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2019年9月22日、中山競馬場でオールカマー(GⅡ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるウインブライト、レイデオロ、ミッキースワロー、スティッフェリオ、グレイルらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

新潟で開催された2014年を除く過去10回のデータを参考にする


オールカマーの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは4回で、2着も4回、3着は1回。勝ち切れなさはあるものの、軸としては信頼できるのは間違いない。

上位人気も安定し、馬連の3桁配当は10年で5回もあり、堅く収まる傾向にあるが、中山巧者の一発が見られるのもオールカマーならでは。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 断然前、後ろは振り向かない

脚質・先行(6- 4- 3-25)
勝率 15.8% │ 複勝率 34.2%

中山の重賞は前残り、もはや常識といっていい。逃げ残るほど甘くはないのも中山らしいが、5番手までにいる馬で必ず1頭は馬券に絡むことは覚えておきたい。

もう1つ覚えておきたいのは4コーナーでの位置。4コーナー10番手で馬券圏内に入ったのは過去10回のオールカマーで1頭もおらず、3コーナーまで10番手もわずか1頭。

今年は頭数が10頭なのでそもそもこの数字は当てはめにくいが、むしろスローで流れて脚比べになった時に後ろではしんどいなのは明らかだろう。

予想参考データ② サマー2000組にも明暗

最近盛り上がりに欠けるサマーシリーズだが、前走がサマー2000のいずれかのレースだった馬は、レースによって明暗が分かれる。

札幌記念組は複勝率だけを見れば決していいわけではないが、2勝している。札幌とは相性が良くなさそうで、中山の方が良さそうな馬は狙いかもしれない。

それ以外のサマー2000組は強調しにくい。特に新潟記念組は19頭参戦し、2着2回のみ。その2回はいずれも中山の重賞の常連トウショウシロッコで、それでも新潟記念では走った。

そもそも求められるものがサマー2000シリーズと全く異なるオールカマー、中山との適性をセットに考えたい。

予想参考データ③ 宝塚記念組の取捨選択

非根幹距離の馬は非根幹距離で強い、ルージュバックなど才能が期待されながらも期待以上の結果を出せなかった馬は、非根幹距離で強かった。

宝塚記念組は一定の成績を残す。勝った馬は問題ないが、負けても掲示板まで。2桁人気の馬が1桁着順というケースもある。

ただ掲示板までといっても、1秒以上負けて掲示板に入った馬は苦戦している。レイデオロにとってはあまりいいデータとは言えない。

2019年の危険な人気馬は?

レイデオロは人気になる見込みだが、宝塚記念が少々負けすぎか。ルメール騎手がレイデオロではなくサートゥルナーリアを選んだのも大きい。当然の判断と言えなくもないが、福永祐一騎手への乗り替わりはマイナスこそあれどプラスはない。去年はドバイからの休み明けを解消したが、今年は違う。その影響もあるのではないか。オールカマーの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、スティッフェリオは3つ目の消しデータに合致している。宝塚記念は負け方が中途半端だった。あまり坂のあるコースで稼いでいる印象はなく、小回り平坦のイメージ。56キロと斤量2キロ減は魅力だが、よほど器用に回ってこないと厳しい。

反対にミッキースワローは危険なデータに一つも当てはまらない。中山2200で3戦2勝、うち重賞勝ちも2着もある。57.5キロというハンデにも一定の成績を見せ、鞍上は菊沢一樹騎手に戻って結果も出た。56キロに減り、満を持して得意コースに返ってきたわけで、これならチャンスだろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ミッキースワローと言えそうだ。

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