ブレイブスマッシュの血統や将来性は?サウジアラビアRC1着馬を徹底分析

10月10日に東京競馬場で行われたサウジアラビアロイヤルカップ(芝1600m)でトーセンファントム産駒のブレイブスマッシュ(牡2)が重賞初制覇を飾った。

道中、5、6番手につけて直線で鋭く伸びて先行馬たちを捉えると、イモータルらを振り切って優勝した。

ブレイブスマッシュの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

ブレイブスマッシュは父トーセンファントム、母トーセンスマッシュ、その父トウカイテイオーという血統。

トーセンファントム産駒は重賞初制覇となった。トーセンファントムは現役時代にサウジアラビアRCの前身いちょうステークスを勝ち、次走の東スポ杯2歳ステークスでローズキングダムの2着になった実績を持っている。故障によって大成できなかったものの、ポテンシャルが高かったと考えられる。

母や母母のアナスミラビリンスは繁殖牝馬として目立った活躍馬を出していなかった。しかし、血統を遡るとかなりの良血馬であることが分かる。

母母母はスカーレットブルー、母母母母はスカーレットインクという“スカーレット一族”に属している。言うまでもなく、ダイワスカーレットやダイワメジャーを輩出した超名門一族だ。

近親という意味では目立った活躍馬はいないものの、母系に秘めていた才能がここに来て開花した。

父がこの条件(このレース)に適性があり、母系が良血という血統だったため、今回の激走も「納得」ということができるだろう。

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