神戸新聞杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2019年9月22日、阪神競馬場で神戸新聞杯(GⅡ/芝2400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるサートゥルナーリア、ヴェロックス、ワールドプレミア、レッドジェニアル、シフルマンらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考に予想を進める。


目次

神戸新聞杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは6回、2着は2回、3着はなしと1番人気の強さが光る。

上位人気もそれなりの強さが、伏兵馬が全く来ないわけではなく、ヒモ荒れも十分に狙えるレースである。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① ダービー組の取捨選択

前走ダービー(8- 6- 3-28)
勝率 17.8% │ 複勝率 37.8%

狙うならここしかない、そう思わせる数字が並ぶ。必ず1頭以上、高確率で2頭が馬券圏内に入っている。裏を返せば1頭は必ず別路線組からやってくるということも言える。

ダービーで勝った馬はここでも強い。ダービーで勝った馬が神戸新聞杯で負けるとすれば、前走がタイム差なしの僅差で力量差がほとんどないケースだろう。

既にロジャーバローズが引退したので、1着馬以外を見ると、やはり掲示板までの組が強い。しかし、人気を大きく裏切った馬、人気を大きく上回った馬も活躍している。

1着馬不在である以上、ダービー組は数字ほど勝ち切れそうな感じはない。ダービーよりも前の成績なども見るべきだろう。

予想参考データ② 上がりが速いものが勝つ

阪神の外回り、まして頭数が少ないとなると、最後の直線だけでどうにかなりそう。中団での成績がいいことを考えてもそれは言える。

上がり3ハロン1位だった馬は複勝率100%、4勝2着6回は魅力だ。上がり2位だった馬は5勝を挙げるなど、上がりの脚に魅力のある馬は買い。

注意したいのは、逃げ馬が案外残りやすいこと。11頭が該当し、1勝2着1回3着2回、意外と健闘はしている。去年3着のメイショウテッコンは逃げて上がり4位の脚。

速いものが勝つのは当然として、逃げ馬も同じだけの脚を使うかもしれないと考慮して、展開予想を組み立てないと厳しい。

予想参考データ③ 別路線組の取捨選択

必ず1頭は絡む別路線組だが、最初に目がいくのはラジオNIKKEI賞組だが今年は出走ゼロ。勝ちこそないが、1000万条件、2勝クラスが狙いということに。

その中では信濃川特別と玄海特別の2つがいい。準オープンも1勝しているが、これらに共通するのは2000メートルであること。そして、該当馬のほとんどは1着か2着で、負けも少ない方がいい。

北海道組はないわけではないが、傾向的には厳しい。今年は別路線組はあまり期待できず、そうなるとダービー組の中でどうかだろう。

2019年の危険な人気馬は?

ヴェロックスは人気になる見込みだが、はっきり言えばダービー組で一番信用できない。血統もそうだが、中内田厩舎が相変わらず2000メートル以上で勝ててない。短くなれば無類の強さを誇るだけに不思議だ。菊花賞を狙っているのか天皇賞秋を狙っているのかわからないが、ここで勝つかは微妙だ。神戸新聞杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ワールドプレミアは3つ目の消しデータに合致している。ワールドエースの全弟だが、そのワールドエースはダービーで1人気4着、その後の傾向を見るとスピード力に活路を見出した。若葉ステークスで結果を出すまでは同じだが、その前の成績はワールドエースより見劣る。人気にはなりやすい分、思い切って切ってもいいだろう。

反対にレッドジェニアルは危険なデータに一つも当てはまらない。前走は後ろ過ぎたが、ダービーで、前がかなり飛ばしたとなると冷静な判断はしにくかった。京都新聞杯では伏兵人気とはいえロジャーバローズにも勝っている。少頭数なので、ここで置いて行かれるとは考えにくい。それなら一発があってもおかしくはない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、レッドジェニアルと言えそうだ。

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