カテゴリー:予想・考察・回顧

ファルコンS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C)Yushi Machida

2018年3月17日、中京競馬場でファルコンS(GⅢ/芝1400m)が行われる。ダノンスマッシュ、テンクウ、アンブロジオ、フロンティア、タイセイプライド、トロワゼトワル、モズスーパーフレア、アサクサゲンキらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

春の3歳マイル王決定戦GⅠ・NHKマイルカップに向けての重賞路線整備の中で2006年から3月に行われるようになったステップレースがファルコンSだ。

ただし、NHKマイルカップまで2ヶ月近く間隔があくことも影響してかファルコンSから直行した馬の成績は悪く、好走例は過去6年では2013年の優勝馬インパルスヒーローがNHKマイルカップで2着に入ったのみとなっている。

配当傾向を過去6年で見てみると、三連単は6年全てで万馬券となっていて、しかも10万円以上の配当が半分の3回、単勝1番人気がわずか1勝と荒れる結果となっている。

2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、一転して人気サイドの決着となるのか。

今回は中京競馬場芝1400mで行われた2012年以降の過去6年のファルコンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去6年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20173メイソンジュニア
20163シゲルノコギリザメ
20151タガノアザガル
20143アルマエルナト
20132カシノピカチュウ
20122レオンビスティー

注目点① 人気薄を狙うなら人気に関係なく検討を!

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6年で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が6頭と3分の1を占めている。

しかも、過去6年すべてで必ず1頭は3着以内に入ってきていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 ファルコンS 過去6年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
2番人気2- 1- 0- 3/ 633.3%50.0%
3番人気1- 2- 1- 2/ 616.7%66.7%
4番人気1- 1- 0- 4/ 616.7%33.3%
5番人気0- 0- 2- 4/ 60.0%33.3%
6番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
7番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
8番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
9番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
10番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
11番人気0- 1- 1- 4/ 60.0%33.3%
12番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
13番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
14番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
15番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
17番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017メイソンジュニア614.3
2016シゲルノコギリザメ924.4
2015タガノアザガル1478.3
2014アルマエルナト1157.6
2013カシノピカチュウ1134.4
2012レオンビスティー1230.8

注目点② 父・ナスルーラ系かニアークティック系から

血統別に集計すると過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭が父・ナスルーラ系かニアークティック系となっている。

現在の日本競馬でディープインパクトやオルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は人気に関係なく、他のレースに比べれば見劣りする。

また、競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型キングカメハメハに代表されるネイティブダンサー系の成績も奮わない。

種牡馬系統別集計 ファルコンS 過去6年

チェック種牡馬着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系3- 3- 2-40/486.3%16.7%
ニアークティック系1- 2- 2-15/205.0%25.0%
ナスルーラ系1- 1- 0-11/137.7%15.4%
ネイティヴダンサー系1- 0- 2-22/254.0%12.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父・血統分類父馬
メイソンジュニアニアークティック系Mayson
シゲルノコギリザメニアークティック系スーパーホーネット
タガノアザガルナスルーラ系バゴ
アルマエルナトロイヤルチャージャー系ネオユニヴァース
カシノピカチュウニアークティック系スタチューオブリバティ
レオンビスティーナスルーラ系サクラバクシンオー

注目点③ 前走も人気薄(単勝3番人気以下)!

今回の該当馬6頭すべてが前走でも単勝1番人気・2番人気のような上位人気ではなく単勝3番人気以下となっている。

クラシックへ向けては勝ち抜き戦の様相が強いものの、マイルや短距離を目指している別路線ということもあり、前走で他馬との比較など何らかの原因で人気を落としていた馬がファルコンSでは前評判を覆すことができたことを示している。

前走人気別集計 ファルコンS 過去6年


前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気1- 1- 1- 11/ 147.1%21.4%
前走2人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
前走3人気2- 0- 1- 10/ 1315.4%23.1%
前走4人気0- 1- 0- 10/ 110.0%9.1%
前走5人気1- 0- 1- 6/ 812.5%25.0%
前走6~9人2- 2- 2- 24/ 306.7%20.0%
前走10人~0- 2- 1- 17/ 200.0%15.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走人気
メイソンジュニア6
シゲルノコギリザメ6
タガノアザガル6
アルマエルナト3
カシノピカチュウ4
レオンビスティー10

注目点④ 前走は1400m以上の距離

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った6頭中5頭が前走で1400mか1600m戦を使われてきている。

1400m戦の場合、1200mを得意とするスプリンター向きのレースと1600mを得意とするマイラー向きのレースと両方のパターンがあるが、ファルコンSは明らかにマイラー向きのレースであることがわかる。

前走距離別集計 ファルコンS 過去6年

前走平地距離着別度数勝率複勝率
同距離3- 2- 1- 31/ 378.1%16.2%
今回延長0- 0- 1- 24/ 250.0%4.0%
今回短縮3- 4- 4- 33/ 446.8%25.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走距離
メイソンジュニア1600
シゲルノコギリザメ1600
タガノアザガル1400
アルマエルナト1200
カシノピカチュウ1400
レオンビスティー1600

注目点⑤ 関西馬が中心

最後に調教師の所属別で集計すると該当馬6頭中5頭が関西馬という結果となった。

若駒にとっては長距離輸送が課題となるとは言え京都競馬場や阪神競馬場に比べると中京競馬場が近いことや、この時期に行われる3歳馬限定の短距離重賞が少ないこともあって関東からの遠征馬も多いが、実力・人気共に兼ね備えた馬しか結果を残せていない。

調教師所属別集計 ファルコンS 過去6年

調教師分類着別度数勝率複勝率
美浦3- 1- 1- 31/ 368.3%13.9%
栗東3- 5- 5- 57/ 704.3%18.6%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名所属厩舎
メイソンジュニア関西・渡辺薫彦
シゲルノコギリザメ関西・谷潔
タガノアザガル関西・千田輝彦
アルマエルナト関東・伊藤大士
カシノピカチュウ関西・牧田和弥
レオンビスティー関西・矢作芳人

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。


アサクサゲンキ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のファルコンSの登録頭数は19頭と多く、収得賞金の関係で抽選対象となる馬がいるので注意が必要だ。

また、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が出走を回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


フラワーカップ2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C)MAZIMICKEY

2018年3月17日、中山競馬場でフラワーカップ(GⅢ/芝1800m)が行われる。ロックディスタウン、カンタービレ、メサルティム、トーセンブレス、ガールズバンド、ノーブルカリナン、ノームコアらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

芝1800mと3歳牝馬限定で行われる重賞としては長い距離で行われることから、4月のGⅠ・桜花賞へ向けてというだけでなく、その先のGⅠ・オークスなどを見据えて出走馬が揃うことが多いのがフラワーカップの特徴だ。

昨年2017年にこのレースを2着と5馬身0.8秒差で圧勝したファンディーナは次走で桜花賞でなく牡馬クラシック第一弾GⅠ・皐月賞(芝2000m)に出走し7着に敗退したものの単勝1番人気となり大きな話題となった。

なお、フラワーカップの勝馬が同じ年にGⅠで勝った例は過去10年では2008年秋にGⅠ・秋華賞を制したブラックエンブレムのみとなっている。

配当傾向を過去10回で見てみると、三連単は10回全てで万馬券となっているものの10万円以上の配当となったのは1回のみ、単勝1番人気が5勝2着2回3着1回と比較的安定した成績を残している。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は中山競馬場で行われた2007年以降のフラワーカップの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく(2011年は阪神競馬場で行われたため対象外)。


過去10年の該当馬(2007年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20172シーズララバイ
20173ドロウアカード
20163ウインクルサルーテ
20152アースライズ
20142パシフィックギャル
20133リラコサージュ
20121オメガハートランド
20123サンキューアスク
20091ヴィーヴァヴォドカ
20082レッドアゲート
20072ホクレレ
20073クロコレーヌ

注目点① 人気薄を狙うなら人気に関係なく検討を!

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が12頭の4割となっていて毎年三連単が万馬券となっていることを裏付ける結果となっている。

しかも、過去10回の内2010年を除いて少なくとも1頭はリストアップされていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならない。

ただし、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 フラワーカップ 過去10回

人気着別度数勝率複勝率
1番人気5- 2- 1- 2/ 1050.0%80.0%
2番人気1- 1- 3- 5/ 1010.0%50.0%
3番人気2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%
4番人気0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%
5番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
6番人気1- 2- 1- 6/ 1010.0%40.0%
7番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
11番人気1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
12番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 1- 8/ 90.0%11.1%
15番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017シーズララバイ876.1
2017ドロウアカード748.6
2016ウインクルサルーテ1496.6
2015アースライズ1258.9
2014パシフィックギャル611.2
2013リラコサージュ618.3
2012オメガハートランド610.2
2012サンキューアスク1031.8
2009ヴィーヴァヴォドカ1143.6
2008レッドアゲート829.5
2007ホクレレ616.4
2007クロコレーヌ1235.2

注目点② キャリアは3戦から5戦まで

フラワーカップまでの出走レース数で見た場合、過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った12頭中10頭が3戦から5戦までとなっている。

春本番へ向けての残り時間を考えても前評判が高くないキャリアが浅い馬にとっては、ある程度キャリアを順調に積んできた馬には叶わない。

また、何とかここまでたどりついても既にレースに使われすぎてきた馬には人気に関係なく実力や疲労度などが理由で活躍できていないことがわかる。

キャリア別集計 フラワーカップ 過去10回

キャリア着別度数勝率複勝率
1戦1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
2戦2- 1- 1- 18/ 229.1%18.2%
3戦2- 1- 1- 27/ 316.5%12.9%
4戦2- 3- 2- 15/ 229.1%31.8%
5戦3- 2- 2- 18/ 2512.0%28.0%
6戦0- 1- 1- 13/ 150.0%13.3%
7戦0- 2- 0- 11/ 130.0%15.4%
8戦0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
9戦0- 0- 1- 1/ 20.0%50.0%
10戦0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名キャリア
シーズララバイ5
ドロウアカード5
ウインクルサルーテ5
アースライズ3
パシフィックギャル4
リラコサージュ4
オメガハートランド5
サンキューアスク8
ヴィーヴァヴォドカ3
レッドアゲート4
ホクレレ4
クロコレーヌ9

注目点③ 前走も人気薄(単勝5番人気以下)!

今回の該当馬12頭中10頭までもが前走でも人気がなく単勝5番人気以下となっている。

牝馬の場合は一般的に牡馬と比べて調子の波が激しいと言われており、前走で何らかの原因で調子を崩していた馬が春本番を前にして立て直しをはかることができたことを示している。

前走人気別集計 フラワーカップ 過去10回


前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気4- 1- 1- 14/ 2020.0%30.0%
前走2人気3- 0- 0- 13/ 1618.8%18.8%
前走3人気1- 0- 3- 8/ 128.3%33.3%
前走4人気0- 1- 1- 12/ 140.0%14.3%
前走5人気0- 1- 2- 14/ 170.0%17.6%
前走6~9人2- 5- 1- 36/ 444.5%18.2%
前走10人~0- 3- 1- 28/ 320.0%12.5%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走人気
シーズララバイ9
ドロウアカード8
ウインクルサルーテ5
アースライズ6
パシフィックギャル6
リラコサージュ1
オメガハートランド3
サンキューアスク5
ヴィーヴァヴォドカ6
レッドアゲート9
ホクレレ1
クロコレーヌ10

注目点④ 前走は先行か中団脚質馬が活躍!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った12頭中10頭が前走で先行か中団からのレースをしていた。

脚質がまだまだ定まりきれない時期であるとは言え、逃げや追込みなどの極端な戦法を取っている馬の巻き返しはなかなかできていないことがわかる。

前走脚質別集計 フラワーカップ 過去10回

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ3- 1- 0- 12/ 1618.8%25.0%
先行4- 5- 5- 40/ 547.4%25.9%
中団3- 3- 4- 44/ 545.6%18.5%
後方0- 2- 0- 27/ 290.0%6.9%
マクリ0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走脚質
シーズララバイ後方
ドロウアカード先行
ウインクルサルーテ先行
アースライズ先行
パシフィックギャル中団
リラコサージュ先行
オメガハートランド中団
サンキューアスク先行
ヴィーヴァヴォドカ中団
レッドアゲート後方
ホクレレ先行
クロコレーヌ中団

注目点⑤ 前走は主場で出走

最後に前走の競馬場別で集計をした場合、今回の該当馬12頭すべてがいわゆる主場(中山・東京・京都・阪神各競馬場)で出走していた。

第三場と言われるローカル開催でも2歳戦3歳戦はもちろん行われているが、ある程度競走馬としての能力が見込まれている馬が主場で出走することも多く、フラワーカップで人気を落としていても見込まれている馬が活躍しているといえる。

前走場所別集計 フラワーカップ 過去10回

前走場所着別度数勝率複勝率
札幌0- 0- 0- 0/ 0
函館0- 0- 0- 0/ 0
福島0- 0- 0- 0/ 0
新潟0- 0- 0- 0/ 0
東京3- 6- 1- 40/ 506.0%20.0%
中山4- 4- 4- 47/ 596.8%20.3%
中京0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
京都1- 0- 3- 11/ 156.7%26.7%
阪神2- 1- 1- 18/ 229.1%18.2%
小倉0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
地方0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走場所
シーズララバイ東京
ドロウアカード京都
ウインクルサルーテ中山
アースライズ阪神
パシフィックギャル東京
リラコサージュ京都
オメガハートランド東京
サンキューアスク中山
ヴィーヴァヴォドカ中山
レッドアゲート東京
ホクレレ東京
クロコレーヌ阪神

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。


ガールズバンド
メサルティム

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、素直に単勝1番人気を中心に予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


阪神大賞典2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C)MAZIMICKEY

2018年3月18日、阪神競馬場で阪神大賞典(GⅡ/芝3000m)が行われる。クリンチャー、アルバート、レインボーライン、サトノクロニクル、カレンミロティック、ヤマカツライデンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

1987年に長距離王決定戦であるGⅠ・天皇賞(春)に直結するレースとして3月の阪神開催で行われるようになってから30年以上も経ち、すっかりこの時期の名物重賞として定着しているのが阪神大賞典だ。

競馬ファンの間でも記憶に残ることが多いレースとしても知られていて、古くは1996年のナリタブライアンとマヤノトップガンのデッドヒートから近年では2012年外へ逸走したのに2着に入ったオルフェーヴル など話題に事欠かないレースでもある。

もちろん、阪神大賞典に出走した馬は天皇賞(春)でも活躍することが多く、2015年以降は毎年1~3着に入った馬のうちの2頭は前走が阪神大賞典となっている。

配当傾向を過去10年で見てみると、直近5年で三連単の万馬券は1度もなく、単勝1番人気が5連勝と非常に堅く収まっているのに対して、その前の5年は三連単すべてが万馬券、単勝1番人気は5連敗と傾向が異なっている。

2018年はどのような決着となるだろうか。

今回は過去10年の阪神大賞典の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20152デニムアンドルビー
20113モンテクリスエス
20092ヒカルカザブエ

注目点① 人気薄は狙っても単勝6番人気か7番人気

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が3頭と1割しかおらず、該当馬がいない年がほとんどとなっている。

しかも、人気別に見ると3頭すべてが単勝6番人気か7番人気となっていて人気薄を狙うこと自体が得策ではないこともわかる。

人気別集計 阪神大賞典 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気5- 2- 2- 1/ 1050.0%90.0%
2番人気1- 1- 1- 7/ 1010.0%30.0%
3番人気2- 1- 2- 5/ 1020.0%50.0%
4番人気1- 2- 1- 6/ 1010.0%40.0%
5番人気1- 2- 3- 4/ 1010.0%60.0%
6番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
7番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%
11番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2015デニムアンドルビー718.6
2011モンテクリスエス612.6
2009ヒカルカザブエ621.4

注目点② 人気薄は関西馬から

今回の対象馬3頭すべてが関西馬となっている。

GⅠ・天皇賞(春)に向けての関東のステップレースとしては翌週にGⅡ・日経賞も控えていることから関西馬の出走が多いことも影響しているが、たとえ関東馬が遠征したとしても人気を伴っていない場合には馬券圏外に敗れてしまっていることがわかる。

調教師所属別集計 阪神大賞典 過去10年

調教師分類着別度数勝率複勝率
美浦0- 2- 0- 16/ 180.0%11.1%
栗東10- 8- 10- 66/ 9410.6%29.8%
地方0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名所属厩舎
デニムアンドルビー関西・角居勝彦
モンテクリスエス関西・松田国英
ヒカルカザブエ関西・岡田稲男

注目点③ 前走も長距離重賞

今回の該当馬3頭とも前走では長距離重賞を使われている。

中距離から挑戦する馬も多い中で、他馬との比較で人気を落としていても長距離適性のある馬が活躍できていることがわかる。

前走距離別集計 阪神大賞典 過去10年

前走平地距離着別度数勝率複勝率
1600m0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
1800m0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
2000m0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
2200m2- 1- 1-14/1811.1%22.2%
2400m3- 1- 5-19/2810.7%32.1%
2500m3- 5- 2- 6/1618.8%62.5%
2600m0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
3000m0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%
3400m2- 2- 2-23/296.9%20.7%
3600m0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年


馬名レース名距離
デニムアンドルビーGⅠ・有馬記念2500m
モンテクリスエスGⅢ・ダイヤモンドS3400m
ヒカルカザブエGⅡ・日経新春杯2400m

注目点④ 前走着差は1秒以内

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った3頭すべてで前走1着馬との着差が1秒以内であった。

長距離重賞に出走していると着差が離れがちと考えがちの中で、1秒以内と大敗していないことが重要であることがわかる。

前走着差別集計 阪神大賞典 過去10年

前走着差着別度数勝率複勝率
勝0.6~0.90- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
勝0.3~0.50- 1- 2- 1/ 40.0%75.0%
勝0.1~0.21- 2- 0- 4/ 714.3%42.9%
勝0.02- 1- 0- 4/ 728.6%42.9%
負0.00- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
負0.1~0.21- 0- 1- 5/ 714.3%28.6%
負0.3~0.55- 2- 2-14/2321.7%39.1%
負0.6~0.90- 1- 2-18/210.0%14.3%
負1.0~1.91- 2- 3-17/234.3%26.1%
負2.0~2.90- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
負3.0~3.90- 1- 0- 2/ 30.0%33.3%
負4.0~0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走着差
デニムアンドルビー0.4
モンテクリスエス0.9
ヒカルカザブエ0.9

注目点⑤ 前走は中団か後方脚質馬が活躍!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った3頭すべてが前走で中団か後方からのレースをしていた。

長距離重賞は騎手の駆け引きも重要な要素となっているが、逃げ先行馬をじっくり見ることができる中団や後方からの馬が阪神大賞典では好走できていることがわかる。

前走脚質別集計 阪神大賞典 過去10年

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ0- 0- 1- 10/ 110.0%9.1%
先行4- 2- 3- 19/ 2814.3%32.1%
中団5- 5- 5- 29/ 4411.4%34.1%
後方0- 3- 1- 21/ 250.0%16.0%
マクリ1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走脚質
デニムアンドルビー後方
モンテクリスエス中団
ヒカルカザブエ後方

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

サトノクロニクル


ただし、堅い決着となることが多いことからも、大穴狙いは得策とはいえず、基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

また、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


スプリングS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C)shin1k

2018年3月18日、中山競馬場でスプリングS(GⅡ/芝1800m)が行われる。ステルヴィオ、サトノソルタス、ルーカス、エポカドーロ、ゴーフォザサミット、ハッピーグリン、カフジバンガードらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

春のクラシック第一弾・GⅠ皐月賞と同じ競馬場で行われていることから、古くからクラシック戦線に直結する重要なステップレースの一つとして行われているスプリングS。

近年こそ、同じ厩舎や同じ馬主の有力馬がステップレースで競合するのを避けてこれまでに行われたGⅡ・弥生賞含めて様々なレースに分散するようになったが、それでもスプリングSからはキタサンブラックをはじめ数々の名馬がクラシック戦線に挑んでいる。

配当傾向を過去10回で見てみると、2007年のみ三連単で8,250円となったがそれ以外の年はすべて万馬券となって、単勝1番人気も4連敗中となっている。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は中山競馬場で行われた2007年以降のスプリングSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく(2011年は阪神競馬場で行われたため対象外)。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20173プラチナヴォイス
20133マイネルホウオウ
20123ロジメジャー
20102ゲシュタルト
20092レッドスパーダ
20081スマイルジャック
20082フローテーション
20073エーシンピーシー

注目点① 人気薄を検討する際は手広く!

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10回で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が8頭と約3割となっていて比較的平均的な結果となっている。

しかし、直近では2014年から2016年まで3年連続で該当馬がいないことから考えても手広く検討が必要なものの積極的に人気薄を狙うかどうかは慎重に検討しなければならない。

単勝人気で見ると6番人気から11番人気まで幅広く3着以内に入っているが、単勝オッズで見ると該当8頭中7頭までが50倍以内となっているので人気ではなくオッズを見て検討するのが得策と言える。

人気別集計 スプリングS 過去10回

人気着別度数勝率複勝率
1番人気3- 3- 3- 1/ 1030.0%90.0%
2番人気1- 1- 2- 6/ 1010.0%40.0%
3番人気2- 2- 0- 6/ 1020.0%40.0%
4番人気1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
5番人気2- 1- 0- 7/ 1020.0%30.0%
6番人気1- 0- 2- 7/ 1010.0%30.0%
7番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
8番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
11番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
12番人気0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017プラチナヴォイス619.3
2013マイネルホウオウ1134.4
2012ロジメジャー1049.4
2010ゲシュタルト1086
2009レッドスパーダ824.4
2008スマイルジャック614.1
2008フローテーション1137.3
2007エーシンピーシー617.3

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中6頭がロイヤルチャージャー系種牡馬となっている。

現在の日本競馬でディープインパクトやオルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックへ向けての中距離で特に際立っていてスプリングSも例外ではなく人気がなくても注意が必要だ。

種牡馬系統別集計 スプリングS 過去10回

チェック種牡馬着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系8- 8- 4-69/899.0%22.5%
ニアークティック系1- 2- 0-19/224.5%13.6%
ナスルーラ系1- 0- 0- 7/ 812.5%12.5%
ネイティヴダンサー系0- 0- 6-10/160.0%37.5%
マンノウォー系0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
その他のエクリプス系0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父・血統分類父馬
プラチナヴォイスネイティヴダンサー系エンパイアメーカー
マイネルホウオウロイヤルチャージャー系スズカフェニックス
ロジメジャーロイヤルチャージャー系ダイワメジャー
ゲシュタルトロイヤルチャージャー系マンハッタンカフェ
レッドスパーダロイヤルチャージャー系タイキシャトル
スマイルジャックロイヤルチャージャー系タニノギムレット
フローテーションロイヤルチャージャー系スペシャルウィーク
エーシンピーシーネイティヴダンサー系Fusaichi Pegasus

注目点③ 前走も上位人気(単勝5番人気以内)

今回の該当馬8頭すべてが前走でも単勝5番人気以内と上位人気となっている。

クラシックへ向けては勝ち抜き戦の様相が強いこともあり、スプリングSでは他馬との比較で人気を落としていても前走では実力を認められて上位人気となっていた馬が、前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 スプリングS 過去10回

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気3- 3- 5- 19/ 3010.0%36.7%
前走2人気3- 0- 0- 16/ 1915.8%15.8%
前走3人気1- 4- 2- 19/ 263.8%26.9%
前走4人気0- 1- 1- 7/ 90.0%22.2%
前走5人気1- 1- 1- 8/ 119.1%27.3%
前走6~9人2- 1- 1- 22/ 267.7%15.4%
前走10人~0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年


馬名前走人気
プラチナヴォイス3
マイネルホウオウ1
ロジメジャー4
ゲシュタルト3
レッドスパーダ3
スマイルジャック5
フローテーション5
エーシンピーシー3

注目点④ 前走は先行か中団脚質馬が活躍!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭すべてが前走で先行か中団からのレースをしていた。

脚質がまだまだ定まりきれない時期であるとは言え、逃げや追込みなどの極端な戦法を取っている馬の巻き返しはなかなかできていないことがわかる。

前走脚質別集計 スプリングS 過去10回

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ0- 2- 0- 12/ 140.0%14.3%
先行7- 3- 6- 40/ 5612.5%28.6%
中団2- 5- 4- 41/ 523.8%21.2%
後方0- 0- 0- 14/ 140.0%0.0%
マクリ1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走脚質
プラチナヴォイス先行
マイネルホウオウ先行
ロジメジャー先行
ゲシュタルト中団
レッドスパーダ先行
スマイルジャック先行
フローテーション中団
エーシンピーシー先行

注目点⑤ 前走は主場で出走

最後に前走の競馬場別で集計をした場合、今回の該当馬8頭すべてがいわゆる主場(中山・東京・京都・阪神各競馬場)で出走していた。

第三場と言われるローカル開催でも2歳戦3歳戦はもちろん行われているが、ある程度競走馬としての能力が見込まれている馬が主場で出走することも多く、スプリングSで人気を落としていても見込まれている馬が活躍しているといえる。

前走場所別集計 スプリングS 過去10回

前走場所着別度数勝率複勝率
札幌0- 0- 0- 0/ 0
函館0- 0- 0- 0/ 0
福島0- 0- 0- 0/ 0
新潟0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
東京4- 4- 4- 39/ 517.8%23.5%
中山2- 3- 4- 30/ 395.1%23.1%
中京0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
京都2- 2- 1- 16/ 219.5%23.8%
阪神1- 1- 1- 14/ 175.9%17.6%
小倉1- 0- 0- 4/ 520.0%20.0%
地方0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走場所
プラチナヴォイス京都
マイネルホウオウ中山
ロジメジャー東京
ゲシュタルト京都
レッドスパーダ東京
スマイルジャック京都
フローテーション阪神
エーシンピーシー東京

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

マイネルファンロン
レノヴァール


なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


フラワーカップ2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?桜花賞への最終ステップを展望

(C)だわさの写真館

2018年3月18日、中山競馬場でフラワーC(GⅢ/芝1800m)が行われる。ロックディスタウン、ノームコア、トーセンブレス、ノーブルカリナン、メサルティムらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 3月17日(土) 2回中山7日目 15頭 [仮想出馬表]
【11R】  第32回フラワーカップ (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G3(別定)(牝)(国際)(特指) 芝1800m (A)

出走予定馬・登録馬

前走阪神JF(GⅠ)では1番人気に支持されながら人気を裏切ってしまったロックディスタウンが、このレースで東の名門・藤沢和雄厩舎に転厩して仕切り直しの一戦を迎える。

前走は馬体こそ仕上がっていたが、輸送のせいか精神面での落ち着きがなく、外枠から終始前にカベを作れないレースで脚を溜めることができなかったのが敗因だろう。その点、今回は輸送のない中山でのレースとなるのは好材料だ。オルフェーヴル産駒であり、距離もマイルよりは1800mの方が血統的には合うだろう。

また、同じオルフェーヴル産駒のラッキーライラックほどの爆発力はなく、ある程度時計のかかる馬場のほうが現状では合っていそう。そういった面でも今の中山の馬場はフィットしそうだ。

ルメール騎手の評価からは前走の負けだけで評価を落とすようなスケールではないことは明らかで、メンバー的にもここは負けられない一戦となる。

連勝中のノームコアがロックディスタウン打倒の最右翼。

デビュー戦と前走のアスター賞ともに番手からキッチリ抜け出すレースセンスの良さ、反応、末脚の持続性どれをとっても及第点以上の素質があり、馬格以上のパワーもあることから今の中山コースも合いそうだ。ハービンジャー産駒でありながら高速上がりの前走にも対応しており、字面以上のポテンシャルが伺える。

極端なハイペースで持続的なスピード能力が問われるレースになった場合に一抹の不安はあるが、ここでも大崩れはしないだろう。

1勝馬ながら阪神JFで4着したように素質は間違いないトーセンブレスもここでなんとか賞金を加算したい1頭。

不良馬場の新馬を快勝した後のアルテミスSでは人気を集めたが若干折り合いを欠き最後伸びあぐねて6着、阪神JFは折り合い重視の最後方待機で直線だけの競馬、それでもメンバー最速タイの上がり3Fを使って4着に食い込んだ。ディープインパクト産駒らしいキレ味が武器。

不器用な面があるのと、少し気難しい点があるので、コーナー4つの中山1800mはどうかという印象があるが、能力全開なら面白い。

同じくディープインパクト産駒でもタイプの違うノーブルカリナンも、エルフィンS2着からの巻き返しを狙っている。

現状では特に欠点らしい欠点は無く、レースセンスの良さからもここでも安定して走れそうな印象がある。ただ、これといった決め手に欠けるのは事実であり、オープン特別にしては低調だった前走エルフィンSからメンバー的な上積みはそれほどないため、あくまで押さえ程度の評価か。

今回と同じ中山芝1800mで500万下を勝ち上がったメサルティムも面白い1頭。ディープブリランテ×母父キンカメという少し重めの血統構成であり、今の中山の芝は合っていそう。相手強化だけがカギだ。

他にも前走時計悪くないオスカールビー、良血エレクトラレーン、ディープインパクト産駒のインヴィジブルワン、カンタービレなどの1勝馬もポテンシャルは秘めている。

登録馬は以下の通りだ。


馬名S性齢斤量
インヴィジブルワン牝3 54
ウスベニノキミ牝3 54
オスカールビー牝3 54
カラリエーヴァ牝3 54
カンタービレ牝3 54
ガールズバンド牝3 54
キープシークレット牝3 54
トーセンブレス牝3 54
ノーブルカリナン牝3 54
ノームコア牝3 54
バケットリスト牝3 54
ファストライフ牝3 54
メサルティム牝3 54
モルフェオルフェ牝3 54
ロックディスタウン牝3 55

想定・予想オッズ

8番人気インヴィジブルワン64.6倍
12番人気ウスベニノキミ103.4倍
10番人気オスカールビー73.8倍
11番人気カラリエーヴァ79.5倍
2番人気カンタービレ3.5倍
6番人気ガールズバンド15.3倍
15番人気キープシークレット172.5倍
3番人気トーセンブレス6.9倍
5番人気ノーブルカリナン13.6倍
7番人気ノームコア22.8倍
9番人気バケットリスト73.8倍
13番人気ファストライフ172.5倍
4番人気メサルティム7倍
14番人気モルフェオルフェ172.5倍
1番人気ロックディスタウン1.6倍

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