(C)Arappa

この日だけで6勝、鞍上の手綱さばきが光った。

1月14日に京都競馬場で行われた日経新春杯(G2/芝2400外回り)はパフォーマプロミスの優勝に終わった。

レースを分析していきながらパフォーマプロミスがレースを制したポイントやモンドインテロ、ミッキーロケットなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

2018年 1月14日(日) 1回京都5日 天候 : 曇  馬場状態 : 良
【11R】 第65回日経新春杯
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定] 芝・外 2400m 12頭立

馬名性齢
パフォーマプロミス牡61
ロードヴァンドール牡54
ガンコ牡57
ミッキーロケット牡52
サンタフェチーフ牝66
ヒットザターゲット牡1010
モンドインテロ牡63
カラビナ牡58
アクションスター牡811
10ベルーフ牡69
11ソールインパクト牡65
12トルークマクト牡812

LAP 12.9-11.4-11.7-13.0-13.0-12.6-12.3-12.5-12.3-11.6-11.4-11.6
通過 36.0-49.0-62.0-74.6  上り 71.7-59.4-46.9-34.6  平均 1F:12.19 / 3F:36.57

払い戻し

単勝  7 \370
複勝  7 \170 / 2 \250 / 9 \380
枠連  2-6 \760 (3)
馬連  02-07 \1680 (9)
ワイド 02-07 \660 (9)/ 07-09 \1330 (17)/ 02-09 \1580 (20)
馬単  07-02 \2720 (11)
3連複 02-07-09 \9240 (35/220)
3連単 07-02-09 \37240 (137/1320)

レース分析

レースのラップを前半・中盤・後半にわけて見てみると49秒、50秒4、46秒9となっている。完全なスローの瞬発力勝負である。当然展開は前の組に有利となり実際その通りの結果となった。

本当にスローの前残りをデムーロがねじ込んだ、以外の振り返りはないというのが正直なところだがそれぞれの馬を順番に見ていく。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 パフォーマプロミス

道中は先行グループに位置した。スタートを決めてこの位置を取れたことが非常に大きい。前々走がそうだったように、ともすれば差し届かないことも考えられた思ったほどキレないこの馬の特性をデムーロがよく理解していた。

道中はロードヴァンドールの真後ろで虎視眈々。ノリの逃げを信頼して追いかけた可能性もあり、そうであればその判断は大正解だったと言える。

直線で外から前2頭を追い上げ最後の最後クビだけ出てみせた。ハンデ54キロで動きが軽快だったこともプラスに働き見事ビッグタイトルを手中に。今後は宝塚記念などが目標だろうか?まだまだ馬は若く楽しみだ。

2着 ロードヴァンドール

好発からハナへ。離して逃げることはせず徹底的に溜め逃げで淡々とレースを作った。

一旦はガンコに出られそうになったが二枚腰でこれを差し返し。4キロ差があったことを思えばこの粘りは非常に立派。二の矢となった勝ち馬には及ばなかったが、最高の騎乗に馬もよく応えた最高の競馬。距離にもしっかり目途を立て、まさにグッドールーザーだった。

3着 ガンコ

2番手で終始ロードをマークする形でレースを進めた。

軽ハンデの挑戦者らしい早め早めの外連味のない競馬で見せ場を作った。最後は力尽きたが健闘の3着。自己条件に戻るなら勝ち負け出来るだろう。

4着 ミッキーロケット

3番手集団から徐々に位置を下げ結局は中団からの競馬に。

早めに動き勝ち馬と併せ馬のようになるシーンもあったがイマイチ伸びきれず。トップハンデとはいえ昨年の覇者にしては冴えない負け方。最近は常に相手なりの走りとなっており、やや頭打ち感がある。

5着 サンタフェチーフ

スタート後すぐに下げたが、それでも行きたがる素振りかつ外に張り気味でもあった。直線はまずますの脚を見せたし、ハンデ52もやや見込まれた感で悲観する走りではない。

気性が落ち着き、もっと積極的な運びがスムースに出来れば大きな仕事が出来る。ヒットザターゲットの鞍上小牧がステッキを落としたのも幸いし、掲示板を確保出来たのは幸運。

7着 モンドインテロ

後方から進めたが見せ場なし。展開も向かず直線不利もあったが、得意の京都でここまで無抵抗に負けるのは意外だった。このままではオープン特別大将で終ってしまう。

11着 ソールインパクト

この馬も直線スムースさを欠いたがそれにしても全く抵抗できず。もちろん展開も向いていないが、勝負所からの動きの時点で見劣り今日に関しては力負け。

まとめ

完全な上がり勝負でありながら、上がり上位3頭は全て前に居た馬で当然そのまま上位を独占する結果となった。勝ったパフォーマプロミスはうれしい初の重賞タイトルを手に入れた。初の重賞挑戦でのこの走りには驚かされた。また厩舎にとっては久々で待望のタイトルでもある。

熟練の手綱さばきを見せる技巧派横山典弘の後ろで、じっくりと確実にその牙を研ぎ続けた剛腕ミルコデムーロ。この男、淀の外回りが似合い過ぎる。

文=櫻井秀幸

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