安田記念に続き驚くべき走りを見せたマイルCS
安田記念を勝った時、当サイトの編集長が以下の様な記事を書いている。
モーリスが絶対王者になる理由とは?四重苦を跳ね除けた安田記念馬の未来予想図
安田記念は決して恵まれたレースではなかった。その中で力で押し切り、マイル王者の称号を得ていたのだ。
今回のマイルCSにしても決して恵まれたレースだったとはいえない。
・安田記念以来の休み明け(アクシデントにより毎日王冠を回避)
・ディープインパクトをはじめとするサンデー系が強いレース
・有利とはいえない大外枠
など、今回も“逆風”にさらされていた。
中盤が緩んでスローペースに近い展開になったことも、瞬発力に長けたサンデー系の馬たちへの追い風(=モーリスにとって逆風)となった。
そんな向かい風が吹き荒れる淀にあって、モーリスは上がり33秒1の豪脚で差しきってみせた。上がり最速はイスラボニータに譲ったものの、通ったコース(モーリスが外、イスラボニータが内)を考えると、同等以上の価値がある数字と言えるだろう。
決して恵まれたとはいえない中で春秋マイル王決定戦を勝ったのだから、絶対王者が誕生したと言い切っていいだろう。
今後は香港マイル、あるいは香港カップへ向かうとのこと。
今年5戦5勝で年度代表馬の候補に挙がる“怪物”は世界でどんな走りを見せてくれるのだろうか。
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