スプリングS2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年3月21日、中山競馬場でスプリングステークス(GⅡ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるランドオブリバティ、ボーデン、ヴィクティファルス、ヴェイルネビュラ、ロードトゥフェイムらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

阪神開催だった2011年を除く過去10年のデータを参考にしていく。


スプリングステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は2勝、2着は5回、3着は2回。これほどまでに2着が多いケースも珍しく、1倍台が馬券にこそ絡むが未勝利なのも珍しい。

人気薄が飛び込んでくることもあるし、3番人気や4番人気ぐらいの馬が来やすい。取捨選択がとても大事になってくる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走GⅠ組の取捨選択

前走GⅠ組(2- 3- 2-6)
勝率 15.4% │ 複勝率 53.8%

前走GⅠ組は、この中だと存在感を発揮しやすく、特に朝日杯組が目立つ。ホープフルステークス組も最近はいいが、やはり朝日杯か。

傾向を見ると、中山時代の朝日杯は1着馬しか来ておらず、阪神になってからは3番人気まで、そしてコンマ6秒負けまで。ホープフルステークス組は、2着まで、コンマ2秒までとハードルは高い。

ランドオブリバティやヴィゴーレなどはいるが、いずれもホープフルステークスは惨敗。しかも、今年は1勝クラス組が多く、そこの取捨選択の方が大事か。

予想参考データ② 1勝クラスの取捨選択

未勝利と新馬組はいずれも馬券に絡んでおらず、ボーデンには厳しいデータだが、一方、1勝クラス組は絡みやすく、取捨選択が非常に重要となる。

1勝クラスの距離延長組は前走1着が欲しいところ。距離短縮組も1着が欲しい。人気はできれば4番人気以内。前走の500万条件を9番人気1着、スプリングステークスも1着だったキタサンブラックという例外はいるものの、そこまでの逸材はいなさそうだ。

前走1勝クラス1着の馬は複数いるが、4番人気以内で1着だった馬は、ロードトゥフェイム、レインフロムヘヴン、ヴィゴーレの3頭。いずれも3番人気か4番人気なので、なかなか有力とは言いにくい。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

ランドオブリバティの前走はきさらぎ賞だったが、スタートで後手を踏み、後方のレースとなった。競馬を教えていると言うと聞こえはいいが、本当に予定だったかは微妙。勝ちタイム自体はまずまずで、一定の成績は見せたが、陣営の不安は消えないだろう。デムーロ騎手の騎乗停止は相当痛いはずだ。

ボーデンの前走は未勝利戦だったが、6馬身差の圧勝、格の違いを見せつけた。勝ちタイムは共同通信杯より2秒以上速く、準オープンのレースよりコンマ2秒速かった。ただ、前走57秒台のハイペースの影響もある。スローで流れてどうかという見方は考えるべきだ。

ヴィクティファルスの前走は共同通信杯だったが、ボーデンの時にも紹介したが、勝ちタイムは平均的。かなり前半はゆったりとした流れで、上がり勝負になった。あとは位置取りの差で、2着から5着まではそこまで差はなかった。共同通信杯2着だからと評価するのはどうか。

ヴェイルネビュラの前走はジュニアカップだったが、勝ちタイムだけを見ればそれなりに遅い。ペースは平均的で、最後は脚比べ。一応リステッド競走ではあるが、飛びぬけて強かったというわけではない。

ロードトゥフェイムの前走は若竹賞だったが、一応不良馬場の中山1800という意味では今年の中山牝馬ステークスよりも速かった。最後の3ハロンを36秒台で駆け抜けたのは立派。しかも、今週も雨予報なので、馬場が渋ればもう1度もあり得る。馬場が渋って確実な末脚が見込めるのは頼もしい。

2021年の危険な人気馬は?

ランドオブリバティは人気になる見込みだが、1番枠に入ったのはこの馬からするときつい。すんなり前に出られる好枠だが、逸走の前科がある。非常に難しい競馬を強いられるのは間違いない。スプリングステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ヴェイルネビュラは3つ目の消しデータに合致している。ここまで1番人気が続いているが、1番人気が続くほどのパフォーマンスを残せているかは微妙。

反対にボーデンは危険なデータに一つも当てはまらない。未勝利組が通用しにくいデータはあるが、やはり未勝利戦のタイムは魅力。ハービンジャー産駒なので雨が降っても問題ない。そして持ち時計もあるので、雨の動向に関係なく存在感を見せる。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ボーデンと言えそうだ。

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