(C)だわさの写真館

2018年8月12日、札幌競馬場でエルムS(GⅢ/ダ1700m)が行われる。リーゼントロック、アンジュデジール、ミツバ、リッカルド、ハイランドピークらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。


データ① 実績

勝ち馬10頭9頭がオープンクラスのダート戦で勝っていた。重賞勝ちの実績までは求められないが、オープン勝ちの実績は欲しい。

また、新潟ダート1800mで施行された2009年を除く過去9年の勝ち馬9頭のうち、8頭がダート1700mで勝利していた。器用さが問われる舞台設定だけに、小回り1700mの適性を示している馬が信頼できる。

データ② 前走

勝ち馬10頭中8頭が7月以降のレースに出走。残る2頭は既に重賞を勝っていた。夏競馬を使っている馬が有利で、前走から間隔が空いている場合は重賞実績が不可欠になる。

前走のレースを見ると、同じダート1700mのレースに出走していた馬が6勝3着2回と優勢。また、必ずしも前走着順が良くなければいけないわけではないが、前走1着だった馬は【5・2・3・15】と好成績だ。

データ③ 年齢

3歳  【0・0・0・1】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
4歳  【5・1・4・11】(勝率23.8%、連対率28.6%)
5歳  【4・3・4・21】(勝率12.5%、連対率21.9%)
6歳  【1・2・1・34】(勝率 2.6%、連対率 7.9%)
7歳  【0・4・0・18】(勝率 0.0%、連対率18.2%)
8歳以上【0・0・0・8】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)

4歳と5歳が合わせて9勝と、他の世代を圧倒している。

データ④ 性別

牝馬は7頭が出走して3着以内なし。

データ⑤ 所属

美浦【5・3・4・35】(勝率10.6%、連対率17.0%)
栗東【5・7・6・57】(勝率 6.7%、連対率16.0%)
地方【0・0・0・6】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)

勝利数は東西互角だが、勝率では美浦所属馬がリード。

データ⑥ 馬体重

勝ち馬10頭中9頭が480kg以上で、うち7頭が500kg以上と大型馬が強い。

一方で、馬体重480kg未満の馬は【1・1・4・12】。メイショウトウコンが2007年に458kgで勝ったものの、翌2008年は1番人気で4着(466kg)に敗れるなど、上位人気馬が敗れた例もある。

データ⑦ 人気

1番人気【2・1・3・4】
2番人気【3・1・0・6】
3番人気【3・0・1・6】

勝ち馬10頭中8頭が3番人気以内。昨年も、4番人気のロンドンタウンが勝ち、1番人気のテイエムジンソクが2着だった。基本的には上位人気馬が中心になる。

結論

どの馬も一長一短ある感じだが、中心となるのはドリームキラリか。オープン特別を2勝。札幌ダート1700mで勝利実績があり、昨年のこのレースで3着と、コース適性の高さも示している。2走前に勝っており、前走が7月のプロキオンS(6着)と夏競馬を使っている点も理想的だ。

ミツバは重賞2勝を含め、オープンクラスで5勝。7月のマーキュリーCを勝っての参戦で、臨戦過程もいい。ダート1700mの以下のレースに出走するのは約3年ぶりとなるが、札幌ダート1700mで500万下を勝っている。あとは、前走時の馬体重が473kgという点をどう見るか。

順調に使われている点で言えば、ハイランドピークも上位。世代別で最もいい成績を残している4歳馬で、ダート1700mでのV実績もある。オープン実績にこそ欠けるものの、前走がオープン特別のマリーンSで2着なら悪くない。ただこちらも、前走時が馬体重466kgと、メンバー中で最も軽い点がネックになる。

同じ4歳のノーブルサターンは、前走で福島ダート1700mの準オープンを勝って勢いがある。500kgを超える大型馬で、オープン勝ちこそないものの、交流GⅡで2着の実績があればまずまずと言える。

ロンドンタウンは昨年のこのレースをレコード勝ちしており、馬体重520kgを超える大型の5歳馬。近走は精彩を欠いており、前走が4月のマーチS6着で久々の実戦となる点が割り引き材料も、実績は申し分ない。

一昨年の覇者リッカルド、札幌ダート1700mで3勝しているモンドクラッセ、ダート1700mでオープン特別を勝っているメイショウスミトモなども実績は文句なしだが、いずれも7歳と高齢なのがどうか。

おすすめの記事