キーンランドC2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年8月29日、札幌競馬場でキーンランドカップ(GⅢ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるメイケイエール、ミッキーブリランテ、レイハリア、ロードアクア、ダイアトニックらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

函館開催だった2013年を除く過去10年のデータを参考にしていく。


キーンランドカップの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は3回、3着は1回。人気馬の信頼度としては平均的で、軸が堅いとは言いにくい。

大穴が突っ込んでくる可能性はやや薄めだが、伏兵馬が突っ込んでくる可能性も十分にあり、取捨選択が重要である。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 牝馬の取捨選択

牝馬(7- 3- 6-41)
勝率 12.3% │ 複勝率 28.1%

先週の北九州記念で九州産馬の牝馬ヨカヨカが制したが、サマースプリントシリーズは相変わらず牝馬が強い。このレースはその傾向が如実に出ていることがよくわかる。

傾向としては前走がサマースプリントシリーズのいずれかの重賞を使って3番人気以内もしくはコンマ5秒負けまで、あとは前走GⅠを使った組、前走3勝クラスで1着。レベルが高くなると求められるものも多い。

メイケイエールは前走桜花賞だが、実はクリアしているのはこの馬だけ。レイハリアは葵ステークス1着だが、前走がGⅠ以外だった重賞組のほとんどはサマースプリントシリーズ組。1着でもどうか。メイケイエール自体も不安定な馬なので、10年に1度はある「牡馬独占」も想定するべきか。

予想参考データ② 斤量57キロ以上の馬の取捨選択

メイケイエールなどの軽ハンデが気になるところだが、スプリンターズステークスの前哨戦でもあるので、実力馬がここを使うことが多く、斤量を背負った馬もそれなりに来ている。

斤量57キロ以上の馬の傾向としては、基本的に前走1番人気もしくは1着が目立つ。たまに昔取った杵柄で斤量を背負い続ける馬がいるが、一応勢いのある実力馬を狙いたい。

ダイアトニックは11カ月の休み明けで、前回がスプリンターズステークス。去年のキーンランドカップは1番人気で敗れている。これをどのように捉えるか。58キロのカツジはコンマ1秒差の5着。シュウジは前走ダート戦で、さすがに厳しいか。

予想参考データ③ 人気馬たちの前走レベル

メイケイエールの前走は桜花賞。スタートが悪く、そこのけそこのけと言わんばかりに前に飛び出していき、速い流れに持ち込む。先頭こそ立ったが余力は一切残ってなく、当然のシンガリ負け。しかし、この馬からするとマイルでも長く、短距離が合っているのは間違いない。問題は休み明けと洋芝だが。

ミッキーブリランテやカツジらの前走は函館スプリントステークス。ビアンフェが10秒台を連発する逃げを打ち、本来なら止まってもおかしくないが、札幌の開幕週は馬場が走りやすかったか、これでも残る展開に。番手のカレンモエが2着とこれでは後ろはどうしようもない。ミッキーブリランテやジョーアラビカ、カツジとしては展開を突いたものの、ギリギリ届かず。今回はメイケイエールが暴走逃げになるかどうかで出番は変わるが、前走よりも条件は悪い。

レイハリアの前走は葵ステークス。こちらもペースは流れ、ほとんどの先行馬が崩れた。唯一残ったのがレイハリアだった。離れた2番手がマイペース逃げになった形で、ヨカヨカをハナ差下している。そのヨカヨカは北九州記念勝利。普通ならレイハリアの勝ち負けだが、休み明けと洋芝がどうか。メイケイエールと同じ心配ではあるが、こちらもこちらで盤石とは言い難い。

ロードアクアの前走はUHB賞。アスタールビーの逃げは緩く、34秒台の逃げに。アスタールビーこそ5着となったが、やはり前残り決着に。ロードアクアはいい場所にいながら11着。トップハンデでコンマ3秒負け11着、まさに大混戦だったことがわかるが、欲を言えばもう少し着を上げてほしかった。もし11着が嫌われるようなら切らないではいたいが。

ダイアトニックの前走はスプリントステークス。モズスーパーフレアとビアンフェの競り合いでペースはかなりのハイペースに。最後方にいたグランアレグリアやアウィルアウェイが届くのはまさに展開によるもの。ダイアトニックはどっちつかずの場所にいてパッとしない結果に。洋芝は合っており、休み明けもよく来る。一発があってもおかしくはない。

2021年の危険な人気馬は?

メイケイエールは人気になる見込みだが、平地再審査になる馬は普段と違う馬具などをつけて出るため苦戦しやすい。これは2012年の阪神大賞典で逸走、再審査を経て天皇賞春に参戦して惨敗したオルフェーヴルがそれだった。実力もスピードも認めるが、内枠を引いたのはマイナスかもしれない。キーンランドカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ミッキーブリランテは3つ目の消しデータに合致している。求めているのは前走と同じ展開だが、イマイチ突き抜けきれない。

反対にダイアトニックは危険なデータに一つも当てはまらない。休み明けは心配だが、実績的に気にしなくてよさそう。今年の牝馬は少し信用しがたく、牡馬だけで狙っていくのも今年に限っては面白いだろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ダイアトニックと言えそうだ。

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