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宝塚記念2018の競馬予想分析…外国馬ワーザーが激走?3つの根拠

(C)arima0208

香港最強馬がここで――。

2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。復活を期するサトノダイヤモンドとキセキ、海外で安定的な活躍を見せるヴィブロスが出走を予定する。そんな中、21年ぶりに外国馬が宝塚記念に参戦する。それが香港最強馬の呼び声高いワーザーだ。

ワーザーの前走は国際GⅢのライオンロックトロフィーだったが、鼻出血で3か月の間隔が開いていたこと、すでに宝塚記念を見据えていたこと、苦手とするマイル戦で60キロを背負わされたこともあり、6着に敗れたが明らかにノーカウントと言っていい。本来の目標はクィーンエリザベスⅡ世カップだったが、鼻出血で回避し、宝塚記念への参戦につながった。

21年前はオーストラリアのセトステイヤーが参戦し9着に終わった。セトステイヤーのオーナーは日本人という話はあまり知られていない。その1頭だけしかこれまでに参戦していない中、ワーザーが挑戦する。中距離で活躍する香港馬の参戦機会はここ最近あまりないが、だからこそ、ここは侮ることができない。外国馬があまり活躍できていない今、ここで結果を出す。


要素① 抜きんでる中距離実績

これまでのワーザーの成績は、30戦10勝である。その10勝の中で2000メートル以上は実に7勝を挙げている。その中には日本馬3頭が参戦し、ワーザーが2着に4馬身差の圧勝を見せた2016年のクイーンエリザベスⅡ世カップや香港ゴールドカップなども含まれている。2017年の香港カップこそ2着に終わったが、日本馬3頭には完勝している。

香港の年度代表馬にもなるほど、この馬の実力はすでに証明されている。しかも、今年行われた香港ゴールドカップは香港レコードを上回っての決着となり、タイムワープの2着だったもののワーザー自身もこれまでのレコードを更新しての走りだった。

決して衰えているわけではなく、香港で勝利経験があるネオリアリズムを倒している。しかも今年は有力馬が順調さに欠き、未知数な面が多い。終わってみれば香港での力を証明しただけということになっても不思議ではない。

要素② 安定のボウマン騎手

ワーザーは元々シンガポールやオーストラリアで走っていたが、香港のクラシックシーズンに合わせるように移籍し、香港ダービーを制する。この時にダービー馬に導いたのがボウマン騎手だ。ボウマン騎手はワーザーが香港へ移籍してから11戦コンビを組んだが、5勝しているだけでなく4着以下が1回もない。

ボウマン騎手の力量は日本の競馬ファンなら重々把握している。去年のジャパンカップはシュヴァルグランで勝利するなど、日本の競馬にも非常に慣れている。馬も申し分なければ、騎手も全く問題ない。ケチをつける要素が何1つないコンビと言える。

要素③ 馬場悪化の可能性

宝塚記念は6月の終わり、梅雨真っ盛りの時期に開催される。そのせいで稍重や重での馬場状態で競馬が行われる。良馬場でもペースがかなり遅く流れ、時計勝負になる時とならない時の差が激しい。今週は天候が良くないことや土日まで微妙な天気が続く。たとえ良馬場でレースが行われたとしても、パンパンの良馬場のようなことにはならない可能性が高い。

ワーザーにとってみれば、雨が降ることはとてもプラスだ。香港の馬場が力がいるというのもあるが、この馬自身が馬場の悪化に強い。これまでのキャリアでは4回経験しているが、そのうち2勝2着1回3着1回とこちらも安定した成績を残す。シンガポールやオーストラリアの成績を含み、香港では1回だけ稍重のレースを走ったが、その時が2016年のクイーンエリザベスⅡ世カップだ。その時のパフォーマンスは圧巻だった。

少なくとも2000メートル2分フラットで走る力量があれば、2200メートルでもそれなりに走る。宝塚記念で時計勝負になる可能性は低い。ならば、この馬にもチャンスは十分ある。

まとめ

外国馬が参戦しても、ジャパンカップでの一方的な成績もあってか軽視する動きが強い。ましてそれが短距離やマイル以外となればさらに強まる。ワーザーは鼻出血のアクシデントもあって、春の大目標を宝塚記念に設定した。順調にメニューを消化し、万全を期することができるように調整を続けている。一発があっても全く問題ではない。

サトノダイヤモンドもキセキも春競馬では結果を出せていない。去年の勝ち馬サトノクラウンもそれは同じだ。絶対王者のキタサンブラックですら去年は唯一ここで惨敗を喫した。自在力があり、何頭もの日本馬を倒してきたワーザーがここで勝利を収めてもおかしくない。そして、クイーンエリザベスⅡ世カップと宝塚記念の両睨みをする陣営が多く出て、レベルを上げてもらいたい。


宝塚記念2018の競馬予想分析、結果発表!回収率220のデータ該当馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。ヴィブロス、サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、サトノクラウン、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

近年ではすっかり暮れの風物詩として定着したGⅠ・有馬記念と並ぶ上半期のグランプリ競走として阪神競馬場のある兵庫県宝塚市をレース名の由来に1960年からはじまったのが宝塚記念だ。

宝塚記念では1999年から宝塚記念だけで使用されるファンファーレが採用されるようになり、盛り上がりを見せるが、現在の中央競馬では専用ファンファーレは他に中京競馬場で毎年行われている名鉄杯しかなく非常に珍しい。

又、当時の最強馬テイエムオペラオーの2着に屈し続けたメイショウドトウが遂にテイエムオペラオーに先着し優勝した2001年のレースや昨年2017年の単勝1.4倍のキタサンブラックが9着に敗退したレースなど記憶に残るレースが多いことでも知られている。

2018年の宝塚記念はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。(対象データ:2008年~2017年に行われた宝塚記念)


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 7歳馬以上は消し!
ポイント3 レース間隔3-9週以外は消し!
ポイント4 前走4番人気以下は消し!
ポイント5 上がり3F・6位以下は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は消し!

宝塚記念ではこれまでの実績に加え、上半期の最後を飾るレースということで馬の状態を把握しやすいこともあり三連単は毎年万馬券とはいえ実力のある馬が比較的順当に活躍できている。そのため、人気別に集計した場合、単勝が9番人気以下になるような馬の成績は芳しくない。

馬名人気予想オッズ
アルバート16166.2
ヴィブロス25.1
キセキ35.2
サイモンラムセス1476.9
サトノクラウン68.7
サトノダイヤモンド14.7
ステファノス1124.3
ストロングタイタン916.6
スマートレイアー1357.1
ゼーヴィント1023.2
タツゴウゲキ15163.0
ダンビュライト57.6
ノーブルマーズ1241.6
パフォーマプロミス46.7
ミッキーロケット814.1
ワーザー713.6

人気薄・単勝9番人気以下の出走馬は……

アルバート
サイモンラムセス
ステファノス
ストロングタイタン
スマートレイアー
ゼーヴィント
タツゴウゲキ
ノーブルマーズ

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 7歳馬以上は消し!

次に年齢別で集計すると、成長途上の4歳馬や脂が乗っている5歳馬・6歳馬の活躍が宝塚記念では中心となっている。そのため、一部の晩成型を除き競走馬としてのピークが過ぎつつある7歳以上の高齢馬は人気になっていても結果が伴ってこず、不振が目立つ。

馬名馬齢
アルバート7
ヴィブロス5
キセキ4
サイモンラムセス8
サトノクラウン6
サトノダイヤモンド5
ステファノス7
ストロングタイタン5
スマートレイアー8
ゼーヴィント5
タツゴウゲキ6
ダンビュライト4
ノーブルマーズ5
パフォーマプロミス6
ミッキーロケット5
ワーザー7

7歳以上の馬は……

アルバート
サイモンラムセス
ステファノス
スマートレイアー
ワーザー

ここではこの馬たちが消える。

ポイント3 レース間隔3-9週以外は消し!

レース間隔からポイントを探すと宝塚記念の前、3-9週で一度出走した馬のほうが優秀な成績を残している。はじめから宝塚記念に挑戦する前提で陣営がスケジュールを立てじっくりと調整を進めてきた実力馬が結果を出せていることがわかる。


馬名レース間隔
アルバート8
ヴィブロス12
キセキ13
サイモンラムセス3
サトノクラウン12
サトノダイヤモンド12
ステファノス7
ストロングタイタン3
スマートレイアー8
ゼーヴィント4
タツゴウゲキ3
ダンビュライト8
ノーブルマーズ4
パフォーマプロミス4
ミッキーロケット8
ワーザー

レース間隔3-9週以外の馬は……

ヴィブロス
キセキ
サトノクラウン
サトノダイヤモンド

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 前走4番人気以下は消し!

比較的各馬の実力関係が事前にわかる宝塚記念では、前走でもある程度人気が上位に支持されている馬が活躍することが多く、前走でも単勝4番人気以下になるような馬が好走した例は少ない。

馬名前走人気
アルバート6
ヴィブロス
キセキ1
サイモンラムセス4
サトノクラウン
サトノダイヤモンド3
ステファノス3
ストロングタイタン4
スマートレイアー12
ゼーヴィント3
タツゴウゲキ5
ダンビュライト
ノーブルマーズ10
パフォーマプロミス1
ミッキーロケット9
ワーザー

前走4番人気以下の馬は……

アルバート
サイモンラムセス
ストロングタイタン
スマートレイアー
タツゴウゲキ
ノーブルマーズ
ミッキーロケット

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 上がり3F・6位以下は消し!

レベルの高い馬が集結するGⅠレースともなると600m/上がり3Fのタイムも前走で上位5位以内にくるような切れ味を持った馬が活躍できる傾向にある。

馬名前走上がり3F順位
アルバート9
ヴィブロス
キセキ13
サイモンラムセス5
サトノクラウン
サトノダイヤモンド6
ステファノス6
ストロングタイタン1
スマートレイアー2
ゼーヴィント1
タツゴウゲキ9
ダンビュライト
ノーブルマーズ8
パフォーマプロミス5
ミッキーロケット3
ワーザー

上がり3F・6位以下の馬は……

アルバート
キセキ
サトノダイヤモンド
ステファノス
タツゴウゲキ
ノーブルマーズ


ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

ダンビュライト
パフォーマプロミス

今回の激走馬候補は2頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


宝塚記念2018の最終追い切り分析…サトノダイヤモンドらの調教評価は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、サトノクラウン、ヴィブロス、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は出走各馬の調教にフォーカスしていく。どんなに能力の高い馬であっても、出走した時の状態が良くなければ100パーセントのパフォーマンスを発揮することは難しい。仮に有力馬の状態が100%でないなら、多少実力が劣る馬であっても台頭してくる可能性は十分に考えられる。特に重賞の場合、各馬の実力が拮抗している。このため、状態一つで着順が入れ替わることは珍しくない。

陣営にとっては「いかにいい状態で出走させられるか」が、馬券を買うファンにとっては「いかに状態を見極められるか」がレースのカギを握ってくるのだ。

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

サトノダイヤモンド・牡5歳(ディープインパクト・栗東・池江厩舎)

評価A

6月14日一週前追い切り栗東CWコース(良)

6F82秒5―67秒0―51秒9―38秒1―11秒4

シロニイ(3歳上1600万下)を0.3秒差一杯に追走して0.6秒先着、不甲斐ない前走を払拭するような動きを見せた。併せ馬で闘争本能を掻き立てるように走らせ、本来の姿に近づいてきた。

追われるまでは終始折り合いに専念してゴーサインが出れば僚馬を置き去りにして好タイムで入線。最終追い切り次第だが復活に期待が持てる一週前追い切りだった。

6月20日最終追い切り栗東CWコース(重)

6F85秒22―67秒9―51秒4―38秒3―11秒5

内にクライムメジャー(3歳上1600万下)、外にシロニイ(3歳上1600万下)の形で3頭併せを敢行、先行したシロニイをパスすると直線はクライムメジャーとびっしりと併せる形になった。合図が入るとラスト1Fは上々の伸びを見せた。

反応、フットワークともに良く、クライムメジャーに半馬身、シロニイには3馬身の差をつけて入線。動きを見る限り今年最高の出来、本来の実力は発揮できそう。

ヴィブロス・牝5歳(ディープインパクト・栗東・友道厩舎)

評価A-

6月13日一週前追い切り栗東CWコース(良)

6F80秒8―64秒8―49秒7―36秒0― 11秒2

ルタンデュボヌール(3歳上500万下)を1.7秒差一杯に追走して0.8秒先着。一週前追い切りでラスト1F11.2の破格のタイムをマーク。格下相手とは言え、ラストの仕掛けだけで完全に突き放した。状態面だけから見ればほぼ仕上がっている。

6月20日最終追い切り栗東坂路(重)


4F58秒7―41秒9―27秒7―13秒8

一週前にびっしり追っているため、坂路を馬なりで流すだけの最終追い切りとなった。海外遠征帰りだが、馬体の張りや毛づやは悪くない。見えない疲れはわからないが動きや馬体からは不安はなさそうで、それなりの力は発揮できる。

キセキ・牡4歳(ルーラーシップ・栗東・角居厩舎)

評価B+

6月17日一週前追い切り栗東CWコース(良)

5F69秒2―53秒2―39秒0―12秒1

単走馬なり、先週に続いて2週続けてデムーロ騎手が騎乗しての追い切りとなった。時計の出やすい馬場状態だったが、頭を沈めて走る姿は本調子が近い雰囲気を受けた。前走から3ヶ月、菊花賞の疲れも完全に取れてここが勝負となりそうな雰囲気が出ている。

6月20日最終追い切り栗東CWコース(重)

5F64秒8―51秒0―38秒2―12秒4

前走から3ヶ月となるため、乗り込み量は相当になっている。陣営のこのレースに掛ける意気込みは半端なく強そうだ。日経賞では折り合いを欠いてしまいレースにならなかったため、調整は折り合い重視となった。

最終追い切りは単走でウッドコースを軽快に走り切った。動きは悪くなく、馬場状態が不問なタイプなので当日のテンションが鍵を握りそう。


ダンビュライト・牡4歳(ルーラーシップ・栗東・音無厩舎)

評価A-

6月13日一週前追い切り栗東坂路(良)

4F51秒6―37秒2―12秒4

先週と同様にミッキーロケット(3歳上オープン)との併せ馬を0.2秒一杯に追われて先行して同時入線。両馬ともに出走予定のため熱の入った追い切りとなった。海外遠征帰りだが、しっかりと乗り込まれている。一週前では好時計をマークするも僚馬の方が動きがよく見えた。

6月20日最終追い切り栗東坂路(重)

4F51秒1―37秒0―24秒4―12秒5

一週前同様に坂路での併せ馬で追い切られた。相手はどちらもミッキーロケットだったが、相手の動きが良すぎて先着を許した。ただし、この馬の動きとしては上々で、軽快に好時計をマークしている。落ち着きもあって折り合いの心配もなさそう。

サトノクラウン・牡6歳(Marju・美浦・堀厩舎)

評価B+

6月14日一週前追い切り美浦南Wコース(良)

5F65秒4―50秒9―37秒4―12秒8

レイダー(3歳上1000万下)を0.6秒差追走して直線一杯に追うも、0.1秒遅れて入線。僚馬には遅れたものの、ウッドコースでの自己ベストを更新する好時計。もともと調教は動かないため、併走遅れは折り込み済み。

6月20日最終追い切り美浦南Wコース(稍重)

5F68秒5―53秒2―38秒9―13秒1

直線は内にアヴィオール(3歳500万下)、外にリリーバレロ(3歳未勝利)と、2頭に挟まれて3頭併せでの最終追い切り。外を1馬身差を追い掛け、内には1馬身先行してスタートし、直線は外を確実にとらえて同時入線、内は寄せ付けずに1馬身差をつけた。馬場状態が良くないことを考慮すればタイムは合格点、一週前の併走遅れから見れば状態は相当に上向いた。


宝塚記念2018の競馬予想分析…GI初制覇は?パフォーマプロミスを読み解く3つの視点

(C)yusukekeiba

6月24日、阪神競馬場で行われる宝塚記念には、上半期のグランプリだけに東西の有力馬が一同に顔を揃えるレースとなりそうだ。ファン投票1位から出走となるサトノダイヤモンドが昨年の阪神大賞典以来となる約1年ぶりの勝利を目指す。また競馬界を席巻する最強4歳世代からは、キセキとダンビュライトがエントリー。

昨年の菊花賞馬に加えて、4歳世代のクラシックを賑わした素質馬にも注目が集まる。その他にもGI馬のサトノクラウン、ヴィブロスや香港馬ワーザーなど楽しみな馬達が出走を予定している。

そんな多くの有力馬の中で今回は、パフォーマプロミスに焦点を当てることにする。前走の目黒記念では、内伸びの馬場を外から追い込み3着と前哨戦としては申し分ない内容。6歳馬ながら初のGI挑戦となるパフォーマプロミスを3つの視点から紐解いていこう。


視点①ステイゴールド産駒

パフォーマプロミスはステイゴールド産駒である。過去10年におけるステイゴールド産駒の成績だが、述べ13頭の挑戦のうち、4頭で5勝を挙げる良績を残している。
勝率・連対率・複勝率は共に38.5%を記録している。

2009年宝塚記念1着馬ドリームジャーニー(ステイゴールド産駒)
2010年宝塚記念1着馬ナカヤマフェスタ(ステイゴールド産駒)
2012年宝塚記念1着馬オルフェーヴル(ステイゴールド産駒)
2013年宝塚記念1着馬ゴールドシップ(ステイゴールド産駒)
2014年宝塚記念1着馬ゴールドシップ(ステイゴールド産駒)

抜群の相性を誇るステイゴールド産駒であるパフォーマプロミスを宝塚記念を考察する上で、軽視することはできないだろう。

視点②藤原厩舎×戸崎騎手

今年の皐月賞をエポカドーロで制したコンビでもある藤原厩舎と戸崎騎手のコンビが宝塚記念でもタッグを組む。関西の厩舎と関東の所属騎手である両者だが、このコンビは非常に期待値の高いコンビといえる。過去5年のうち、計107回記録している同コンビにおける成績が以下の通りである。

勝率連対率複勝率
22.4%38.3%50.5%

ご覧の通り、2回に1回は馬券に絡んでいる組み合わせといえ、期待値は高い。馬券を組み立てる上で、宝塚記念に限らず今後も信頼することができるコンビといえるだろう。

視点③先行馬

宝塚記念の舞台となる阪神・芝2200mは、外回りコースではなく内回りコースを使用することからも、先行馬による激走が目立つレースである。ゴール直前で上り坂を越えるコース設計ということもあり、最後の直線で各馬脚色が一緒になってしまうことが挙げられるだろう。

2015年の優勝馬であるラブリーデイも2番手から抜け出す競馬で見事勝利を収めている。過去10年における先行馬(4角4番手以内の馬)の成績であるが、複勝率で31%を超えており、宝塚記念でも先行馬が有利であることは明白のレースだ。

以上のことからも初の重賞制覇となった日経新春杯で3番手から抜け出す強い競馬を披露するなど、先行力を活かしたレースぶりを覗かせるパフォーマプロミス。正に宝塚記念で激走が期待できる脚質の持ち主ともいえる

まとめ

如何だったろうか?血統、調教師×コンビ、脚質と3拍子の好材料が揃っているパフォーマプロミス。初のGI挑戦になるものの、充実期を迎えGIでも戦える実力は兼ね備えている馬である。陣営サイドとしても今後の更なる飛躍に向け、メイチの仕上げで臨んでくるはずだ。今年の宝塚記念では、果たしてどのような結末が用意されているのか。週末の競馬開催を待つことにしよう。


宝塚記念2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率5割超、回収率220超

(C)yusukekeiba

2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。ヴィブロス、サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、サトノクラウン、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝別では1番人気・2番人気・6番人気・8番人気が各2勝ずつと上半期の総決算とも言えるレースを狙って出走してきたレベルの高い馬同士の争いが人気だけでは判断できない結果となっていることがわかる。

そのため三連単は過去10年すべて万馬券、2014年と2015年は10万円を超える配当、昨年2017年も武豊騎手騎乗のキタサンブラックが敗退し単勝3番人気→5番人気→4番人気の組み合わせで決まったことで70,420円と高配当になった。2018年の宝塚記念はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?(対象データ:2008年~2017年に行われた宝塚記念)


ポイント1 極端な人気薄は消し!

宝塚記念ではこれまでの実績に加え、上半期の最後を飾るレースということで馬の状態を把握しやすいこともあり三連単は毎年万馬券とはいえ実力のある馬が比較的順当に活躍できている。そのため、人気別に集計した場合、単勝が9番人気以下になるような馬の成績は芳しくない。

人気着別度数
9-17人気0- 2- 2- 60/ 64
人気勝率複勝率単回値複回値
9-17人気0.0%6.3%058

先にも触れたとおり、単勝8番人気は過去10年で2勝(2010年ナカヤマフェスタ、2016年マリアライト)しているが、9番人気以下になると一転して成績が下降し、直近2年では馬券圏内に入ってきていないことからの基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、8番人気以内を対象に集計

ポイント2 7歳馬以上は消し!

次に年齢別で集計すると、成長途上の4歳馬や脂が乗っている5歳馬・6歳馬の活躍が宝塚記念では中心となっている。そのため、一部の晩成型を除き競走馬としてのピークが過ぎつつある7歳以上の高齢馬は人気になっていても結果が伴ってこず、不振が目立つ。

馬齢着別度数
7歳以上0- 0- 0- 6/ 6
馬齢勝率複勝率単回値複回値
7歳以上0.0%0.0%00

人気に関係なく集計した場合でも過去10年で延べ26頭が挑戦して2009年に岩田康誠騎手が騎乗し単勝7番人気4着となった当時8歳馬カンパニーが最高着順となっている。

ポイント3 レース間隔3-9週以外は消し!

レース間隔からポイントを探すと宝塚記念の前、3-9週で一度出走した馬のほうが優秀な成績を残している。はじめから宝塚記念に挑戦する前提で陣営がスケジュールを立てじっくりと調整を進めてきた実力馬が結果を出せていることがわかる。

レース間隔着別度数
3-9週以外1- 1- 1-13/16
レース間隔勝率複勝率単回値複回値
3-9週以外6.3%18.8%5644

昨年2017年は中12週の間隔が空いたサトノクラウンが前走GⅠ・大阪杯6着敗退から出走しM.デムーロ騎手とのコンビで見事に勝利を飾っているが、ドバイ遠征帰り以外の長期休養明けで3着以内に入ったのは過去10年で唯一の例となった。

ポイント4 前走4番人気以下は消し!

比較的各馬の実力関係が事前にわかる宝塚記念では、前走でもある程度人気が上位に支持されている馬が活躍することが多く、前走でも単勝4番人気以下になるような馬が好走した例は少ない。

前走人気着別度数
4番人気以下1- 1- 1-17/20
前走人気勝率複勝率単回値複回値
4番人気以下5.0%15.0%3576

前走単勝4番人気から宝塚記念で巻き返すことができた馬のほとんどは前走が天皇賞・春やヴィクトリアマイルといったGⅠレースであった。

ポイント5 前走上がり3F・6位以下は消し!

レベルの高い馬が集結するGⅠレースともなると600m/上がり3Fのタイムも前走で上位5位以内にくるような切れ味を持った馬が活躍できる傾向にある。

前走上がり3F順位着別度数
6位以下0- 1- 3-18/22
前走上がり3F順位勝率複勝率単回値複回値
6位以下0.0%18.2%089

昨年2017年に横山典弘騎手が騎乗して単勝5番人気2着となった2015年の有馬記念馬ゴールドアクターは前走での上がり3F順位は良くなかったが、宝塚記念では勝ち馬サトノクラウンに並ぶ最速タイムを出せていた。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
8- 6- 4-17/35
勝率複勝率単回値複回値
22.9%51.4%316124

なんと、好走率は5割超、回収率も220%を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


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