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2018年12月16日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ/芝1600m)が行われる。サウジアラビアロイヤルカップを勝った牝馬のグランアレグリア、京王杯2歳ステークスを制したファンタジスト、デイリー杯2歳ステークス勝ちのアドマイヤマーズなど、かなりメンバーが揃った。

2014年から阪神開催となり過去4年のデータとなるが、1番人気が勝ったのは4年で2回、2着1回と信頼できる。おそらく今年がグランアレグリアが1番人気になる可能性が高いが、2016年には牝馬のミスエルテが1番人気に推され4着に敗れた。このあたりは後ほど触れていきたい。

先週の阪神ジュベナイルフィリーズは見事に人気サイドで決まり、なんとも手が出せなかった。それでも危険な人気馬のあぶり出しは続けていき、ヒットを打ち続けたい。


データ① 重賞3着以内か3番人気以内

中山開催までは紛れがあり、大外に入ったのが敗因と言いたくなるような年もあった。その点、阪神マイルは力勝負となり、紛れも少なくなる。そうなると実績通りで決まりやすい。この4年で3着以内に入った前走重賞馬はほとんど3着以内、唯一1頭4着だがこれも3番人気だった。中山開催を含めても前走掲示板を外して3着以内に入ったのは1頭だけ、10番人気以下もいないというのは覚えておきたい。

前走ダートの交流重賞を使ったイッツクール、クリノガウディーは消し。また500万下を入れるのであればコパノマーティンも消せる。前走新馬未勝利ではリオンディーズのみしか来ておらず、しかも1番人気でコンマ2秒の差をつけて勝利。人気薄で未勝利を勝ったソルトイブキ、ヒラソールも消したい。様々な方面から強い馬が来たので、グランアレグリアがあっさり勝てるとは思えないほど、まだまだ多くの馬が残る。

データ② 上がりがよければすべてよし

中山と阪神での朝日杯フューチュリティステークスの違いは決め手にある。逃げは残りにくいのは同じだが、中山は前目で競馬をしないと話にならなかったが、阪神は上がりの脚だけで勝てる。去年のダノンプレミアムのように前目で上がり最速タイムを出されたらどうしようもないが、後方で競馬をしても最後は末脚で上位にまで来られる。上がり1位だった馬はこの4年で3勝2着1回、2位だった馬は1勝2着3回。無視はできない。

ファンタジストは確かに3連勝をしているが、上がり1位にはなったことがない。前走は33秒2という驚異的な脚を見せたと考えるべきかもしれないが、道中のペースがあまりに遅く、これくらいの脚は出る。しかも上には上がいるわけだからそこまで強調できない。血統的に明らかに阪神マイルは長い。ゆくゆくは短距離路線を歩むべき馬だろう。ちょっとここで期待するのは怖い。

データ③ その他データあれこれ

グランアレグリアを消す要素は先週のシェーングランツ同様、輸送にある。2歳の初輸送は鬼門となりそうだ。ただミスエルテと違うのは朝日杯が初めての男馬との対戦ではない点だ。初戦は牡馬もそうだが、倒した相手が阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったダノンファンタジー。前走はサウジアラビアロイヤルカップでコンマ6秒差をつける圧勝。馬体重や輸送、嫌う要素は十分だ。しかし単勝1倍台でも過剰人気とは言えない実績はある。

上位人気になりそうなのは重賞勝ち馬だが、不安があるとすればどのレースも少頭数だったことか。例えば去年のダノンプレミアムは前走で18頭フルゲートを経験するなど、過去4年の勝ち馬はいずれも前走は13頭立て以上のレースだった。そうなると新潟2歳ステークス勝利のケイデンスコールを含めて一気に怪しくなる。頭数が多くなればさすがに紛れは起きる。そうなると新馬戦で多頭数を経験したグランアレグリアの死角が消えた。

まとめ

グランアレグリアで止む無しが結論では危険な人気馬のあぶり出しが出来ていないように感じる。木曜日に出る輸送前の馬体重は見ておくべきだ。輸送にもよるが前回が大幅増なのでそこから増えるとちょっとどうか。それと当日の馬体重は確認したい。

多頭数経験に乏しいが、面白そうなのはケイデンスコールだ。何が魅力的かといえば安定した上がりの末脚にある。新潟2歳ステークスは33秒1の末脚で差し切った。先週阪神ジュベナイルフィリーズを制したクリスチャン・デムーロ騎手が騎乗し、人馬ともに不足はない。新潟2歳ステークスからの直行は2008年にセイウンワンダーが1着になっており、心配はいらない。人気落ちがあるならおいしく馬券をゲットできそうだ。

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