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2018年8月19日、札幌競馬場で札幌記念(GⅡ/芝2000m)が行われる。

GⅠ級が出走することも多いハイレベルの重賞ながら、過去10年で5番人気以下が5勝。昨年はGⅠで好走歴のある1、2番人気馬が敗れて、6番人気、12番人気で決着し、馬単6万円超、3連単20万円超の波乱となった。本気度の違いなどもあり、実績馬が必ずしも人気に応えているわけではなく、伏兵が付け入る隙は十分にある。

今年も波乱の可能性はあるのか。当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から高配当の使者となり得る穴馬を探していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とし、主に6番人気以下で3着以内に入った8頭を参考に分析する。


データ① 洋芝実績

6番人気以下で3着以内に入ったのは8頭。その8頭はすべて札幌か函館の芝レースに出走したことがあり、そのうち6頭は勝利か、オープンクラスで3着以内の実績があった。

2013年に14番人気で3着のアンコイルドは前走の函館記念で2着、2017年に12番人気のナリタハリケーンは2走前の巴賞で3着と、2桁人気で好走した2頭も直前に北海道の芝オープンレースで好走していた。洋芝適性はかなり重要だ。

データ② 小回り実績

6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち7頭に、コーナー4回の芝1800~2000mの重賞で3着以内の実績があった。残る1頭も同条件のオープン特別で3着に好走していた。小回りコースに実績のある馬は期待できる。

データ③ 近走で好走

2015年2着ヒットザターゲットは前走でGⅡを勝っていながら8番人気、2013年3着アンコイルドは前走で重賞2着ながら14番人気と評価が低かったのをはじめ、6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち、4頭の前走が重賞で3着以内に入り、残る3頭も近3走以内に重賞で3着以内と好走。例外の1頭にしても、2走前がオープン特別で3着だった。

近走の成績がいいにもかかわらず、実績馬の陰に隠れて人気の盲点になっているような馬がいれば狙い目だ。

データ④ 高齢馬

昨年、12番人気で2着に入ったナリタハリケーンは8歳馬。6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち6頭が6歳以上だった。高齢馬は人気になりづらいこともあり、穴を開けることが多い。

データ⑤ パワー型の血統

6番人気以下で3着以内に入った8頭のうち、3頭がキングカメハメハ産駒。ほかも、クロフネ産駒、アグネスデジタル産駒、スターリングローズ産駒と、ダートGⅠ馬の産駒がいる。

力を要する洋芝ということもあり、ダートGⅠ馬や、ダートの活躍馬を多く出しているパワー型の種牡馬の産駒が活躍している。

結論

最も魅力的なのは、函館芝で1000万下、1600万下と連勝中のマイスタイル。昇級初戦ということもあってそれほど人気になりそうにはないが、今回と同じコーナー4回の芝2000mのGⅡ(弥生賞)で2着があり、実績面でもそう見劣らない。

スティッフェリオも同じく、北海道で準オープンを勝ち上がったばかりで、全5勝中3勝を札幌、函館の洋芝でマークしている。コーナー4回のセントライト記念で4着に入った経験があり、上位に食い込んでも不思議はないだろう。

ナイトオブナイツも波乱の使者となる可能性は十分だ。全6勝中3勝を札幌、函館でマークしている洋芝巧者。巴賞で好走しながら、函館記念の敗戦で評価を落としているというパターンは、昨年2着のナリタハリケーンと似ている。

スズカデヴィアスは、7歳のキングカメハメハ産駒。コーナー4回の芝2000mの重賞で何度も好走しており、2走前に芝2000mの新潟大賞典を勝って健在ぶりを示している。洋芝実績にこそ欠けるが、複数の条件をクリアしている。

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