(C)Yushi Machida

2018年8月19日、小倉競馬場で北九州記念(GⅢ/芝1200m)が行われる。大波乱の年が多く、去年は3連単で107万馬券、2014年には395万馬券も飛び出した。1番人気は2008年以来勝てておらず、8番人気が5勝を挙げるなど荒れる要素があるが、単勝は10倍台が多いなど、混戦になることが多い。

馬連が3ケタで終わったのは2015年の1回のみ、馬連万馬券は3回ある。2014年は単勝オッズが200倍を超えたカイシュウコロンボがとんでもない万馬券を演出した。今回は役者が揃った格好だが、人気サイドで決まらないレースであり、何かしら穴はやってくる。

ハイレベルなレースになるかもしれないが、女心と秋の空、有力牝馬のよもやの失速、まさかの大激走の可能性は十分にある。お盆でお金を使った人もここで一気に財布の中身を回復させたい。


データ① 小倉実績

2ケタ人気で激走をした馬に共通するのは小倉実績である。小倉でのレースに出走し、何かしらの結果を残していた。2014年17番人気で3着になったカイシュウコロンボは小倉で1勝し、2014年13番人気で2着だったメイショウイザヨイは前走の佐世保ステークスで勝利している。2012年12番人気2着だったシゲルスダチはフェニックス賞で2着に入っている。

このように、大波乱を演出した馬は以前に小倉競馬場でレースを走り、そこで勝った実績がある。小回り実績というものを重視してみたい。49キロを背負うスカイパッションは小倉で2勝を挙げている。未勝利を脱出できず、障害レースに転向後、小倉のこの舞台で勝利を挙げており、オジュウチョウサンの先輩のようなものだ。

牝馬は牝馬でも、ここまでの軽ハンデならどうか。

データ② 使い詰めは調子がいい証拠

2ケタ人気で激走した馬を見ていくと、夏場だけで何戦もしている馬が多かった。特徴的なところでは去年14番人気2着だったナリタスターワンはサマースプリントシリーズであるCBC賞、アイビスサマーダッシュを走り、北九州記念で3戦目だった。これはラインスピリットも全く同じであり、結果的に同じローテの2頭がびっくりするほどの大穴を開けてしまった。

他の馬も同様で、シゲルスダチはCBC賞、NST賞で北九州記念、メイショウイザヨイは7月のテレビユー福島賞、佐世保ステークス、北九州記念、カイシュウコロンボは6月後半の米子ステークス、CBC賞、北九州記念とだいたい3戦目である。しかも多くの馬は北九州記念から間隔を空けて次走に臨んでいる。本当の意味で激走をし、その疲れが残った形だろう。

これに該当するのはアクティブミノルとフミノムーンである。アクティブミノルはナリタスターワンやラインスピリットと全く同じローテ、フミノムーンはCBC賞の後にバーデンバーデンカップを使っている。アクティブミノルはセントウルステークスを勝ったこともあり、本来ここは勝ち負けでもおかしくない。しかも去年よりレース数を増やしており、動ける態勢にはある。フミノムーンもオープン特別で2勝するなどこちらも力はある。狙うならここか。

データ③ なぜかテン乗りで激走

共通点は色々とあるものだ。2ケタ人気で激走した馬の共通点に面白いものがあった。それは前走と騎手が違っている点だ。ナリタスターワンは初めて幸英明騎手を乗せて2着に、ラインスピリットはアイビスサマーダッシュで岩田康誠騎手を乗せ、北九州記念は主戦の森一馬騎手が騎乗して3着、メイショウイザヨイは初めて太宰啓介騎手が騎乗して2着、カイシュウコロンボは初めて川島信二騎手が騎乗して3着だった。

要するに、初めて乗った騎手がその馬の能力を引き出したことになる。ラインスピリットの場合は岩田騎手で味を変えた結果、馬が変わった可能性がある。

アサクサゲンキはこれまで和田竜二騎手と武豊騎手が乗ってきたがいずれも別の馬で挑む。騎乗予定は松若風馬騎手だ。アサクサゲンキは音無厩舎の管理馬であり、松若騎手は音無厩舎の所属だ。アサクサゲンキのことはよくわかっている。松若騎手も若手の中で期待される騎手であり、アサクサゲンキの新味を出せる可能性は十分だ。

まとめ

スカイパッション、アクティブミノル、フミノムーン、アサクサゲンキと牝馬1頭、牡馬3頭という構図になった。穴を開けるのは牡馬か、盲点になった牝馬、このいずれかだろう。軽ハンデはあまり来ないが、さすがに49キロならスカイパッションが激走してもおかしくない。

甲子園ではド派手なホームランがお茶の間を興奮させているが、北九州記念でド派手な馬券をゲットしてこちらもお茶の間を興奮させたい。

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