カテゴリー:予想・考察

オークス2018の競馬予想分析…大器?サトノワルキューレが持つ3つの強み

(C)MAZIMICKEY

2強に割って入る――。

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。2強を構成するアーモンドアイとラッキーライラックはもちろん、リリーノーブルやマウレアなども出走を予定している。そんな中、別路線で一番有力視されているのがサトノワルキューレだ。

前走はフローラステークスだったが、4コーナーで14番手にいながら33秒4という末脚を見せつけて粘りこみを図るパイオニアバイオなどを差し切った。前半1000メートルが61秒と決して後ろの組にいい流れではなかったにもかかわらず、差し切って見せたのはかなり大きい。フローラステークス組はここ最近健闘を見せるなど、桜花賞組に割って入ることは十分に可能だ。

サトノワルキューレにとっては初めての同世代の一線級と対戦である。両雄並び立たずという言葉があるように、2強ムードの時ほど何かの馬が割って入るというのは勝負事ではよくある話だ。その一頭になるか、むしろ割って入るのではなく、2強を先行することになる可能性も十分に考えられる。サトノワルキューレが持ち合わせる強みを掘り下げる。


強み① 距離の不安がない

ほとんどの牝馬にとってはオークスの舞台2400メートルは未知の距離である。能力でカバーする馬もいれば明らかな距離適性のなさで沈む馬もいる。ただサトノワルキューレの場合はその心配がない。なぜなら、2400メートルで行われたゆきやなぎ賞に勝利し、距離適性があることを証明しているからだ。

ちなみにゆきやなぎ賞は阪神外回り2400メートルというタフなコースで行われる。菊花賞の前哨戦でもある神戸新聞杯と同じ舞台だ。しかも今年の勝ちタイム2分27秒0は2400メートルでゆきやなぎ賞が開催されるようになった2009年以降で最速タイムである。少頭数で行われやすく、神戸新聞杯でも少頭数なら2分28秒3というタイムもある。ちなみにこの時の勝ち馬はこの後に牡馬三冠を達成するオルフェーヴルだ。

牝馬が上々の勝ちタイムで2400メートルを駆け抜けたという事実だけでも十分な買い材料、強みと言える。

強み② フローラステークスの勝ち方

フローラステークスでは4コーナーで14番手にいながら最後は上がり3ハロンのタイム33秒4の脚を使って差し切った。この勝ち方はオークスに直結する勝ち方だった。同じ東京コースでもマイル戦などは前目で粘りこみを図る馬が意外と残りやすく、上がり最速のタイムでは差し届かないことがある。しかし距離が長くなると、たとえ後方にいても上がり最速のタイムをマークすれば差し切ることは可能だ。

特にオークスのようにほとんどの馬が距離適性が分からぬまま出走しているケースでは、直線一気の末脚が炸裂しやすい。フローラステークスの勝ち方は仮想オークスの乗り方としてほぼ満点に近いものだったと言える。アーモンドアイという強力なライバル、同型馬がいるが、末脚だけ見れば互角の可能性が高い。一緒に走っていないからこそ、能力がどちらが上回っているか調べようがない。ちなみにフローラステークスの勝ちタイムも2001年以降に行われた中では最速タイムだ。

強み③ デムーロ騎手が騎乗

サトノワルキューレはここまですべてのレースにミルコ・デムーロ騎手が騎乗している。実はデムーロ騎手、今年はさほど牝馬クラシック競走に絡んでいない。桜花賞はレッドレグナントに騎乗したが惨敗している。デムーロ騎手自体は全く調子落ちをしておらず、リーディング1位だ。ここに来てようやく本格的な馬に乗ることができた。この事実はとても大きい。

デムーロ騎手が素晴らしいのは思い切りの良さにある。ペースが遅いと分かれば果敢に動く。2011年のドバイワールドカップでペースが遅いとわかるやヴィクトワールピサを後方から押し上げて、見事に勝利を収めた。アーモンドアイが強いことは分かっており、それを負かしに行く乗り方をする可能性がある。

もちろん、これだけの武器を持つ馬なので無理に動く必要もない。それでも、勝利のためなら最善を尽くすデムーロ騎手なら勝負に出てもおかしくない。勝ちにこだわる騎乗ができる。そこが日本の騎手とは違う点だ。

まとめ

サトノワルキューレを含めた3頭で人気を分け合うのではないかという説も有力だが、それでも2強で分け合い、3番手をサトノワルキューレが追いかける展開になりそうだ。目標は明確であり、前目に有力馬がいるので牽制も起こりにくい。純粋なスパート勝負になる可能性は高い。

ラッキーライラックが楽に先行しそのまま押し切る展開はサトノワルキューレもアーモンドアイも何もしないまま終わるようなものだ。それをルメール騎手とデムーロ騎手が許すだろうか。枠順次第だが、無理に内に突っ込む必然性はない。あとは馬体重などそのあたりがどうなるかだ。


オークス2018の競馬予想分析…2冠へ?アーモンドアイを占う4要素

(C)Ko-Mei

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。アーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレ、リリーノーブル、マウレア、トーセンブレスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

アーモンドアイは圧倒的な強さで桜花賞を制覇。上がり3Fは次位の馬を1秒も上回る33.2秒をマークし、他馬とは次元の違う末脚を披露した。

その桜花賞では、歴代最高となるレーティング115ポンドを獲得。レース後に早くも「2冠確実」「3冠濃厚」の声が多く上がったほどで、今回も堂々の主役を務める。

主戦のルメール騎手も、ソウルスターリングで制した昨年以上に自信があると公言しているが、果たして死角はないのか――。牝馬2冠制覇へのポイントを探っていく。


ポイント① スタート難

スタートに難があり、過去4戦は全て出遅れ。近3戦は能力の高さでカバーしているが、単勝1.3倍に支持された初戦は出遅れが致命傷となり、先に抜け出した勝ち馬を捕らえられなかった。

自慢の末脚を生かすのに、広くて直線の長い東京はうってつけと言えそうだが、毎回スタートで立ち後れる現状では、致命傷になるほどの出遅れや、スローペースで差し届かない可能性も考えられる。

こればかりはゲートが開いてみないとわからないところではあるが、今までで最もレース間隔が短いだけに、テンションが上がり過ぎていないかなど、パドックや返し馬での雰囲気をしっかりとチェックしておいた方が良さそうだ。

ポイント② 怖がりの性格

前2走は馬群の外を追走して、直線で大外一気に差し切った。逆に、直線で馬群を縫った初戦は、本来の伸び脚が見られなかった。もともと怖がりな面があり、ロスがあっても、揉まれないように外々を回る競馬がこの馬にとっては理想だ。

桜花賞馬として受けて立つ立場となる今回は、マークがさらに厳しくなることが必至。揉まれる競馬になったときに、思わぬ脆さを露呈する可能性がないとは言えない。今回もフルゲートの18頭立てになることがほぼ確実だけに、内枠に入った場合は少し割り引いて考えた方がいいかも知れない。

ポイント③ 3戦連続の馬体減

デビューしてからレースに出走する度に馬体重が減っており、デビュー時に472kgだった馬体重は、前走時に462kgとなった。レース間隔を空けて常にフレッシュな状態で出走しているだけに、それほど気にする必要はなさそうだが、この時期に馬体重が減り続けているというのは好ましくない。

前述した通り、今回は今までで最もレース間隔が短いだけに、当日さらに馬体重が減っているようなら、絶対的な信頼は置きづらくなる。

ポイント④ ロードカナロア産駒

父ロードカナロアはもはや説明するまでもないが、現役時代に香港スプリントとスプリンターズSをそれぞれ連覇するなどGⅠ6勝を挙げ、2013年の年度代表馬にも輝いた歴史的名馬。出走したレースは全19戦が芝1600m以下で、全13勝中11勝が芝1200mだった。

昨年夏に初年度産駒がデビューし、既に重賞3勝と、種牡馬としても好スタートを切った。ただ、産駒の成績を見てみると、先週までに芝1600m以下は【52・30・28・194】(勝率17.1%、連対率27.0%)と高い数字を残しているのに対し、芝1800m以上は【5・7・5・51】(勝率7.4%、連対率17.6%)で、芝2000m以上になると【1・3・3・26】(勝率3.0%、連対率12.1%)。父と同様にスピードとパワーに優れ、短距離戦を得意としているタイプが多く、距離が延びるにつれて信頼度が下がっている。

母フサイチパンドラはエリザベス女王杯を制し、オークスでも2着に入ったが、ロードカナロア産駒であるアーモンドアイの本質的な2400mの距離適性はどうなのか。

まとめ

歴代の桜花賞でも稀に見るような圧巻のパフォーマンスを披露したアーモンドアイ。不安や死角がないわけではないが、その能力が世代トップクラスに位置することは疑いようがない。牝馬クラシック2戦目では、どんなパフォーマンスを見せるのか。


オークス2018の最終追い切り分析…アーモンドアイらの調教評価は?

(C)Ko-Mei

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。アーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は出走各馬の調教にフォーカスしていく。どんなに能力の高い馬であっても、出走した時の状態が良くなければ100パーセントのパフォーマンスを発揮することは難しい。仮に有力馬の状態が100%でないなら、多少実力が劣る馬であっても台頭してくる可能性は十分に考えられる。特に重賞の場合、各馬の実力が拮抗している。このため、状態一つで着順が入れ替わることは珍しくない。

陣営にとっては「いかにいい状態で出走させられるか」が、馬券を買うファンにとっては「いかに状態を見極められるか」がレースのカギを握ってくるのだ。

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

ラッキーライラック・牝3歳(オルフェーヴル・栗東・松永厩舎)

評価A-

5月9日1週前追い切り栗東CWコース(不)

6F81秒1―65秒4―50秒9―37秒8―11秒8

調教助手が一杯に負荷を掛けた状態での併せ馬。レッドエクシード(3歳未勝利)を1.1秒以上追走して6F標識から少しずつ前を意識しながら走り、直線手前で気合いを入れて0.1秒先着。素軽さよりも力強さを感じる走りで馬体もスッキリしており、前走よりもリラックスしているように見える。

5月16日最終追い切り栗東CWコース(良)

6F86秒0―69秒2―53秒8―39秒1―11秒5

調教助手が騎乗して一杯に追っての併せ馬。シャンティローザ(4歳上1000万下)を0.7秒差追走して0.2秒先着。僚馬が少し抑えてるのに対して一杯の追走をしたので先着は当然。一週前にしっかり追っているため今回は終い重点で余力を残してフィニッシュ。大きなスライドで走るため、ゆったりと走れる距離の方が向いていそう。

アーモンドアイ・牝3歳(ロードカナロア・美浦・国枝厩舎)

評価A-

5月9日1週前追い切り美浦南Wコース(重)

6F82秒3―66秒6―52秒0―38秒4―12秒6

ルメール騎手騎乗で馬なり併せ馬。4歳上500万下の僚馬を目標にリラックスして追いかけ、雨でぬかるむ馬場を気にせず1馬身先着。合図をしなくても直線で手前を変え、スムーズに加速、完成度の高い走りが出来そうな仕上がり。

5月16日最終追い切り美浦南Wコース(良)

6F85秒0―68秒9―53秒6―39秒0―12秒0

今回もルメール騎手が騎乗しウッドコースで馬なり併せ馬の調整。レッドローゼス(4歳上1600万下)を0.2秒差追走し、ラスト1Fでは届きそうになかったが相変わらずの加速力で同時入線した。1週前で自己ベストに近い動きでほぼ仕上がっていたため、今週は万全に近づけるための調整程度で終了。


サトノワルキューレ・牝3歳(ディープインパクト・栗東・角居厩舎)

評価B+

5月9日1週前追い切り栗東CWコース(不)

6F85秒1―67秒9―52秒8―38秒3―11秒9

調教助手騎乗で馬なりの3頭併せ。3頭の先頭を走る感じでスタート。ペースはともかく気分よく走っていて後ろを待つだけの余裕ある走り。内からカンタービレ(3歳オープン)が並び掛けてきて結果的には併入だが、手応えは断然上。今のところは細くは見えていないが、馬体重には要注意。

5月16日最終追い切り栗東坂路(良)

4F57秒5―41秒1―26秒0―12秒9

今週の追い切りも調教助手が騎乗、馬なりでの調整。道中ゆったりとしたペースで単走追い切り、折り合いに専念してラストのみ手綱を緩めフィニッシュした。短期間で2度の輸送が心配だが、調教での動きはしなやかで折り合いもつき反応よくいている。

オールフォーラヴ・牝3歳(ディープインパクト・栗東・中内田厩舎)

評価B+

5月10日1週前追い切り栗東芝コース(重)

5F65秒0―49秒8―36秒4―11秒6


今回始めてのコンビとなる和田竜二騎手が乗って強めの追い切り。気合いを入れたのはラストのみだったが、4Fあたりから自分で加速し始め、ぶれることなくしっかりとした足取りでゴールまで走っていた。馬体の張りもよく順調に仕上がっている。

5月16日最終追い切り栗東CWコース(良)

4F53秒7―38秒6―11秒9

ラスト1Fのみ強めの調教。最後までしっかり伸びきってのゴール。前走よりも出来は良くなって力は出し切れる状態になっている。輸送があるためテンションが上がらないように調整できている。

リリーノーブル・牝3歳(ルーラーシップ・栗東・藤岡厩舎)

評価A

5月9日1週前追い切り栗東坂路(不)

4F54秒5―39秒9―25秒4―12秒0

川田騎手が跨がってラストのみ一杯に追って駆け抜ける。馬体だけ見ると明らかに短距離指向の強い体型をしており、距離に対する不安は拭えない。追い切りは重心の低いフォームで実によく動き、タイムも上々。仕上がりはこの時点でも満点に近い。

5月16日最終追い切り栗東CWコース(良)

6F79秒3―62秒6―49秒3―36秒4―11秒8

最終追い切りは川田騎手が騎乗、単走ながらスタートから一杯に追われて自己ベストを更新するタイムをマーク。中間もしっかりと乗り込まれ、軽快で最後までしっかり動いており万全の仕上がりに見える。距離さえ持てば好勝負出来そう。


オークス2018の競馬予想分析…マウレア巻き返しへの3つのポイントとは?

(C)MAZIMICKEY

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。マウレアは重賞未勝利ながら、阪神ジュベナイルフィリーズで3着に好走し、桜花賞でも5着と健闘。世代でトップクラスの能力を示している。重賞4戦を含め6戦して掲示板を外していない安定感も魅力だ。

桜花賞を制した全姉アユサンはオークスで4着。今回は姉の雪辱もかかる。桜花賞5着から、逆転での戴冠はあるのか。その可能性を探っていく。


ポイント① 中間の調整過程

チューリップ賞2着後、栗東に滞在し、桜花賞に出走。レース後も2週間、そのまま栗東に滞在した。それから美浦に戻って、オークスに向けた本格的な調整を始めた。特に繊細な気性の持ち主だけに、この中間の環境の変化がどう影響するか。

さらに、この中間に歯替わりがあったとのことで、カイ食いの面でも不安が残る。440kg台と小柄な馬だけに、当日に馬体重が大きく減っているようなら、評価を下げた方がいいかも知れない。

また、全姉アユサンはオークス当日に激しくイレ込んで、本来のパフォーマンスを発揮できず4着に敗れた。マウレアも1番人気に支持されたクイーンCで5着に敗れるなど、脆い面があり、やはり当日のテンションがカギになりそう。馬体重だけでなく、パドックや返し馬でイレ込んだりチャカついたりしていないかなど、しっかりとチェックしておいた方が良さそうだ。

ポイント② 距離延長

前述の通り、全姉アユサンは桜花賞を制した後、オークスは4着に敗退。当日にイレ込んでしまったこともあったが、陣営は敗因の一つとして距離についても挙げていた。

マウレアは、アユサンの同時期と比べて馬体重が50kgくらい軽いが、体形はそっくり。姉と同様、マイル~中距離に向きそうな体付きをしている。折り合いには難がないタイプだが、本質的な2400mの距離適性には疑問符が付く。

ポイント③ 週末の雨予報

週中の天気予報によると、今週末は土曜午後に雨の予報が出ている。日曜は晴れる見込みで、東京競馬場の水はけの良さを考えれば、土曜に雨が降ってもレース当日には良馬場まで回復しそうだが、ある程度、水分を含んだ馬場状態になる可能性もある。

マウレアは稍重だったデビュー戦を勝利で飾っているが、小柄で素軽い走りをするタイプだけに、あまり力の要る馬場になるのは好ましくないだろう。馬場状態も、大きなポイントになりそうだ。

まとめ

姉妹でのクラシック制覇の偉業がかかるマウレア。重賞未勝利の身で7番人気の伏兵ながら桜花賞を制した全姉アユサンのように、周囲をあっと言わせるような激走を見せることができるのか。


オークス2018の競馬予想分析、結果発表!回収率250超のデータ該当馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。アーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレ、リリーノーブル、マウレア、トーセンブレス、カンタービレ、ゴージャスランチらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

イギリスのオークスにならってスタートした日本のオークス(優駿牝馬)は今年で79回目を迎える。3歳牝馬三冠の2冠目となるオークスは長い間、芝2400mという3歳牝馬のほとんどの馬が経験したことのない距離で行われてきたこともあり、過酷なレース条件の中でも毎年素晴らしいレースが繰り広げられている。

特に2010年に蛯名正義騎手騎乗単勝1番人気のアパパネと横山典弘騎手騎乗単勝5番人気のサンテミリオンが中央競馬のGⅠ史上初の同着となったレースは、レース後の両騎手の喜び合う姿も含めて記録にも記憶にも残るレースとなった。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

4つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。(対象データ:2008年~2017年に行われたオークス)


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!
ポイント3 母父・ニアークティック系以外は消し!
ポイント4 ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は消し!

上記でも触れたように三連単では万馬券となることが多くても単勝10倍未満の上位人気馬が優勝することが多いのがオークスの特徴となっている。その結果を反映するかのように、人気別に集計した場合、単勝二桁人気になるような馬の成績は奮わない。

馬名人気予想オッズ
アーモンドアイ12.2
ウインラナキラ18881.0
ウスベニノキミ15342.2
オールフォーラヴ519.6
オハナ14304.5
カンタービレ839.5
サトノワルキューレ34.2
サヤカチャン17667.9
シスターフラッグ16647.0
トーセンブレス729.5
トーホウアルテミス12182.4
パイオニアバイオ951.3
マウレア624.3
ラッキーライラック22.8
ランドネ13197.2
リリーノーブル411.1
レッドサクヤ1086.1
ロサグラウカ11113.1

人気薄・単勝10番人気以下の出走馬は……

ウインラナキラ
ウスベニノキミ
オハナ
サヤカチャン
シスターフラッグ
トーホウアルテミス
ランドネ
レッドサクヤ
ロサグラウカ

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系のみが活躍しているといっても過言ではない。ディープインパクトやゼンノロブロイ、ハーツクライに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立ちオークスも絶好の舞台と言える。

馬名父・血統分類
アーモンドアイネイティヴダンサー系
ウインラナキラネイティヴダンサー系
ウスベニノキミネイティヴダンサー系
オールフォーラヴロイヤルチャージャー系
オハナロイヤルチャージャー系
カンタービレロイヤルチャージャー系
サトノワルキューレロイヤルチャージャー系
サヤカチャンロイヤルチャージャー系
シスターフラッグネイティヴダンサー系
トーセンブレスロイヤルチャージャー系
トーホウアルテミスロイヤルチャージャー系
パイオニアバイオネイティヴダンサー系
マウレアロイヤルチャージャー系
ラッキーライラックロイヤルチャージャー系
ランドネロイヤルチャージャー系
リリーノーブルネイティヴダンサー系
レッドサクヤロイヤルチャージャー系
ロサグラウカネイティヴダンサー系

父・ロイヤルチャージャー系以外の馬は……

アーモンドアイ
ウインラナキラ
ウスベニノキミ
シスターフラッグ
パイオニアバイオ
リリーノーブル
ロサグラウカ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント3 母父・ニアークティック系以外は消し!

今回は血統からもう1つポイントを探すと母父・ニアークティック系の出走馬が好成績を残していることがわかる。ニアークティック系といえば、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野であるが、オークスでは中距離適性が反映されて活躍できている。

馬名母父・血統分類
アーモンドアイロイヤルチャージャー系
ウインラナキラロイヤルチャージャー系
ウスベニノキミロイヤルチャージャー系
オールフォーラヴネイティヴダンサー系
オハナネイティヴダンサー系
カンタービレニアークティック系
サトノワルキューレネイティヴダンサー系
サヤカチャンニアークティック系
シスターフラッグロイヤルチャージャー系
トーセンブレスニアークティック系
トーホウアルテミスネイティヴダンサー系
パイオニアバイオロイヤルチャージャー系
マウレアニアークティック系
ラッキーライラックネイティヴダンサー系
ランドネナスルーラ系
リリーノーブルニアークティック系
レッドサクヤニアークティック系
ロサグラウカニアークティック系

母父・ニアークティック系以外の馬は……


アーモンドアイ
ウインラナキラ
ウスベニノキミ
オールフォーラヴ
オハナ
サトノワルキューレ
シスターフラッグ
トーホウアルテミス
パイオニアバイオ
ラッキーライラック
ランドネ

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は消し!

最後に馬産地について注目をすると、3歳牝馬3冠レースこそ社台グループが最も本領を発揮する条件といえ、中小の個人牧場など社台グループ以外の生産馬が馬券圏内に食い込んでくるのはなかなか難しい。

馬名生産牧場
アーモンドアイノーザンファーム
ウインラナキラコスモヴューファーム
ウスベニノキミ橋本牧場
オールフォーラヴケイアイファーム
オハナ社台ファーム
カンタービレ三嶋牧場
サトノワルキューレ下河辺牧場
サヤカチャン棚川光男
シスターフラッグ出口牧場
トーセンブレス社台ファーム
トーホウアルテミス竹島幸治
パイオニアバイオノーザンファーム
マウレア下河辺牧場
ラッキーライラックノーザンファーム
ランドネWinchester Farm
リリーノーブルノーザンファーム
レッドサクヤ社台ファーム
ロサグラウカノーザンファーム

ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外の馬は……

ウインラナキラ
ウスベニノキミ
オールフォーラヴ
カンタービレ
サトノワルキューレ
サヤカチャン
シスターフラッグ
トーホウアルテミス
マウレア
ランドネ

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

トーセンブレス

今回の激走馬候補は1頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。



競馬TIMESについて

keiba_times_atoz1

投稿・執筆者募集

093524

公式Twitter&FB

Twitter_logo_blue FB-f-Logo__blue_72

カテゴリー

アーカイブ

写真提供

競馬TIMESでは以下の写真家の方々にご協力いただいております

写真家一覧

※写真提供は随時募集しております。お問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです

ページ上部へ戻る