラシック | JpnⅠ | 1,500m | 14時25分 | 6,000万円 | 3歳以上の牝馬 |
| JBCスプリント | JpnⅠ | 1,400m | 15時10分 | 8,000万円 | 3歳以上 |
| JBCクラシック | JpnⅠ | 2,100m | 16時25分 | 1億円 | 3歳以上 |
※発走時刻と1着賞金は2026年10月時点の予定
3競走とも、父馬がジャパンブリーダーズカップ協会に種牡馬登録されていることが出走の条件になる。登録のない種牡馬の産駒も、馬主が1着賞金の2%にあたる追加登録料を払えば出走できる。同じ11月3日には、2歳馬のJBC2歳優駿(JpnⅢ)が北海道の門別競馬場で行われる。
白山大賞典(JpnⅢ)
金沢で毎年行うダートグレード競走が、秋の白山大賞典だ。2026年は9月22日(休・火)に、ダート2,100mで行われた(18時発走)。3歳以上の中央・地方の全国交流で、1着賞金は3,000万円。JpnⅠ・JpnⅡ・JpnⅢの意味と全国の主なレースの時期は「ダートグレード競走とは」で一覧にしている。
金沢の地元の主な重賞
金沢の地元の重賞には、南関東のSⅠや東海のSPⅠのような格付けの表示がない。1着賞金が1,000万円以上の重賞は、2026年度は次のとおり。
| レース | 日付 | 距離 | 出走できる馬 | 1着賞金 |
|---|---|---|---|---|
| ネクストスター中日本 | 4月7日(火) | 1,400m | 3歳(東海・北陸交流) | 1,200万円 |
| 百万石賞 | 5月31日(日) | 2,100m | 3歳以上 | 1,000万円 |
| 石川優駿 | 6月9日(火) | 2,000m | 3歳 | 1,000万円 |
| イヌワシ賞 | 8月25日(火) | 2,000m | 3歳以上(地方全国交流) | 1,000万円 |
| ネクストスター金沢 | 10月20日(火) | 1,400m | 2歳 | 1,000万円 |
| 北國王冠 | 11月15日(日) | 2,600m | 3歳以上(地方全国交流) | 1,000万円 |
| 中日杯 | 12月13日(日) | 2,000m | 3歳以上 | 1,000万円 |
※2026年10月時点の金沢競馬の令和8年度重賞一覧による
北國王冠は2,600mで、1周1,200mのコースを2周以上走る。牝馬の重賞には、お松の方賞(5月、1,500m)、読売レディス杯(8月、1,500m)、徽軫賞(11月、1,400m)などがあり、お松の方賞と徽軫賞は東海・北陸の交流競走になっている。東海側の名古屋のダートグレード競走と有料席は「名古屋競馬場ガイド」でまとめた。
開催日とナイター
金沢の主な開催曜日は日曜と火曜で、冬は休む(2026年10月時点)。2026年の月別開催日程で数えると、火曜が35日、日曜が26日、月曜が19日で、金曜や水曜の開催もある。
| 月 | 開催日数 | うちナイター | メモ |
|---|---|---|---|
| 1月 | 0日 | ||
| 2月 | 0日 | ||
| 3月 | 8日 | 0日 | 11日(水)が最初の開催 |
| 4月 | 9日 | 5日 | |
| 5月 | 10日 | 0日 | |
| 6月 | 9日 | 1日 | |
| 7月 | 9日 | 3日 | |
| 8月 | 11日 | 11日 | 全日程がナイター |
| 9月 | 9日 | 2日 | 22日に白山大賞典 |
| 10月 | 11日 | 0日 | |
| 11月 | 11日 | 4日 | 3日にJBC |
| 12月 | 10日 | 5日 | 27日(日)が年内最終 |
※2026年10月時点で、地方競馬全国協会の月別開催日程から数えた
2026年は合わせて97日で、そのうち31日がナイターだ。ナイターの愛称は「百万石かがやきナイター」で、地方競馬全国協会の案内では時期を決めない「不定期」の扱いになっている。夏の8月に集中しているが、4月や11・12月にもある。
ナイターの日は、第1レースの発走が14時ごろになる。ふだんの開催日は12時ごろだ(2026年10月時点)。
金沢のレースは、競馬場や場外発売所のほか、SPAT4・楽天競馬・オッズパークや、JRAのネット投票(即PAT。日によって一部のレースのみ)でも買える。登録から入金までの流れは「地方競馬のネット投票の方法」で比べている。馬券の種類では、1・2着の枠番を着順どおりに当てる枠単(枠連単)を、金沢のレースで発売している。
入場料・席・場内の施設
入場料と開門時刻
入場料は100円だ。開門は11時で、JRAの全レースを発売する日は9時になる(2026年10月時点)。
| ふだんの開催日 | ナイターの日 | JRA全レース発売日 | |
|---|---|---|---|
| 開門 | 11時 | 11時 | 9時 |
| 金沢のレースの発売開始 | 11時 | 12時 | 12時 |
| 第1レースの発走 | 12時ごろ | 14時ごろ | 14時ごろ |
※2026年10月時点。レースの番組で変わることがある
入場門のすぐ隣には外向発売所があり、本場開催日の11時(JRAの全レース発売日は9時)から17時まで、入場せずに馬券を買える。入場無料の開催日は営業しない。
特別観覧席と畳席
スタンドは5階建てで、冷暖房がある。一般の観覧席(1,243席)は全席自由で、有料の特別観覧席は2階にある。
| 席 | 数 | 料金 |
|---|---|---|
| 特別観覧席 シングル席 | 362席 | 1,000円 |
| 特別観覧席 ボックス席(定員4人) | 8席 | 4,000円 |
| 3階 畳席 | ― | 無料 |
※2026年10月時点。特別観覧席は全席指定・全席禁煙で、ほかに車いす席が1席ある。指定券は2階の特別観覧席入口の横の窓口で売る
ボックス席には、対面型ソファとL字型ソファの2種類がある。3階の畳席は、お座敷になった無料の観覧席だ。
場内の施設
| 施設 | 内容 |
|---|---|
| 大型ビジョン | 着順を映す大型映像装置で、加賀百万石をイメージした瓦屋根が付いている |
| 芝生広場 | コースの内側の広場。滑り台などの遊具があり、本場開催日の17時まで使える。専用通路から、ここだけ無料で入ることもできる |
| ポニー乗馬 | 本場開催の日曜・祝日に芝生広場で行う。4歳以上〜小学2年生で体重20kg未満の子どもが無料で乗れる |
| ハッピーくんふわふわ | マスコット「ハッピーくん」の形をした遊具。本場開催の日曜・祝日に、入場門の近くで行う |
| キッズルーム | 小さな子どもが遊べる部屋 |
| 女性休憩室・ベビールーム・救護室 | 1階にある |
※2026年10月時点。ポニー乗馬とふわふわ遊具は、天候や暑さで中止になる日がある
JBCの日(2026年11月3日)に行くとき
2026年11月3日のJBCの日は、ふだんの開催日と入場の決まりが大きく違う(2026年10月20日の案内)。
- 開門は10時で、入場料は無料。来場者が多いときは入場を制限することがある
- 競馬場と周りの駐車場は、8時30分まで立ち入り禁止。夜や早朝から並んで待つことも禁止されている
- 競馬場の駐車場は予約した車しか使えない(周辺駐車場の予約は抽選制)
- 無料の臨時シャトルバスが、JR金沢駅の西口(港口)バスターミナルから8時の初便のあと随時出る(競馬場からの最終便は19時30分の予定)。金沢駅にJBC用の駐車場はない
- 石川県庁・運転免許センターなど4つのルートのパーク&ライド駐車場は、当日8時から先着順で使え、8時30分からシャトルバスで競馬場へ行ける
- 特別観覧席の販売、外向発売所での発売、JBC競走の前日発売はない。ポニー乗馬とふわふわ遊具も行わない
- 場内では一部を除き電子マネーが使えず、キャッシュコーナーもない
当日に発売するのは、金沢と門別の全レースだ。県や市などの自治体が主催する地方競馬の成り立ちは、「地方競馬とは」にまとめた。
同じ右回りでも、岐阜県の笠松競馬場は1周1,100mと金沢より100m短く、名古屋と日をずらして昼の開催だけを行う。行き方とオグリキャップ記念などの重賞は「笠松競馬場ガイド」で紹介している。
よくある質問
- 金沢競馬場への行き方は?
- JR金沢駅の金沢港口(西口)バスターミナル1番乗り場から、無料のファンバスが出ている。上諸江を通って競馬場まで約25分だ。車なら北陸自動車道の金沢東ICから約10分(2026年10月時点)。
- 金沢競馬場の入場料はいくら?
- 100円だ。2階の特別観覧席はシングル席が1,000円、ボックス席が4,000円(2026年10月時点)。2026年11月3日のJBCの日は入場無料で、特別観覧席は販売しない。
- 2026年のJBCはいつ、どこで行われる?
- 2026年11月3日(祝・火)に金沢競馬場で行われる。JBCレディスクラシック(1,500m)、JBCスプリント(1,400m)、JBCクラシック(2,100m)の3競走で、格付けはどれもJpnⅠ。
- 金沢競馬場は冬も開催している?
- 冬は休催する。2026年は1月と2月に開催がなく、3月11日から開催が始まった。12月は27日(日)までの予定だ(2026年10月時点の月別開催日程による)。
- 金沢競馬場のコースの特徴は?
- 右回り1周1,200mのダートで、直線は286m、そのうちゴールまでは236m。幅員20m、高低差はなく、4つのコーナーすべてにポケットがあって、どのコーナーも発走地点になる。





