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宝塚記念2017の予想データ分析…4つの血統傾向と不振種牡馬とは?

(C)馬空 – 競馬写真館

今週は阪神競馬場で春競馬の総決算・宝塚記念(GI/芝内回り2200m)が行われる。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。

過去10年好走馬血統

着順 種牡馬 母父馬
ディープインパクト エルコンドルパサー
キングカメハメハ サンデーサイレンス
ブラックタイド サクラバクシンオー
キングカメハメハ ダンスインザダーク
ディープインパクト キングカメハメハ
ディープインパクト フレンチデピュティ
ステイゴールド メジロマックイーン
ハーツクライ A.P. Indy
ディープインパクト Machiavellian
ステイゴールド メジロマックイーン
ディープインパクト Unbridled
ディープインパクト Bertolini
ステイゴールド メジロマックイーン
キングカメハメハ トニービン
マンハッタンカフェ Storm Cat
グラスワンダー トニービン
スペシャルウィーク Caerleon
King’s Best Platini
ステイゴールド タイトスポット
スペシャルウィーク Caerleon
グラスワンダー トニービン
ステイゴールド メジロマックイーン
グラスワンダー サンデーサイレンス
アグネスタキオン Chief’s Crown
フレンチデピュティ Woodman
オペラハウス ダンシングブレーヴ
スペシャルウィーク ノーザンテースト
エンドスウィープ サンデーサイレンス
オペラハウス ダンシングブレーヴ
エリシオ サンデーサイレンス

解説・分析:注目血統は?

近年の宝塚記念の注目血統を挙げるとするなら……

・ディクタス
・セントサイモン
・ダンジグ
・“ズブい”ディープインパクト産駒

宝塚記念はタフなシチュエーションで行われる。

・JRA中央4場で最もタフな阪神
・開催が進んで馬場が荒れる時期
・雨が多く、馬場の痛みやすい梅雨

など、タフな状況になりやすい要素が揃っている。

よって、好走するためには「いかにタフな競馬に対応できるか」が焦点になってくる。そうなると、血統的な“裏付け”を持っているかがとても重要になってくる。

まずディクタスから見ていこう。

ディクタスは暑い季節にめっぽう強い。現役時代、真夏に行われるフランスGIのジャック・ル・マロワ賞を制覇し、種牡馬としてサッカーボーイを輩出した。

サッカーボーイはマイルチャンピオンシップを勝っている。しかし、この馬が最高のパフォーマンスを発揮したのは夏に行われた2つのレースだった。

1998年7月3日の中日スポーツ賞4歳Sでは皐月賞馬(そして後の天皇賞秋馬)ヤエノムテキに完勝を収めた。

さらに8月下旬の函館記念ではメリーナイス、シリウスシンボリといったダービー馬2頭、そして牝馬クラシック2冠のマックスビューティを相手に5馬身差の圧勝を収めた。

サッカーボーイは種牡馬となり、ヒシミラクル(宝塚記念馬)らを輩出している。

明らかに真夏に強い血統といえるのだ。

さらにディクタスの血を受け継いでいる種牡馬といえば……

ステイゴールド

宝塚記念における“特注種牡馬”は、母父にディクタスの血を持っている。

オルフェーヴルやゴールドシップだけでなく、ナカヤマフェスタやドリームジャーニーも春のグランプリを制している。

その大きな要因となったのがディクタスの血であることは間違いない。

そしてセントサイモンとダンジグもタフな競馬に強い血だ。

セントサイモンは「史上最高のサラブレッド」と評される歴史的な大種牡馬だ。イギリスのリーディングサイアーに9回も輝いた実績があるように、圧倒的なスタミナと底力を持つ。

ダンジグは暑さにめっぽう強い系統で、持続力が持ち味だ。宝塚記念はタフなレースに加え、阪神芝内回り2200mという持続力が問われるコースで行われる。よって、ダンジグの血がカギになってくるわけだ。

なお、このセントサイモンとダンジグを合わせ持ったのがグランプリ親仔制覇を成し遂げたグラスワンダーである。

なお、この3つの血をすべて持っていた馬が、8番人気という低評価の中で宝塚記念を勝ったナカヤマフェスタだった。

父ステイゴールド(その母父ディクタス)
母父タイトスポット(セントサイモン系)
母母父デインヒル(ダンジグ系)

この3つの血に注目しない理由はないだろう。

なお、近年では“ズブいディープインパクト”の台頭も目立っている。例えば、母父にキングマンボの血が入ったディープインパクトは一瞬の切れ味が削がれる反面、タフな競馬に強い傾向にある。

昨年は母父エルコンドルパサーのマリアライトがドゥラメンテとキタサンブラックを下し、一昨年はデニムアンドルビーが大穴を開けた。

こちらにも注目していくべきだろう。

コース種牡馬別集計

種牡馬 着別度数
キングカメハメハ 3- 0- 4-20/27
マンハッタンカフェ 2- 2- 3- 8/15
ディープインパクト 1- 3- 3-28/35
ディープスカイ 1- 0- 0- 0/ 1
ハーツクライ 0- 2- 3-25/30
ブラックタイド 0- 0- 2- 1/ 3
ステイゴールド 0- 0- 1-15/16
種牡馬 勝率 複勝率 単回値 複回値
キングカメハメハ 11.1% 25.9% 200 88
マンハッタンカフェ 13.3% 46.7% 408 203
ディープインパクト 2.9% 20.0% 38 118
ディープスカイ 100.0% 100.0% 1200 530
ハーツクライ 0.0% 16.7% 0 43
ブラックタイド 0.0% 66.7% 0 193
ステイゴールド 0.0% 6.3% 0 23

※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

解説・分析:注目種牡馬は?

まずマンハッタンカフェ産駒の台頭が目立つ。また、1頭しか該当馬がいないものの、ディープスカイ産駒も単勝12倍ながら勝っている。

マンハッタンカフェは母父セントサイモン系、ディープスカイは母父ダンジグ系、母母父がセントサイモン系と、宝塚記念の注目血統を色濃く持っている。このあたりも好調の要因となっているのだろう。

一方でハーツクライ産駒は不振。またディープインパクト産駒は回収率こそいいものの、勝ちきれていない。このあたりも普通のコースとはやや違う部分だけに、注意したいところだ。

出走馬血統

キタサンブラック
ブラックタイド
系統 サンデー系
シュガーハート
母父 サクラバクシンオー
系統 Pギフト系
クラリティシチー
キングカメハメハ
系統 キングM系
タイキクラリティ
母父 スペシャルウィーク
系統 サンデー系
ゴールドアクター
スクリーンヒーロー
系統 ロベルト系
ヘイロンシン
母父 キョウワアリシバ
系統 アリダー系
サトノクラウン
Marju
系統 その他ND系
ジョコンダ2
母父 Rossini
系統 ミスプロ系
シャケトラ
マンハッタンカフェ
系統 サンデー系
サマーハ
母父 Singspiel
系統 サドラーズ系
シュヴァルグラン
ハーツクライ
系統 サンデー系
ハルーワスウィート
母父 Machiavellian
系統 ミスプロ系
スピリッツミノル
ディープスカイ
系統 サンデー系
バアゼルクローバー
母父 ラムタラ
系統 ニジンスキー系
ヒットザターゲット
キングカメハメハ
系統 キングM系
ラティール
母父 タマモクロス
系統 グレイS系
ミッキークイーン
ディープインパクト
系統 ディープ系
ミュージカルウェイ
母父 Gold Away
系統 ヌレイエフ系
ミッキーロケット
キングカメハメハ
系統 キングM系
マネーキャントバイミーラヴ
母父 Pivotal
系統 ヌレイエフ系
レインボーライン
ステイゴールド
系統 サンデー系
レーゲンボーゲン
母父 フレンチデピュティ
系統 ヴァイス系

なぜセイウンコウセイは惨敗したのか?函館スプリントSの3つ敗因

(C) Meteorshoweryn

GI馬がまさかの敗戦を喫した。

6月18日に函館競馬場で行われた函館スプリントステークス(GIII/芝1200m)で1番人気のセイウンコウセイ(牡4)が4着に敗れた。勝ったのは3番人気のジューヌエコールだった。

なぜ、高松宮記念の覇者はGIIIで敗れることになったのか? その理由を探っていこう。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

アドマイヤムーン
オブザーヴァント
母の父 Capote
母の母 PatentlyClear
性別
馬齢 4 歳
生年月日 2013年3月8日
毛色 栗毛
馬主 西山茂行
調教師 上原博之(美浦)
生産牧場 桜井牧場
産地 新ひだか町
馬名意味 冠名+恒星

圧倒的な人気を集めた背景

セイウンコウセイは2.1倍の圧倒的な人気を集めていた。

それもそのはず。彼は春のスプリントGI高松宮記念を制していた。上り調子の上がり馬、しかも4歳馬の賞金が夏に半減したことで、函館スプリントSには斤量56キロで出走がかなった。

GI馬が56キロで出走してくる。しかも2番人気に支持されているのは2戦連続で1秒以上の大敗を喫しているシュウジ、そして同じく3走連続で馬券に絡めていないジューヌエコールだったのだから、セイウンコウセイが人気に支持されたのも当然だろう。

しかし、結果として、セイウンコウセイは馬券に絡むことができなかった。一体なぜ、GI馬は凡走するに至ったのか?

凡走の理由① 血統の壁

もっとも大きな理由の一つが血統だと考えられる。レース前、競馬TIMES編集部では「人気馬セイウンコウセイの優勝が困難な3つの理由」と題し、検証記事を掲載していた。そちらから、引用していこう。

―――

まずはアドマイヤムーン産駒という点が引っかかる。

というのも、アドマイヤムーン産駒は今まで、一度も休み明けで重賞を勝ったことがないのだ。

間隔 着別度数
連闘 0- 0- 0- 1/ 1
2週 3- 1- 0- 14/ 18
3週 1- 3- 3- 24/ 31
4週 1- 0- 2- 22/ 25
5~ 9週 3- 1- 2- 38/ 44
10~25週 0- 6- 4- 20/ 30
半年以上 0- 0- 0- 0/ 0
間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘 0.0% 0.0% 0 0
2週 16.7% 22.2% 133 144
3週 3.2% 22.6% 110 128
4週 4.0% 12.0% 8 20
5~ 9週 6.8% 13.6% 38 38
10~25週 0.0% 33.3% 0 90
半年以上

重賞勝ちは間隔が2〜9週に集中している。2カ月半以上、間隔が空いた中で挑んだ重賞では(0−6−4−20)。複勝率は高いものの、勝ち切るまでには至っていない。

―――

セイウンコウセイは今回、約4カ月の休み明けだった。久々だったことがマイナスに働いた可能性は、十分に考えられる。

凡走の理由② 続・血統の壁

さらに血統的な面を掘り下げるなら、アドマイヤムーン産駒は函館芝1200mで散々な成績しか残せていない。

種牡馬 着別度数
アドマイヤムーン 3- 3- 1-42/49
勝率 複勝率 単回値 複回値
6.1% 14.3% 27 31

こちらは2014年以降に出走したアドマイヤムーン産駒全馬の成績だが、50頭近く走って勝ったのは3頭のみ。回収率を見ると、穴馬は全く走っていないことが分かる。

セイウンコウセイにとって、コースも決して合う条件ではなかったわけだ。

凡走の理由③ 厳しかった展開

そして何といっても展開が厳しすぎた。前後半600mのタイムを比較してみると……

32.2−34.6

なんと最初の3ハロンは32.2秒。いくら函館が高速馬場だったとはいえ、いかにハイペースだったかが分かる。

なお、テンの3ハロンのタイムは、やや重開催だった今年の高松宮記念はもちろん、良馬場開催だった昨年の高松宮記念やスプリンターズステークスを上回るペースだ。

このペースを2番手で追走したら、いくらなんでももたない。逃げたシュウジを筆頭に先行馬が全滅だったことが、展開の厳しさを示している。

むしろこのペースで4着に粘ったセイウンコウセイを称えるべき、とすら言えるレースだったわけだ。

まとめ

以上のように、セイウンコウセイにとって厳しい条件が揃ったレースだった。

しかし、逆に考えれば今後出走するレースは今回より条件が好転するはず。状態も上がっていくことだろう。

この敗戦を糧に、さらなる栄冠を勝ち取れるのか、注目されるところだ。


宝塚記念2017の最新予想オッズは?過去10年のデータ傾向を徹底分析

(C)Yushi Machida‏

今週は阪神競馬場で春競馬の総決算・宝塚記念(GI/芝内回り2200m)が行われる。

キタサンブラック、シュヴァルグラン、ゴールドアクターらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

出走馬のおさらいとともに、予想のポイント(過去の傾向、データ、血統、人気、枠順など)を考察していこう。

出走予定馬・登録馬

2017年 6月25日(日) 3回阪神8日目 11頭 [仮想出馬表]
【11R】  第58回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2200m・内 (B)

馬名 性齢 斤量
キタサンブラック 牡5 58
クラリティシチー 牡6 58
ゴールドアクター 牡6 58
サトノクラウン 牡5 58
シャケトラ 牡4 58
シュヴァルグラン 牡5 58
スピリッツミノル 牡5 58
ヒットザターゲット 牡9 58
ミッキークイーン 牝5 56
ミッキーロケット 牡4 58
レインボーライン 牡4 58

今年は少頭数になることが確定。かつ、キタサンブラックの1強ムードが漂っている。

想定・予想オッズ

人気 馬名 予想オッズ
1 キタサンブラック 1.4
2 シュヴァルグラン 8.5
3 サトノクラウン 10.7
4 シャケトラ 11.5
5 ミッキークイーン 18.2
6 ゴールドアクター 19.7
7 ミッキーロケット 34
8 レインボーライン 46
9 クラリティシチー 154
10 スピリッツミノル 159
11 ヒットザターゲット 178

キタサンブラックが圧倒的な1番人気に支持される見込み。続いてシュヴァルグランやサトノクラウンが追走する。サトノダイヤモンドなどの有力馬が回避したことで、キタサンブラックの1強、かつ2番人気以下は混戦になりそうだ。

過去5年好走馬

着順 人気 馬名 性齢
8 マリアライト 牝5
1 ドゥラメンテ 牡4
2 キタサンブラック 牡4
6 ラブリーデイ 牡5
10 デニムアンドルビー 牝5
11 ショウナンパンドラ 牝4
1 ゴールドシップ 牡5
9 カレンミロティック セ6
8 ヴィルシーナ 牝5
2 ゴールドシップ 牡4
5 ダノンバラード 牡5
1 ジェンティルドンナ 牝4
1 オルフェーヴル 牡4
2 ルーラーシップ 牡5
6 ショウナンマイティ 牡4

データ考察

過去10年のデータを抽出して傾向を探っていく。なお、週中には注目のデータをピックアップし、激走馬を導き出す考察を行っていく。そちらのチェックも見逃さないようにしよう!

人気別集計

人気 着別度数
1番人気 2- 4- 2- 2/ 10
2番人気 2- 2- 1- 5/ 10
3番人気 1- 1- 2- 6/ 10
4番人気 0- 0- 1- 9/ 10
5番人気 1- 1- 0- 8/ 10
6番人気 2- 0- 1- 7/ 10
7番人気 0- 0- 0- 10/ 10
8番人気 2- 0- 1- 7/ 10
9番人気 0- 1- 0- 9/ 10
10番人気 0- 1- 0- 9/ 10
11番人気 0- 0- 2- 8/ 10
12番人気 0- 0- 0- 9/ 9
13番人気 0- 0- 0- 8/ 8
14番人気 0- 0- 0- 8/ 8
15番人気 0- 0- 0- 6/ 6
16番人気 0- 0- 0- 6/ 6
17番人気 0- 0- 0- 3/ 3
18番人気 0- 0- 0- 1/ 1
人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 20.0% 80.0% 59 106
2番人気 20.0% 50.0% 100 78
3番人気 10.0% 40.0% 67 73
4番人気 0.0% 10.0% 0 19
5番人気 10.0% 20.0% 113 67
6番人気 20.0% 30.0% 278 94
7番人気 0.0% 0.0% 0 0
8番人気 20.0% 30.0% 629 188
9番人気 0.0% 10.0% 0 81
10番人気 0.0% 10.0% 0 64
11番人気 0.0% 20.0% 0 231
12番人気 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 0.0% 0.0% 0 0
14番人気 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0.0% 0.0% 0 0
18番人気 0.0% 0.0% 0 0

※以下、10番人気以内を対象に集計

春のグランプリというだけあって、基本的には上位人気馬で決着する。二桁人気馬が台頭することはほとんどない。

ただし、阪神芝内回り2200mという特殊なコースで行われるため、中波乱は起こりやすい。昨年も伏兵マリアライトがドゥラメンテとキタサンブラックを下した。上位人気馬を倒せそうな穴馬をピンポイントで見つけられるかどうかが一つのポイントとなりそうだ。

※以下、10番人気馬を対象に集計

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
3歳 0.0% 0.0% 0 0
4歳 10.5% 31.6% 133 62
5歳 13.3% 36.7% 163 120
6歳 10.0% 25.0% 124 86
7歳 0.0% 0.0% 0 0
8歳 0.0% 0.0% 0 0

明確に4〜6歳が中心であることが分かる。7歳以上になると、非常に厳しくなってくるため、評価を下げるのが無難だ。

斤量別集計

斤量 勝率 複勝率 単回値 複回値
~49kg
49.5~51kg 0.0% 0.0% 0 0
51.5~53kg
53.5~55kg
55.5~57kg 7.1% 42.9% 179 155
57.5~59kg 10.6% 25.9% 117 65
59.5~

宝塚記念では、古馬の牡馬は58キロを背負う。普段、背負うことのない斤量のため、面を食らう馬も多い。

牝馬も普段、背負いなれない56キロを背負うが、牡馬に比べると好成績を残す傾向にある。牝馬に注目してみる必要がありそうだ。

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg
400~419kg
420~439kg 40.0% 40.0% 644 102
440~459kg 9.1% 36.4% 29 222
460~479kg 9.5% 23.8% 211 60
480~499kg 6.3% 28.1% 79 68
500~519kg 12.5% 31.3% 35 44
520~539kg 7.7% 23.1% 104 45
540~ 0.0% 0.0% 0 0

通常であれば、競馬では馬体重が重たい馬のほうが有利な傾向にある。しかし、宝塚記念では軽い馬が好成績を残している。

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 8.3% 25.0% 113 55
2枠 0.0% 50.0% 0 73
3枠 7.7% 30.8% 51 141
4枠 0.0% 30.8% 0 60
5枠 0.0% 23.1% 0 84
6枠 23.1% 23.1% 166 49
7枠 0.0% 7.7% 0 8
8枠 29.4% 41.2% 486 124

注目されるのは、なんと過去10年で8枠の馬が5勝を挙げていることだ。

ナカヤマフェスタ
ゴールドシップ×2
ラブリーデイ
マリアライト

ゴールドシップのような人気馬だけでなく、ナカヤマフェスタ、ラブリーデイ、マリアライトといった伏兵が穴を開けている。特にナカヤマフェスタとラブリーデイはその後の充実ぶりを見ると“伏兵”と表現することがはばかられるものの、少なくともこの段階では主役ではなかった。そんな馬でも、8枠から勝ちきっているのだ。

6枠も3勝と、全体的に外が有利な結果が出ている。外枠の馬に注目してみてもいいかもしれない。

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 0.0% 0.0% 0 0
2番 11.1% 44.4% 151 88
3番 0.0% 40.0% 0 194
4番 0.0% 50.0% 0 132
5番 0.0% 33.3% 0 166
6番 14.3% 28.6% 95 118
7番 0.0% 11.1% 0 18
8番 0.0% 33.3% 0 46
9番 25.0% 37.5% 230 71
10番 16.7% 16.7% 48 23
11番 25.0% 50.0% 73 72
12番 0.0% 0.0% 0 0
13番 0.0% 0.0% 0 0
14番 0.0% 0.0% 0 0
15番 0.0% 0.0% 0 0
16番 40.0% 40.0% 786 164
17番 50.0% 100.0% 1890 435
18番 0.0% 0.0% 0 0

「外枠に注目」と書いたが、馬番別に見ると二桁馬番はそこまで好成績というわけではない。

ただし、今年は少頭数で行われることが確実になっているため、極端な外枠の傾向に関して気にする必要はないだろう。

脚質上り別集計

脚質上り 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 14.3% 42.9% 161 181
平地・先行 11.1% 36.1% 92 91
平地・中団 9.8% 19.5% 187 48
平地・後方 6.3% 25.0% 20 73
平地・マクリ
3F 1位 60.0% 100.0% 604 255
3F 2位 10.0% 40.0% 251 85
3F 3位 20.0% 40.0% 272 82
3F ~5位 11.1% 50.0% 141 138
3F 6位~ 0.0% 5.3% 0 24

前に行けば行くほど、好成績になっていることが分かる。ただし、上がり6位以下の馬がほとんど来ていないように、あくまでも前に行って末脚をまとめられることが条件になる。

前に行って惰性で粘り込むような馬が上位に来ることは難しいわけだ。

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 0.0% 0.0% 0 0
3週 6.3% 31.3% 88 124
4週 15.8% 31.6% 263 76
5~ 9週 12.8% 31.9% 128 85
10~25週 0.0% 12.5% 0 14
半年以上 0.0% 0.0% 0 0
初出走他
不明・他
明け2戦 10.0% 25.0% 257 85
明け3戦 13.3% 36.7% 113 77
明け4戦 9.1% 36.4% 60 186
明け5戦 0.0% 50.0% 0 85
明け6~ 15.8% 26.3% 171 65

注目されるのが、休み明けの馬の成績が良くないということだ。

宝塚記念は春の総決算、かつ馬場が荒れやすい梅雨の時期に、JRAの中央4場の中で最もタフな阪神競馬場で開催される。非常にタフなシチュエーションで行われるため、休み明けでレース感のない馬はなかなか上位に来られないのだ。

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 14.3% 42.9% 161 181
平地・先行 6.9% 24.1% 177 83
平地・中団 10.0% 26.7% 154 64
平地・後方 11.1% 27.8% 32 74
平地・マクリ 33.3% 33.3% 96 46
3F 1位 0.0% 14.3% 0 25
3F 2位 5.9% 41.2% 83 81
3F 3位 16.7% 16.7% 53 30
3F ~5位 29.2% 45.8% 418 142
3F 6位~ 0.0% 11.5% 0 68

「前走前々で競馬をした馬」かつ「上がりを5位以内にまとめられている馬」が好成績を残していることが分かる。宝塚記念における傾向(当日のレース傾向)とも合致しているため、この項目に合った馬を選んでいくことがポイントになりそうだ。

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 10.3% 27.6% 135 81
昇級戦 0.0% 0.0% 0 0
降級戦
新馬
未勝利
500万下
1000万下 0.0% 0.0% 0 0
1600万下
OPEN特別 100.0% 100.0% 3780 710
G3 9.1% 36.4% 129 170
G2 10.7% 21.4% 178 52
G1 8.5% 27.7% 33 65

あまり明確な傾向はないが、意外とOPやGIIIから歩みを進めてきた馬が結果を出している。

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離
±200以内 13.5% 29.7% 225 104
±400以内 11.5% 28.8% 209 89
±600以内 9.0% 28.4% 162 86
今回延長 7.5% 26.4% 86 81
今回短縮 12.8% 29.8% 167 71

あまり明確な傾向はないが、距離短縮馬のほうが勝ち切る可能性が高い、という点はデータとして出ている。

前走レース名別集計

前走レース名 勝率 複勝率 単回値 複回値
天皇賞春G1 12.9% 29.0% 51 60
金鯱賞G2 16.7% 33.3% 207 76
鳴尾記念G3 11.1% 44.4% 157 208
目黒記念HG2 16.7% 33.3% 418 90
メトロポH 100.0% 100.0% 3780 710
クイーG1 100.0% 100.0% 670 190
ヴィクトG1 0.0% 37.5% 0 132
DSCG1 0.0% 50.0% 0 57
QE2G1 0.0% 33.3% 0 56
安田記念G1 0.0% 16.7% 0 18
産経大阪G2 0.0% 0.0% 0 0
菊花賞G1 0.0% 0.0% 0 0
日経賞G2 0.0% 0.0% 0 0
エアCG1 0.0% 0.0% 0 0
東京優駿G1 0.0% 0.0% 0 0
中山記念G2 0.0% 0.0% 0 0
新潟大賞HG3 0.0% 0.0% 0 0
三木特H1000 0.0% 0.0% 0 0
阪神大賞G2 0.0% 0.0% 0 0
マイラーG2 0.0% 0.0% 0 0
エプソムG3 0.0% 0.0% 0 0
QESG1 0.0% 0.0% 0 0
DWCG1 0.0% 0.0% 0 0

ユニコーンステークス2017の予想分析、結果発表!好走率6割超のデータ該当馬は?

(C)MAZIMICKEY

今週は東京競馬場でユニコーンステークス(ユニコーンS/GIII/ダート1600m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 前走上がり6位以下は消し!
ポイント3 差し馬は消し!
ポイント4 前走条件クラスは消し!
ポイント5 前走芝は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は?

3歳のダート馬たちは出走できるレースが限られ、有力馬の多くはユニコーンステークスに歩みを進めてくる。

才能が集まるレースということは、強い馬が勝つ可能性が高いということ。よって、波乱は起こりにくい。

馬名
シゲルコング 15
ハルクンノテソーロ 6
ブルベアバブーン 14
リエノテソーロ 1
サヴィ 5
ラユロット 9
アンティノウス 4
サンライズノヴァ 2
シゲルベンガルトラ 8
サンオークランド 10
タガノカトレア 11
テイエムヒッタマゲ 13
ウォーターマーズ 7
トロピカルスパート 16
サンライズソア 3
トラネコ 12

人気薄は……

シゲルコング
ブルベアバブーン
サンオークランド
タガノカトレア
テイエムヒッタマゲ
トロピカルスパート
トラネコ

この馬たちがまずは消える。

ポイント2 前走上がり6位以下は?

東京コースといえば直線が長い。よって、芝並みの瞬発力が求められる。

よって、直線の短いコースでコーナーでセーフティリードを作り、惰性で粘り込んできたような馬はここでは通用しない。

馬名 上がり順
シゲルコング
ハルクンノテソーロ 1
ブルベアバブーン 3
リエノテソーロ 1
サヴィ 1
ラユロット 1
アンティノウス 2
サンライズノヴァ 6
シゲルベンガルトラ 9
サンオークランド 2
タガノカトレア 11
テイエムヒッタマゲ 8
ウォーターマーズ 1
トロピカルスパート 5
サンライズソア 2
トラネコ 1

前走上がり6位以下なのは……

サンライズノヴァ
シゲルベンガルトラ
タガノカトレア
テイエムヒッタマゲ

ここで人気の一角サンライズノヴァが消える。

ポイント3 差し馬は?

瞬発力が問われるということは差し馬に有利……と考えがちだ。しかし、そこはやはりダート戦。基本的には前々で競馬を進められる自在性があったほうが好ましい。

馬名 前走脚質
シゲルコング
ハルクンノテソーロ
ブルベアバブーン
リエノテソーロ
サヴィ
ラユロット
アンティノウス
サンライズノヴァ
シゲルベンガルトラ
サンオークランド
タガノカトレア
テイエムヒッタマゲ
ウォーターマーズ
トロピカルスパート
サンライズソア
トラネコ

差す競馬をしていたのは……

シゲルコング
ハルクンノテソーロ
ブルベアバブーン
リエノテソーロ
サヴィ
ラユロット
ウォーターマーズ
トロピカルスパート
トラネコ

ここでリエノテソーロは消える。

ポイント4 前走条件クラスは?

ユニコーンSは実力が問われるレースだ。力がある馬はほとんどの場合、これまでの過程でOP以上のクラスで走っている。よって、前走で条件戦を使っている馬は評価を下げたほうがいい。

馬名 レース
シゲルコング 兵庫CG2
ハルクンノテソーロ 青竜S
ブルベアバブーン 鳳雛S
リエノテソーロ NHKマG1
サヴィ 500万下*
ラユロット 500万下*
アンティノウス 500万下*
サンライズノヴァ 鳳雛S
シゲルベンガルトラ 青竜S
サンオークランド 500万下*
タガノカトレア 端午S
テイエムヒッタマゲ 毎日杯G3
ウォーターマーズ 鳳雛S
トロピカルスパート 青竜S
サンライズソア 青竜S
トラネコ 500万下*

前走条件クラスだった馬は……

サヴィ
ラユロット
アンティノウス
サンオークランド
トラネコ

サヴィやアンティノウスといった穴人気馬はここで消える。

ポイント5 前走芝は?

ユニコーンSはいわば、中央競馬における3歳ダート路線の頂上決戦だ。

そんな中に芝しか走ったことのない馬が混じったとしても、勝負にならない。

馬名 馬場
シゲルコング
ハルクンノテソーロ
ブルベアバブーン
リエノテソーロ
サヴィ
ラユロット
アンティノウス
サンライズノヴァ
シゲルベンガルトラ
サンオークランド
タガノカトレア
テイエムヒッタマゲ
ウォーターマーズ
トロピカルスパート
サンライズソア
トラネコ

前走芝だったのは……

リエノテソーロ
テイエムヒッタマゲ

1番人気のリエノテソーロが消える。ただし、リエノテソーロは全日本2歳優駿の勝ち馬だけに、“準クリア”として扱ってもいいかもしれない。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

サンライズソア

今回の激走馬候補は1頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


函館スプリントステークス2017の予想分析、結果発表!回収率140超のデータ該当馬は?

(C) Meteorshoweryn

今週は函館競馬場で函館スプリントステークス(函館スプリントS/GIII/芝1200m)が行われる。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 追い込み馬は消し!
ポイント2 キャリア26戦以上は消し!
ポイント3 7歳以上は消し!
ポイント4 前走ダートは消し!
ポイント5 ナスルーラ系は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 追い込み馬は?

函館競馬場は小回りだ。しかも函館スプリントSは開幕週に開催される。よって、極端な競馬をする馬は不利を受けやすい。

よって、追い込み馬は評価を下げたほうが無難だ。

馬名 前走
ラインハート
ノボバカラ
キングハート
エポワス
イッテツ
クリスマス
エイシンブルズアイ
ジューヌエコール
レヴァンテライオン
シュウジ
ホッコーサラスター
セイウンコウセイ
ブランボヌール

追い込み馬は……

ラインハート
ホッコーサラスター

この馬たちがまずは消える。

ポイント2 キャリア26戦以上は?

函館スプリントSは1200mの電撃戦だ。

スピードが求められるレースでは基本的に消耗していない若い馬が有利。言い換えれば、キャリアを重ねすぎている馬はあまり強調できない。

馬名 キャリア
ラインハート 33
ノボバカラ 25
キングハート 19
エポワス 26
イッテツ 21
クリスマス 17
エイシンブルズアイ 22
ジューヌエコール 6
レヴァンテライオン 6
シュウジ 13
ホッコーサラスター 24
セイウンコウセイ 15
ブランボヌール 10

キャリア26戦以上なのは……

ラインハート
エポワス

穴馬として売れているエポワスはここで消える。

ポイント3 7歳以上は?

こちらも先ほどのチェック項目と同様だ。年齢を重ねれば重ねるほど、どうしてもスピードは落ちてきてしまう。よって、高齢馬は基本的に強調できない。

馬名 性齢
ラインハート 牝6
ノボバカラ 牡5
キングハート 牡4
エポワス セ9
イッテツ 牡5
クリスマス 牝6
エイシンブルズアイ 牡6
ジューヌエコール 牝3
レヴァンテライオン 牡3
シュウジ 牡4
ホッコーサラスター 牝6
セイウンコウセイ 牡4
ブランボヌール 牝4

7歳以上なのは……

エポワス

ここでもエポワスはアウト。

ポイント4 前走ダートは?

スプリント戦、特に下級条件では芝替わりの馬が頻繁に活躍している。しかし、さすがに重賞レベルになると、なかなかダートから参戦した馬が活躍することは難しい。

馬名 前走馬場
ラインハート
ノボバカラ
キングハート
エポワス
イッテツ
クリスマス
エイシンブルズアイ
ジューヌエコール
レヴァンテライオン
シュウジ
ホッコーサラスター
セイウンコウセイ
ブランボヌール

前走ダートだった馬は……

ノボバカラ
イッテツ
エイシンブルズアイ
レヴァンテライオン
ホッコーサラスター

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 ナスルーラ系は?

血統傾向を見ていくと、父ナスルーラ系が全く活躍できていない。

馬名
ラインハート ステイゴールド
ノボバカラ アドマイヤオーラ
キングハート オレハマッテルゼ
エポワス ファルブラヴ
イッテツ Invincible Spirit
クリスマス バゴ
エイシンブルズアイ Belgravia
ジューヌエコール クロフネ
レヴァンテライオン Pioneerof the Nile
シュウジ キンシャサノキセキ
ホッコーサラスター ヨハネスブルグ
セイウンコウセイ アドマイヤムーン
ブランボヌール ディープインパクト

父ナスルーラ系なのは……

クリスマス

ここではこの馬が消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

キングハート
ジューヌエコール
シュウジ
セイウンコウセイ
ブランボヌール

今回の激走馬候補は5頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


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