ディープ産駒としては2例目の希少例
エイシンヒカリが毎日王冠を勝ち切ったというのは血統面から見ると少々驚きだった。
というのも、ディープインパクト産駒は「古馬になると重賞で連勝できない」というジンクスがあるからだ。
ディープインパクトの代表産駒であるジェンティルドンナやキズナ、ダノンシャークらの戦績を見てもらえると分かるように、古馬になってからは一度も重賞を連勝できていない。
唯一の例外としてラストインパクトがいるものの、これだけ多くの重賞ウィナーを輩出しているチャンピオンサイアーが古馬重賞を連勝できないというのだから、もはや偶然の産物と片付けることはできないだろう。
そんな中、エイシンヒカリは重賞連勝を果たした。
おそらく実力上位だったこと、キャリアが浅くて(毎日王冠出走前の時点でわずか7走)フレッシュな状態にあったことが影響したと考えられる。
重賞を連勝して望む天皇賞秋。ディープ産駒に限らず、重賞3連勝というのは本当に実力がないと達成できない。果たしてエイシンヒカリと武豊騎手は天皇盾を手中に収めることができるのか。今から興味は尽きない。
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