カテゴリー:予想・考察・回顧

ノンコノユメの血統や将来性は?ジャパンダートダービー1着馬を徹底分析

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7月8日に大井競馬場で行われたジャパンダートダービー(GI/ダート2000m)は、2番人気のノンコノユメ(牡3)が逃げたクロスクリーガーを差しきり、GI初制覇を達成した。

ノンコノユメの血統はどのようなものだろうか。徹底分析を行っていこう。

血統評価は?

ノンコノユメは父トワイニング、母ノンコ、その父アグネスタキオンという血統。トワイニング産駒として初めてGIを制し、先日亡くなった父へこれ以上ないプレゼントを送ることになった。

血統に関しては以下の記事より参照。

詳細→ノンコノユメの血統や将来性は?ユニコーンステークス1着馬を徹底分析

母ノンコはダートで2勝、近親にはダートで6勝を挙げ、現オープン馬のマルカプレジオがいる。ただし、この2頭や他の近親にも芝の勝ち鞍があり、トワイニングが東スポ杯2歳S勝ち馬フサイチアソートなどを出していることから、ゴリゴリのダート血統というわけではない。

父トワイニングでオープンまで出世した馬の1頭に、セイリオスという馬がいる。この馬の母父サンデーサイレンス、母母父アリダーという配合はノンコノユメに非常に似ている。ノンコノユメは母父がサンデーサイレンス系アグネスタキオンで、母母父が父アリダーのクリミナルタイプ。

さらにいえば、先述の京王杯2歳S勝ち馬セカンドテーブルも母父サンデーサイレンス、母母父クリミナルタイプと、似た配合となっている。数が多い訳ではないトワイニング産駒だが、似た血統が現れれば注目しておきたい。

【次のページヘ】ジャパンダートダービー制覇の評価は?

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日本ダービー・皐月賞・菊花賞(2016年)JRAクラシック番付牡馬編/7月第1週

(C)T.T

2016年のクラシックを目指す馬たちの戦いが始まった。日本ダービーが終わり、6月から2歳戦がスタート。すでにクラシックで活躍できそうな良血馬がデビューしている。

『競馬TIMES』では“クラシック番付”という形で若駒たちの動向を追跡し、どの馬が台頭してくるのか予想していく。

なお、ダービー、皐月賞、菊花賞では求められる要素が違うため、それぞれで必要になる能力に応じたランキングを作成した。今後、定期的にランキングを発表していくのでお楽しみに。

日本ダービー編

日本ダービーは東京芝2400mで開催される。“競馬の祭典”で求められる能力はなんといってもスピードと瞬発力だ。

また「ダービー馬はダービー馬から」の格言があるように、ディープインパクトやキングカメハメハといった“クラシック血統”が強調できる。地味な血統の馬はどんなに良血でも、ここではマイナス評価となる。

横綱 ポルトフォイユ
大関 プロディガルサン
関脇 ロスカボス
大関 レッドヴェルサス
関脇 ―
小結 ―
前頭筆 ―

7月第1週の段階で4頭に注目。特に注目されるのがポルトフォイユとプロディガルサンだ。

ポルトフォイユは今年の日本ダービーに出走したポルトドートウィユの全弟。父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、母母エアグルーヴ、母母母ダイナカールという超良血馬だ。

デビュー戦はレッドヴェルサスを寄せ付けずに5馬身差の快勝を収めた。成長力のある血統だけに、これから力をつけていけばダービーに十分に届くはずだ。

●詳細→ポルトフォイユの血統や将来性は?武豊騎手で新馬戦勝ちの素質馬に迫る

プロディガルサンは今年の皐月賞2着、ダービー4着のリアルスティールの全弟。デビュー戦の内容はまずまずだった。将来性は折り紙つきなだけに、成長が期待される。

●詳細→超良血馬プロディガルサンが新馬戦を快勝!

マンハッタンカフェやダービーフィズ、クレスコグランドの近親のロスカボスも期待の1頭。デビュー戦は超スローペースを差しきり、素質を示した。重賞級のアストラエンブレムを抑えた点も評価が高い。

またポルトフォイユに敗れたとはいえ、レッドヴェルサスも素質馬の1頭。おそらく未勝利は問題なく突破できるはず。スウィフトカレント産駒は地味な割に能力が高いため、期待できそうだ。

【次のページヘ】皐月賞編!ダービーとの違いが明らかに!

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マルターズアポジーの血統や将来性は?ラジオNIKKEI賞3着馬を徹底分析

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7月5日に行われたラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)。1番人気のアンビシャスが快勝する中3着には12人気のマルターズアポジーが逃げ粘った。

マルターズアポジーの血統背景や将来性はどんなものなのだろうか? 徹底分析を行っていこう。

血統評価は?

マルターズアポジーは父ゴスホークケン、母マルターズヒート、その父オールドトリエステという血統。父ゴスホークケンは現役時代、07年の朝日杯FSを逃げ切って制した馬だ。しかし、その後は長期休養などもあり思うように結果が残せず、結局勝ち鞍は新馬戦と朝日杯FSのみで引退した。

ゴスホークケンの産駒は中央に4頭しかおらず、このマルターズアポジーが最初にして唯一、中央で勝ち星を挙げている。

母マルターズヒートは現役時代、2歳時にファンタジーS3着、3歳になってフェアリーS(当時1200m)、エルフィンS(OP)を連勝し、フィリーズRで2着した牝馬だった。ただ、マルターズヒートもこれ以降は目立った活躍ができず、障害戦以外では馬券に絡むことは一度もないまま引退した。

なお、近親には根岸SなどダートGⅢを3勝、マイルCS南部杯2着、フェブラリーS3着など活躍したワイルドワンダーがいる。

父、母ともに早熟なイメージのある本馬だけに、やはり課題は成長力だろう。今回は他に逃げ馬不在、マークも緩くマイペースで逃げることができた。父、母父とも系統としてはダート血統で、福島の芝はそういった血統の馬が他場に比べ比較的活躍できる舞台でもある。

次走以降、人気を背負うようであれば安易に信頼はできない。活躍の場は福島のような直線の短いローカルコースが中心になるだろう。

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ミュゼゴーストの血統や将来性は?ラジオNIKKEI賞2着馬を徹底分析

(C)kenji

7月5日に福島競馬場で行われたラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)。1番人気のアンビシャスが快勝する中、2着に入ったのは4番人気のミュゼゴーストだった。

ミュゼゴーストの血統背景や将来性はどんなものなのだろうか? 徹底分析を行っていこう。

血統評価は?

ミュゼゴーストは父バゴ、母トリプルタイム、その父リアルシャダイという血統。バゴは仏国で生産され、04年凱旋門賞など仏国GⅠを5勝した名馬だ。05年にはジャパンカップにも出走している(6人気8着)している。

バゴ産駒によるJRA重賞制覇は10年菊花賞のビッグウィークなどに続き5勝目。なお、同じ父バゴ、母父リアルシャダイという配合からは、10年フラワーC勝ち馬で、同年桜花賞2着、天皇賞・秋4着のオウケンサクラが出ている。

母系を遡ると、3代母ホースメンテスコはドロドロの不良馬場だった79年の桜花賞勝ち馬。そこにマルゼンスキー、そしてリアルシャダイと重ねられた母系はスタミナ抜群で、時計の掛かる芝や、道悪では強さを発揮できる。よって、なんといっても楽しみなのは菊花賞だろう。

【次のページヘ】将来の菊花賞馬!? クラシック最終戦で強調できる理由とは?

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アンビシャスの血統や将来性は?ラジオNIKKEI賞勝ち馬を徹底分析!

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7月5日に福島で行われた3歳馬によるハンデ戦・ラジオNIKKEI賞(GⅢ/芝1800m)は、1番人気のトップハンデ馬アンビシャスが他馬を寄せ付けない完勝を見せ、秋への弾みをつけた。

アンビシャスの血統背景や将来性はどんなものなのだろうか? 徹底分析を行っていこう。

血統評価は?

アンビシャスは父ディープインパクト、母カーニバルソング、その父エルコンドルパサーという血統。ディープインパクト産駒によるラジオNIKKEI賞制覇は、11年フレールジャック(中山開催)、12年ファイナルフォームに続いて3度目。

日本で活躍する近親馬はいないが、近いところでは母母カルニオラの全弟エグザルテイションが愛国2000mのGⅢ勝ち馬。そして3代母カーニバルスピリットの半弟には90年の凱旋門賞馬ソーマレズがいて、近親にはその他ヨークシャーオークスなど英国・愛国でGⅠ3勝のラッシュラッシャーズなど活躍馬が多数出ている良血だ。

父ディープインパクト×母父エルコンドルパサーという配合からは、今年のマーメイドS2着馬マリアライトが出ていて、母母父がナスルーラの血を引くというところも共通している。また、エルコンドルパサー自身の母父がサドラーズウェルズなため、母父エリシオで母母父リヴリアのファタモルガーナ(ステイヤーズS2着2回)や、母父モンジューのエタンダール(12年青葉賞2着)にも似た配合となっている。

共通するイメージとしては、一瞬のキレを使うのではなく、じわじわと加速して長く脚を使うという部分。アンビシャスはこれらの馬以上の瞬発力、スピードも備えている。

ドゥラメンテ、リアルスティールの3着に好走した共同通信杯はもちろん、内有利の馬場で大外枠から終始かかりながら3着に来た毎日杯、東京芝2000mでは圧倒的に不利な8枠16番からかなりの距離ロスをしながら完勝したプリンシパルステークスで見せたスタミナも一級品。

加えて凱旋門賞馬も輩出した母系も鑑みれば、底力が問われる展開でもタフな馬場であっても、これから中距離路線のトップクラスで活躍していくことは間違いないだろう。

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