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今年もまたまたリピーター。

5月13日に東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1/芝1600)はジュールポレールの優勝に終わった。

昨年の3着の雪辱を果たしたジュールポレールがリスグラシューの悲願を阻んでの戴冠となった。このレースを分析していきながら、同馬がレースを制したポイントやリスグラシュー、アドマイヤリードなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
ジュールポレール幸騎手8
牝555(栗東)西園19.4
2
リスグラシュー武豊騎手1
牝455(栗東)矢作4.3
3
レッドアヴァンセ北村友騎手7
牝555(栗東)音無12.1
4
アエロリット戸崎圭騎手3
牝455(美浦)菊沢5.3
5
ミスパンテール横山典騎手4
牝455(栗東)昆7.9
6
レッツゴードンキ岩田騎手6
牝655(栗東)梅田11.7
7
ソウルスターリングルメール騎手5
牝455(美浦)藤沢和11.4
8
アドマイヤリードMデムーロ騎手2
牝555(栗東)須貝5
9
ワントゥワン藤岡佑騎手14
牝555(栗東)藤岡68.4
10
レーヌミノル和田騎手9
牝455(栗東)本田22.7
11
メイズオブオナー福永騎手15
牝455(栗東)藤原英106.3
12
デンコウアンジュ蛯名騎手11
牝555(栗東)荒川33
13
○外ラビットラン川田騎手12
牝455(栗東)角居34.3
14
カワキタエンカ大野騎手10
牝455(栗東)浜田29.3
15
○外リエノテソーロ吉田隼騎手17
牝455(美浦)武井180.8
16
デアレガーロ池添騎手13
牝455(美浦)大竹40.9
17
エテルナミノル四位騎手16
牝555(栗東)本田123.9
18
クインズミラーグロ藤岡康騎手18
牝655(栗東)野中258.2

払い戻し

単勝41,940円8人気
複勝04
16
06
400円
170円
350円
7人気
1人気
5人気
枠連02 - 082,780円12人気
馬連04 - 164,090円17人気
ワイド04 - 16
04 - 06
06 - 16
1,320円
1,330円
870円
14人気
15人気
5人気
馬単04 → 1611,730円41人気
三連複04 - 06 - 168,850円23人気
三連単04 → 16 → 0663,640円193人気

レース分析

レースのラップを見ていこう。前半が46秒8、後半が45秒5という推移だったのではっきりとスローペースだったと言える。

そんな中先に抜け出したグループに急追した1、2着馬の決め手は特筆すべきものであった。では、この2頭を中心に勝負の分岐点を見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ジュールポレール

道中は中団を進んだ。外に馬がおらず気分よく運べたこともプラスに作用しただろう。

直線は外目に出されそこから3、4着馬をめがけて追撃を開始。抜け出したゴール前でリスグラシューに詰め寄られたが、回った位置の差もあったかギリギリ凌いで見せた。2走目での上積みも大きかった。

2着 リスグラシュー

中団やや後方を追走。枠的に馬なりで進めるならこれより前の位置を取ることは難しかっただろう。

直線はしばらく待ってジュールポレールとソウルスターリングの間から追撃。最後も急追したがわずかに届かず4度目の銀メダル。力は出し切ったが枠に泣いた。

3着 レッドアヴァンセ

先週に続き母エリモピクシーこの勝負服が健闘を見せた。先団から進め残り300で先頭に立ったがそこからが長かったが内容は濃く、地力強化が顕著。

4着 アエロリット

スタートでやや外に流れたが、3番手を積極的に追走。残り400から先頭を窺うが外のレッドアヴァンセに脚色で劣った。展開を考えればやや物足りない。

5着 ミスパンテール

勝ち馬の内目から進めたがかかり加減。前走逃げたことが仇になったか。悲観するような差ではないが前走で負かした面々に先着に許したのは悔しい。

7着 ソウルスターリング

中団でアドマイヤリードと並ぶような位置からの競馬。直線はさほど脚を使えず。直前に強まった雨もマイナスだった。

8着 アドマイヤリード

スタート後アエロリットに接触されたが大きくは遅れることなく中団の内を追走した。直線は割ってくる雰囲気もあったが昨年の再現とは成らず。高速馬場よりはスタートの不利が響いように思える。

まとめ

勝ったジュールポレールは兄にマイルチャンピオンシップ勝ちのサダムパテックを持つ、きゅう舎ゆかりの名マイラー血統。絶好の舞台で見事に大輪を咲かせてみせた。

ギリギリの賞金で最後に出走ゲートに滑り込んだジュールポレールは強運だけでなく実力も兼ね備えていた。また西園きゅう舎はこれが4つ目のビッグタイトル。そのすべてがマイル戦穴馬なのも興味深い。きゅう舎のノウハウが大舞台で結実した瞬間である。

文=櫻井秀幸

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