ワグネリアンの勝因、ルーカスの敗因は?東スポ杯2歳S2017回顧

11月18日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークスが行われ、福永祐一騎手騎乗のワグネリアンが重賞初制覇を飾った。2着にはルーカスが入り、3着はシャルルマーニュだった。

ワグネリアンの勝因、ルーカスの敗因はどこにあったのだろうか?


目次

結果・着順

2017年11月18日(土) 5回東京5日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第22回東京スポーツ杯2歳S
2歳・オープン・G3(馬齢) (国際)(指定) 芝 1800m 7頭立

馬名性齢
3ワグネリアン牡21
7ルーカス牡22
5シャルルマーニュ牡23
4カフジバンガード牡26
2ゴールドギア牡24
1コスモイグナーツ牡25
6ケワロス牝27

LAP 12.4-10.9-11.4-11.8-12.0-12.3-12.0-11.8-12.0
通過 34.7-46.5-58.5-70.8  上り 71.9-60.1-48.1-35.8  平均 1F:11.84 / 3F:35.53

払い戻し

単勝  3 \140
複勝  3 \110 / 7 \120
馬連  03-07 \170 (1)
ワイド 03-07 \110 (1)/ 03-05 \210 (2)/ 05-07 \300 (5)
馬単  03-07 \240 (1)
3連複 03-05-07 \380 (1/35)
3連単 03-07-05 \820 (1/210)

レース分析

スタート良く飛び出した①コスモイグナーツが先頭に立つと、⑥ケワロス,⑤シャルルマーニュがこれを追い掛けるが、④カフジバンガード,③ワグネリアン,②ゴールドギア,⑦ルーカスの4頭は無理せずに後ろに控えて追走する展開。

4コーナーを回る残り600mで後方4頭のペースが上がり、前との差を瞬く間に縮め、ほぼ一塊になって直線へ。

残り400mでエンジンが掛かった③ワグネリアンが外から加速して行くと、残り300mまでは何とか踏ん張った①コスモイグナーツの脚が止まり、③ワグネリアンが一気に先頭へと抜け出した。

後続も懸命に③ワグネリアンを追うものの、脚色の違いは素人目に見てもわかるほどに異なり、その差は開く一方となった。

結局ゴール前は福永祐一騎手が抑える仕草も見えるほどの余裕を見せた③ワグネリアンが3馬身差を付けて優勝。

2着争いは3頭での激しい叩きあいとなったが、R.ムーア騎乗の⑦ルーカスが制して2着を確保し、ハナ差3着に戸崎圭太騎乗の⑤シャルルマーニュが粘り込んだ。

少頭数で広い東京コース、紛れのない現在の実力がそのまま反映されるガチンコ勝負だったため、完成度と最後の瞬発力が決め手となった。

走破タイムは1:46:6、スムーズに流れた前半1000mは58.5秒、上がり3Fは35.8秒で、3F最速上がりをマークしたのはワグネリアンの34.6秒だった。

略歴と今後

優勝したワグネリアンは栗東・友道康夫厩舎所属、馬主は金子真人ホールディングスで父:ディープインパクトの2歳牡馬。

馬主の金子真人ホールディングスは過去にディープインパクトやカネヒキリなどのGⅠ馬を所有していたことでも有名で、現在もマカヒキ,シャケトラなどのGⅠ,重賞ウイナーを所有している。

友道康夫厩舎はアンライバルドで皐月賞、マカヒキで日本ダービーを制覇しており、クラシックにも強い厩舎である。

母方の祖母が芝短距離重賞1勝、ダート短距離重賞5勝を上げたスピードとパワーを併せ持った名牝ブロードアピールであることが、この馬の重馬場対応能力や時計の掛かる馬場での勝負強さに繋がっているのだろう。

2着のルーカスは父:スクリーンヒーローで全兄モーリスと同じ美浦・堀宣行厩舎所属、馬主は(有)シルクレーシングである。

堀宣行厩舎は2015年にドゥラメンテで皐月賞,ダービーのクラシック二冠を制覇、現在もサトノクラウンやネオリアリズムの海外GⅠ馬が所属している。

父スクリーンヒーローもクラシック不出走、4歳秋のアルゼンチン共和国杯でブレイク、そのままジャパンカップを制した遅咲きで、全兄モーリスもクラシック不出走で4歳春の安田記念が重賞初制覇であり、完成されるのが遅いいわゆる晩成型が多く、ルーカスもその可能性が高い。

ワグネリアンは東京スポーツ杯を優勝したことで、ほぼダービーまでの出走権を確保できたため、今後は休養して復帰は来年の皐月賞トライアル弥生賞GⅡを予定している。

ルーカスは現時点では次走未定だが、これだけの素質馬のために大事に使っていくことは間違いないだろう。

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