カテゴリー:予想・考察・回顧

函館スプリントS2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬の共通点は?

(C)Arappa

2018年6月17日、函館競馬場で函館スプリントS(GⅢ/芝1200m)が行われる。ダイアナヘイロー、ナックビーナス、ワンスインナムーン、エポワス、キングハート、ジューヌエコール、セイウンコウセイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
13クロフネアグネスタキオン
24オレハマッテルゼマイネルラヴ
37ファルブラヴサンデーサイレンス
112ダイワメジャージャングルポケット
22キンサシャノキセキKingmambo
37キングカメハメハマーベラスサンデー
14ストーミングホームGreen Desert
214クロフネサクラユタカオー
312クロフネサクラバクシンオー
18マンハッタンカフェジェネラス
26ウォーエンブレムシングスピール
34バゴステイゴールド
16スウェプトオーヴァーボードフジキセキ
25ディープインパクトSouvenir Copy
33ファルブラヴダンスインザダーク
12ロージズインメイマイネルラヴ
21キングカメハメハStorm Cat
311コマンダーインチーフSaint Ballado
11クロフネトニービン
23ホワイトマズルネヴァーダンス
32マンハッタンカフェStorm Cat
12ファルブラヴPistolet Bleu
21チーフベアハートWestminister
35アフリートCaerleon
11アグネスデジタルサンデーサイレンス
28ウォーニングリヴリア
312Put It BackDixieland Band
11フジキセキPleasant Colony
25ラストタイクーンサクラバクシンオー
34サンデーサイレンスノーザンテースト

解析・分析:注目血統は?

二アークティック系(近年は中でもヴァイスリージェント系)とサンデーサイレンス系が分け合う形で活躍しているのがわかる。ついでミスタープロスペクター系といった状況だ。

二アークティック系は過去好走歴のあるエポワス・ジューヌコエールの他にダイアナヘイローが出走を予定している。リファール系もヴァイスリージェント同様に活躍しているが、母系ロベルト系×サンデー系である点に関しては、過去の好走例が母系ミスタープロスペクター系・ナスルーラ系を持つ馬が活躍している傾向が見られるだけに気がかりだ。

サンデー系は母系に二アークティック系を持つ馬の相性が良い。
2014年 ガルボ(母父ジェネラス)
2011年 アンシェルブルー(母父Storm Cat)
2008年 キングストレイル(母父ノーザンテースト)

今年の出走予定馬ではタマモブリリアンやノボバカラが該当する。人気薄が予想されるが激走なるか。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ハーツクライ4-5-5-299.3%32.6%
ファルブラヴ4-6-4-387.7%26.9%
オレハマッテルゼ0-1-2-90.0%25.0%
クロフネ4-7-7-615.1%22.8%
アドマイヤムーン6-10-3-706.7%21.3%
ダンスインザダーク2-1-1-718.2%36.4%
キングヘイロー3-1-3-259.4%21.9%
ストーミングホーム2-7-3-216.1%36.4%
ダイワメジャー13-11-18-1039.0%29.0%
ヴァーミリアン0-0-1-40.0%20.0%
アドマイヤオーラ0-0-2-40.0%33.3%
マンハッタンカフェ7-4-3-4811.3%22.3%
サクラプレジデント0-1-0-180.0%5.3%
サムライハート0-0-6-150.0%28.6%
スウェプトオーヴァーボード6-3-4-486.4%27.7%
メイショウボーラー0-1-3-360.0%10.0%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

勝率・複勝率で安定した数字を残しているのはハーツクライ・ダイワメジャー・マンハッタンカフェといったサンデーサイレンス系だろう。 高松宮記念以来の出走となるナックビーナスだが好走に期待したい。

非サンデー系ではストーミングホームの複勝率の高さも目立つ。前走で久々の勝利を挙げたティーハーフが2015年に優勝した同レースで再び好走となるか、こちらも注目だ。


ユニコーンS2018の競馬予想分析、結果発表!回収率約260のデータ該当馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハヤブサマカオー、グリム、ハーベストムーン、バイラ、リョーノテソーロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ダート競走体系の整備の一環として3歳限定初のダート重賞として新設されたのがユニコーンSで、1996年9月に中山競馬場で第1回が開催された。

その後、開催場所や距離、時期が幾度か変更となり、2001年からは7月に大井競馬場で行われる統一GⅠ・ジャパンダートダービーに向けての重要なステップレースとして位置づけられた。

近年では今年2018年の中央GⅠ・フェブラリーSも制覇したノンコノユメが2015年にC.ルメール騎手とのコンビでユニコーンSを勝利し、続くジャパンダートダービーでも連勝を飾っている。2018年はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

3つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

対象データ:2008年~2017年に行われたユニコーンS


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 人気薄は消し!
ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!
ポイント3 前走先行馬以外は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 人気薄は消し!

統一GⅠ・ジャパンダートダービーに向けての中央競馬代表馬決定戦の意味合いも強いユニコーンSでは上位人気となる馬で順当に決まることが他の重賞と比較しても非常に多く、人気別に集計した場合、単勝4番人気以下になるような馬の成績は奮わない。届いても3着になることが非常に多い。

馬名人気予想オッズ
エングローサー11182.2
グリム23.1
グレートタイム34.0
コマビショウ629.6
セイウンクールガイ14233.0
タイセイアベニール12197.4
ダンケシェーン8101.5
トキノパイレーツ13197.4
ハーベストムーン45.9
バイラ735.4
プロスパラスデイズ10149.6
ベストマイウェイ9117.5
ホウショウナウ15273.3
ミックベンハー16374.0
リョーノテソーロ519.2
ルヴァンスレーヴ12.2

人気薄・単勝4番人気以下の出走馬は……

エングローサー
コマビショウ
セイウンクールガイ
タイセイアベニール
ダンケシェーン
トキノパイレーツ
ハーベストムーン
バイラ
プロスパラスデイズ
ベストマイウェイ
ホウショウナウ
ミックベンハー
リョーノテソーロ

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系のみが活躍しているといっても過言ではない。ディープインパクトやゴールドアリュール、アグネスタキオンに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立ちダートとはいえユニコーンSは絶好の舞台と言える。

馬名父・血統分類
エングローサーニアークティック系
グリムロイヤルチャージャー系
グレートタイムネイティヴダンサー系
コマビショウネイティヴダンサー系
セイウンクールガイニアークティック系
タイセイアベニールニアークティック系
ダンケシェーンニアークティック系
トキノパイレーツネイティヴダンサー系
ハーベストムーンロイヤルチャージャー系
バイラニアークティック系
プロスパラスデイズニアークティック系
ベストマイウェイロイヤルチャージャー系
ホウショウナウロイヤルチャージャー系
ミックベンハーニアークティック系
リョーノテソーロニアークティック系
ルッジェーロロイヤルチャージャー系

父・ロイヤルチャージャー系以外の馬は……

エングローサー
グレートタイム
コマビショウ
セイウンクールガイ
タイセイアベニール
ダンケシェーン
トキノパイレーツ
バイラ
プロスパラスデイズ
ミックベンハー
リョーノテソーロ

ここではこの馬たちが消える。


ポイント3 前走先行馬以外は消し!

最後に前走の脚質について注目をすると、ダート戦ということもあり前々に行ける馬が活躍しやすい傾向にあり、先行力がなく中団より後ろにつける形が得意な馬はなかなか好走できない。また、東京競馬場は直線が長いこともあって逃げ馬は目標にされやすいだけでなく捉えられやすいこともあって活躍できていない。

馬名前走脚質
エングローサー中団
グリム先行
グレートタイムマクリ
コマビショウ中団
セイウンクールガイ後方
タイセイアベニール後方
ダンケシェーン中団
トキノパイレーツ先行
ハーベストムーン逃げ
バイラ後方
プロスパラスデイズ先行
ベストマイウェイ中団
ホウショウナウ先行
ミックベンハー中団
リョーノテソーロ中団
ルッジェーロ

前走先行以外の馬は……

エングローサー
グレートタイム
コマビショウ
セイウンクールガイ
タイセイアベニール
ダンケシェーン
ハーベストムーン
バイラ
ベストマイウェイ
ミックベンハー
リョーノテソーロ

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

グリム
ルッジェーロ

今回の激走馬候補は2頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


函館スプリントS2018の競馬予想分析、結果発表!回収率140超のデータ該当馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月17日、函館競馬場で函館SS(GⅢ/芝1200m)が行われる。ダイアナヘイロー、ナックビーナス、ワンスインナムーン、エポワス、キングハート、ジューヌエコール、セイウンコウセイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

函館競馬がはじまると、いよいよ夏競馬シーズンがはじまったと感じる競馬ファンも多いが、その中で2015年以降開幕週を飾るようになったのが函館SSだ。

以前は札幌競馬場で行われていたため札幌スプリントSというレース名だったが、1997年に札幌競馬場と函館競馬場の開催時期が入れ替わったことに伴い函館SSとなって現在に至っている。

また、函館SSは夏競馬を盛り上げる目的で2006年からスタートしたサマースプリントシリーズの第1戦となっているが、過去のチャンピオンになった馬で函館SSでポイントを獲得した馬は2012年のパドトロワ(4着)が最後となっている。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

対象データ:2007年~2017年に函館競馬場で行われた函館SS(2009年は札幌競馬場で行われたため対象外)


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 人気薄は消し!
ポイント2 7歳馬以上は消し!
ポイント3 前走先行・中団以外は消し!
ポイント4 前走6着以下は消し!
ポイント5 前走中京京都阪神以外は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 人気薄は消し!

サマースプリントシリーズの第1戦である函館SSではあるが、今回の集計対象となった過去10回の中で2011年を除いて三連単は毎年万馬券と順当に収まることが少ない。それでも、人気別に集計した場合、単勝7番人気以下になるような馬の成績は奮わない。

馬名人気予想オッズ
アドマイヤゴッド930.0
エポワス1032.4
キングハート46.4
ジューヌエコール612.2
セイウンコウセイ56.8
ダイアナヘイロー35.1
タマモブリリアン1344.1
ティーハーフ716.6
ナックビーナス13.2
ノットフォーマル14223.0
ノボバカラ15284.9
ヒルノデイバロー1239.2
ユキノアイオロス16591.7
ライトフェアリー822.2
ラインスピリット1135.0
ワンスインナムーン24.9

人気薄・単勝7番人気以下の出走馬は……

アドマイヤゴッド
エポワス
タマモブリリアン
ティーハーフ
ノットフォーマル
ノボバカラ
ヒルノデイバロー
ユキノアイオロス
ライトフェアリー
ラインスピリット

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 7歳馬以上は消し!

年齢別で集計すると、成長途上の4歳馬や脂が乗っている5歳馬・6歳馬の活躍が函館SSでは中心となっている。そのため、一部の晩成型を除き競走馬としてのピークが過ぎつつある7歳以上の高齢馬は人気になっていても結果が伴ってこず、不振が目立つ。

馬名馬齢
アドマイヤゴッド6
エポワス10
キングハート5
ジューヌエコール4
セイウンコウセイ5
ダイアナヘイロー5
タマモブリリアン5
ティーハーフ8
ナックビーナス5
ノットフォーマル6
ノボバカラ6
ヒルノデイバロー7
ユキノアイオロス10
ライトフェアリー6
ラインスピリット7
ワンスインナムーン5

7歳以上の馬は……

エポワス
ティーハーフ
ヒルノデイバロー
ユキノアイオロス
ラインスピリット

ここではこの馬たちが消える。


ポイント3 前走先行・中団以外は消し!

突出した人気馬がなかなか出走せず比較的実力が伯仲していることや距離が短距離であることなど様々な要因があり、前走で逃げや追込みなどの極端な戦法を取った馬は函館SSでは活躍できない傾向にある。

馬名前走脚質
アドマイヤゴッド中団
エポワス後方
キングハート後方
ジューヌエコール中団
セイウンコウセイ先行
ダイアナヘイロー逃げ
タマモブリリアン中団
ティーハーフ後方
ナックビーナス中団
ノットフォーマル後方
ノボバカラ後方
ヒルノデイバロー後方
ユキノアイオロス後方
ライトフェアリー先行
ラインスピリット先行
ワンスインナムーン逃げ

前走先行・中団以外でレースを進めた馬は……

エポワス
キングハート
ダイアナヘイロー
ティーハーフ
ノットフォーマル
ノボバカラ
ヒルノデイバロー
ユキノアイオロス
ワンスインナムーン

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 前走6着以下は消し!

前走の着順からポイントを探ると、前走で実力が発揮できず、結果を残せなかった馬が、函館SSで前走から一転して好走できる可能性は少なく前走でも掲示板を確保できた馬が確実に活躍するレースといえる。

馬名前走着順
アドマイヤゴッド9
エポワス15
キングハート10
ジューヌエコール17
セイウンコウセイ12
ダイアナヘイロー18
タマモブリリアン9
ティーハーフ1
ナックビーナス3
ノットフォーマル2
ノボバカラ16
ヒルノデイバロー17
ユキノアイオロス12
ライトフェアリー2
ラインスピリット5
ワンスインナムーン5

前走6着以下の馬は……

アドマイヤゴッド
エポワス
キングハート
ジューヌエコール
セイウンコウセイ
タマモブリリアン
ダイアナヘイロー
ノボバカラ
ヒルノデイバロー
ユキノアイオロス

ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 前走中京京都阪神以外は消し!

函館SSは1200m戦ということもあり東京競馬場以外の各競馬場でレースが行われているものの中京・京都・阪神の各競馬場以外のレースを経て函館SSに出走した馬の成績は奮わない。

馬名前走場所
アドマイヤゴッド東京
エポワス中山
キングハート中京
ジューヌエコール中京
セイウンコウセイ東京
ダイアナヘイロー中京
タマモブリリアン京都
ティーハーフ京都
ナックビーナス中京
ノットフォーマル新潟
ノボバカラ東京
ヒルノデイバロー阪神
ユキノアイオロス京都
ライトフェアリー京都
ラインスピリット東京
ワンスインナムーン京都

前走中京京都阪神以外に出走した馬は……


アドマイヤゴッド
エポワス
セイウンコウセイ
ノットフォーマル
ノボバカラ
ラインスピリット

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

ナックビーナス

今回の激走馬候補は1頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


函館スプリントS2018の競馬予想分析…初重賞制覇へ!ナックビーナスを紐解く3視点

(C)MAZIMICKEY

秋の大舞台を目指し、6月17日に函館競馬場で行われる函館スプリントステークスに有力馬が顔を揃えた。昨年の高松宮記念から勝利は遠ざかっているものの、実績では一番の存在であるGI馬のセイウンコウセイ。重賞2勝馬のダイアナヘイローも侮れない。小回りの函館コースだけに脚質からも注目すべき馬であるだろう。また昨年の覇者であるジューヌエコールも忘れてはいけない存在だ。連覇を唯一目指せる馬でもあり、舞台の相性はピカイチともいえる。

そんな多数の有力馬の中で今回、注目するのはナックビーナスだ。高松宮記念3着から臨むことになり、実績としては申し分ない。未だ重賞勝利はないものの、5歳馬になり本格化を迎えたナックビーナスを今回は3つの視点から考察することにする。


視点①前走GI組

高松宮記念、桜花賞、NHKマイルカップといったG1レースからの臨戦過程を歩んでいる馬の好走が目立つレースであるのが、函館スプリントステークスだ。過去10年のうち、前走が高松宮記念である馬が2勝。同じGIレースの桜花賞組も同じく2勝を挙げており、NHKマイルカップ組も勝ち馬を輩出している。また勝ち馬こそ輩出していないものの、ヴィクトリアマイルカップ組は、複勝率60%とハイアベレージを残している相性の良いレースである。

格の高いレースを経験し、スプリント路線に矛先を変えて成功する馬や「夏は牝馬」との格言があるように牝馬の台頭も目立つレースでもある。ナックビーナスは、前走の高松宮記念で3着と好走し、臨む立場だけに臨戦過程は申し分ないといえるだろう。

視点②年齢

過去10年の年齢による勝ち馬の内訳は、3歳馬と5歳馬が3勝ずつ、4歳馬が2勝。そして6歳馬と7歳馬がそれぞれ1勝を挙げている。競争馬として充実期を迎える4・5歳馬による成績が良く、また斤量的に恩恵を受ける3歳馬も成績としては良いといえる。

函館スプリントステークスの過去10年における好走馬を考察すると、前走の勢いそのままに同レースでも好走するケースが多いことが挙げられる。5歳を迎えて重賞戦線で好走続けるナックビーナスは、正に年齢もさることながら好走条件にもピッタリと嵌っている馬といえるだろう。

視点③三浦皇成騎手

今回、ナックビーナスとコンビを組むのは、前走素晴らしいエスコートで高松宮記念3着に導いた三浦皇成騎手である。同騎手にとって函館1200mは相性の良いコースであるだ。過去10年のうち、実に26勝を挙げており、2016年の函館2歳S(芝・1200m)ではレヴァンテライオンを見事優勝に導いている。

過去10年で騎乗回数が200回以上ありながら複勝率は34.5%を超える良績を残している。小回りコースだけに騎手の手腕も大きく関わることになるレース・コースだけにナックビーナスの鞍上が三浦皇成騎手である点は強調材料として捉えるべきだ。

まとめ

如何だったろうか?臨戦過程、年齢、鞍上と3拍子の好材料が揃っているナックビーナス。未だ重賞制覇はないものの、重賞を勝つだけの実力は兼ね備えている馬だ。陣営サイドも秋の更なる飛躍に向けて、同馬の賞金加算が至上命題として捉えていることだろう。いよいよ開幕となる今年の夏競馬で、どのような結末が用意されているのか。是非心待ちにしながら、今週の競馬を楽しん欲しい。


ユニコーンS2018の競馬予想データ分析…3つの消しで好走率10割、回収率約260

(C)Ko-Mei

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハヤブサマカオー、グリム、ハーベストムーン、バイラ、リョーノテソーロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝4番人気以下の馬が勝利したことは1度もなく、1番人気は4勝しているものの5連敗中、2番人気は3勝で3連勝中、3番人気が3勝となっている。

また、三連単は万馬券にならなかった年が3回ある一方で、2014年と2015年は10万円を超える配当となっていて傾向を読みづらいレースになっている。2018年はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?(対象データ:2008年~2017年に行われたユニコーンS)


ポイント1 人気薄は消し!

統一GⅠ・ジャパンダートダービーに向けての中央競馬代表馬決定戦の意味合いも強いユニコーンSでは上位人気となる馬で順当に決まることが他の重賞と比較しても非常に多く、人気別に集計した場合、単勝4番人気以下になるような馬の成績は奮わない。届いても3着になることが非常に多い。

人気着別度数
4-16人気0- 3- 6-120/129
人気勝率複勝率単回値複回値
4-16人気0.0%7.0%041

勝ち抜き戦の要素が強い3歳戦ということもあり、人気と実力を兼ね備えている馬が順当に結果を残していて、ユニコーンSで単勝4番人気以下に支持されていて3着以内に食い込めた馬の殆どは前走で惜敗していた馬の巻き返しとなっている。

※以降、3番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系のみが活躍しているといっても過言ではない。ディープインパクトやゴールドアリュール、アグネスタキオンに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立ちダートとはいえユニコーンSは絶好の舞台と言える。

父系統着別度数
ロイヤルチャージャー系以外3- 5- 1- 7/ 16
父系統勝率複勝率単回値複回値
ロイヤルチャージャー系以外18.8%56.3%8688

複勝率が5割以上と比較的優秀な成績ではあるものの回収率は100%を切っていることや他に重要視したほうがよいポイントがユニコーンSにはあることから基本的には消しと判断していいだろう。

ポイント3 前走先行馬以外は消し!

最後に前走の脚質について注目をすると、ダート戦ということもあり前々に行ける馬が活躍しやすい傾向にあり、先行力がなく中団より後ろにつける形が得意な馬はなかなか好走できない。また、東京競馬場は直線が長いこともあって逃げ馬は目標にされやすいだけでなく捉えられやすいこともあって活躍できていない。

前走脚質着別度数
先行以外2- 3- 2- 5/12
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
先行以外16.7%58.3%5889

2015年に優勝したノンコノユメは典型的な後方からのレースを進めて優勝した馬だが、その後の活躍を見てもわかるように、そのくらいの実力のある馬でない限りユニコーンSで好走することは難しいともいえる。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
7- 2- 3- 0/12
勝率複勝率単回値複回値
58.3%100.0%313200

なんと、好走率は10割、回収率も250%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


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