カテゴリー:予想・考察・回顧

過去の安田記念(2015年)で馬券に絡んだ血統って?春のマイル王決定戦を切る

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ダービーが終わってもGIは続きます。今週は春のマイル王決定戦「第65回安田記念」が東京競馬場で行われます。

近年の安田記念というと、ストロングリターンが制した2012年を思い出します。1番人気が6.6倍という大混戦でした。ストロングリターンは脚元の弱さに悩まされましたが、潜在能力はかなりのものがあったと思っています。種牡馬としての活躍に期待したいですね。

近年のマイル路線はとにかく混戦。近3年の芝マイルGIの1番人気のオッズを振り返ってみると、

2014年 マイルCS 4.4倍(ミッキーアイル)
2014年 安田記念 1.7倍(ジャスタウェイ)
2013年 マイルCS 3.8倍(ダノンシャーク)
2013年 安田記念 4.0倍(ロードカナロア)
2012年 マイルCS 4.0倍(グランプリボス)
2012年 安田記念 6.6倍(サダムパテック)

このように、「世界チャンピオン」ジャスタウェイを除いた最低オッズは2013年マイルCSのダノンシャークの3.8倍で、いかにも混戦という言葉が似合います。しかし、レースを考察する楽しさも他のレースに増して味わえます。

今回も血統から安田記念の好走馬を探っていきたいと思います。

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鳴尾記念(2015年)で躍動する血統って?阪神芝2000mで買える血を探る

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鳴尾記念は安田記念と同じ週に行われるため、マイル適性の高い馬は安田記念へ、中距離適性の高い馬は3週間後に行われる宝塚記念を目指してこのレースを使ってくることが多い。牝馬にとっては1週間後に同じコースでマーメイドステークスが行われるため、鳴尾記念は牡馬のオープン~G3クラス級の馬が集まる。

去年はこのレースをステップにカレンミロティックが宝塚記念で2着、エアソミュールが秋になってからハイレベルの毎日王冠を勝つなど、大舞台で活躍する馬も出ている。

そこで今回は鳴尾記念を血統面から考察し、推奨馬を決めていきたい。

鳴尾記念の過去の血統傾向

★鳴尾記念
2014年 良
1着 エアソミュール
父 ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)

2着 アドマイヤタイシ
父 Singspiel(サドラーズウェルズ系)
母父 Dubai Millennium(ミスタープロスペクター系)

3着 フラガラッハ
父 デュランダル(サンデーサイレンス系)
母父 トニービン(グレイソヴリン系)

2013年 良
1着 トウケイヘイロー
父 ゴールドヘイロー(サンデーサイレンス系)
母父 ミルジヨージ(ミルリーフ系)

2着 エクスペディション
父 ステイゴールド(サンデーサイレンス系)
母父 Lyphard(リファール系)

3着 ダノンバラード
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
母父 Unbridled(ミスタープロスペクター系)

2012年 良
1着 トゥザグローリー
父 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)

2着 ショウナンマイティ
父 マンハッタンカフェ(サンデーサイレンス系)
母父 Storm Cat(ストームバード系)

3着 トーセンラー
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
母父 Lycius(ミスタープロスペクター系)

鳴尾記念がこの時期に行われるようになった2012年からの傾向としては、父サンデーサイレンス系が9頭中6頭を占めている。

また配合としては父サンデー系×母父ナスルーラを含む系統(グレイソヴリン・ミルリーフ)、父サンデー系×母父ノーザンダンサーを含む系統(リファール・ストームバード)、父サンデー系×母父ミスタープロスペクター系の3系統が良さそう。

以下は今年の出走予定馬から該当する馬を挙げていく。

父サンデー系×母父ナスルーラを含む系統
クランモンタナ(父サンデー系×母父グレイソヴリン系)
トウケイヘイロー(父サンデー系×母父ミルリーフ系)
マジェスティハーツ(父サンデー系×母父シアトルスルー系)
マックスドリーム(父サンデー系×母父ネヴァーベンド系)
レッドデイヴィス(父サンデー系×母父グレイソヴリン系)

父サンデー系×母父ノーザンダンサーを含む系統
アズマシャトル(父サンデー系×母父ニジンスキー系)
グランデッツア(父サンデー系×母父ノーザンダンサー系)
セイカプリコーン(父サンデー系×母父ヴァイスリージェント系)
ダノンジェラート(父サンデー系×母父ヌレイエフ系)
メイショウナルト(父サンデー系×母父サドラーズウェルズ系)

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圧勝か惨敗か?モーリスという馬が安田記念で危険視される4つのワケ

(C)Mina Mina

6月7日に行われる安田記念(GI/東京芝1600m)で1番人気に支持されることが濃厚となっているモーリス。

前走のダービー卿チャレンジトロフィーで圧巻のパフォーマンスを披露し、“史上初の快挙”を成し遂げたのはすでにお伝えしたところ。

●詳細→モーリスが達成した史上初の快挙とは?堀厩舎転厩後の開花と圧巻の走り

しかし、人気ほどの信頼性があるのでしょうか? 様々な角度から見ていくと、“怪物の弱み”も見えてきます。

今回はモーリスが安田記念で危険視される理由を紐解いていくことにしましょう。

コース成績が最悪なスクリーンヒーロー産駒

まず血統が不安視されます。というのも、スクリーンヒーロー産駒は東京の芝コースでわずか1勝しか挙げていません。全成績はというと……

(1−5−7−41)
勝率2%
複勝率24%
単勝回収値6
複勝回収値217

勝率はわずか2%……。複勝回収値が高いため一概に合わないとはいえませんが、勝ちきれるかどうか、疑問が産まれてきます。

新パートナー川田将雅騎手の成績

乗り替わりも大きな不安の一つです。前走まで騎乗していた戸崎騎手はもう1頭の有力馬フィエロへ騎乗するため、安田記念では川田騎手が鞍上となります。

乗り替わり自体、不安ですし、川田騎手のコース成績も不安です。

(1−3−1−41)
勝率2%
複勝率11%
単勝回収値6
複勝回収値19

さすがに低調すぎる成績と言わざるを得ません。川田騎手は関西所属の騎手なので東京での騎乗回数が多くなく、成績も低調です。

1番人気4頭を含む14頭が5番人気以内でしたが、勝ったのは1頭のみ。唯一の勝ち馬リグヴェーダは1番人気でした。強調できる実績とは言えません。

慢性的な出遅れグセ

モーリスの癖も気になります。ズバリ、出遅れグセです。

2歳の頃から何度も出遅れ、前走も後ろからの競馬になりました。前走はメンバー的にも展開的にも巻き返しがききました。

しかし、歴戦の古馬たちが相手となる今回、もし出遅れたら挽回が可能でしょうか? 疑問は尽きません。

初の斤量58キロ

最後に斤量の問題もあります。前走、モーリスは斤量55キロでした。そこから一気に58キロと、3キロも増えます。

2走前に57キロを背負って勝っているとはいえ、初GIに斤量プラス3キロで臨むというのは、不安要素でしかないでしょう。

ちなみに過去10年、斤量プラス2キロ以上だった馬の成績は(0−0−3−21)。勝ち馬どころか、連対馬すらいません。

あとがき

以上のように、モーリスには少なくとも4つの明確な不安要素があります。

人気薄ならまだしも、1番人気の馬として、信頼して買うことができるでしょうか?

もしこのマイナスファクターをはねのけて優勝するようなことがあれば、正真正銘の“怪物”ということになるでしょう。前走でGI級の力があることは示しているため、圧勝することも考えられます。

ただし、馬券に加える場合は、慎重な判断が求められそうです。馬券検討は慎重に。そう結論づけるのが妥当でしょう。

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混沌の時代に終止符を!ミッキーアイルが安田記念で好走する3つの理由

(C)masakin0712

ロードカナロアの引退以降、確たる主役が不在の古馬短距離・マイル戦線。

そのロードカナロアはスプリンターの印象が強く、“マイル王”にふさわしい馬を探すとすればウオッカやダイワメジャーまで遡らなければなりません。

生まれては消えるスター候補により、混沌とした時代が続いていましたが、その流れに終止符を打てる馬が現れました。

その名はミッキーアイル。

ここでは勢いに乗る4歳馬が王者となりうる根拠を示して行きましょう。

ディープ産駒の“庭”!芝1600m

まずは父のディープインパクトのおさらいからはじめましょう。

マイルを走ったことがありませんが、産駒はマイルGⅠ12勝と、このカテゴリーが大得意です。

東京競馬場を舞台とするGIではミッキーアイルがNHKマイルカップを、リアルインパクトが安田記念を制しています。卓越したスピードが、マイルGIで活きるわけですね。

ミッキーアイルは3歳だった昨年、安田記念で16着と大敗していますが、先行馬が総崩れという展開の中を逃げていたので致し方ないところもあるでしょう。展開さえ向けば、チャンスは十分にあるはずです。

脈々と流れる世界に轟くマイル血統

続いて母系に移りましょう。

母スターアイルは競走馬として大した成績を収めていません。しかし、血統背景はかなり強調できます。

まず祖母のアイルドフランスはフランスのマイルGIマルセルブサック賞2着の実績があります。曽祖母ステラマドリッドはアメリカの1200~1800mのGⅠを5勝した名牝です。

さらに母父ロックオブジブラルタルは欧州の1400~1600mのGⅠを7連勝した歴史的名マイラー。産駒もマイルを中心に活躍しています。また、曽祖父ヌレイエフは種牡馬としてジャックルマロワ賞(仏GI/芝1600m)などGI10勝のミエスク、同GIを連覇したGI5勝馬スピニングワールドらを輩出。安田記念馬も2頭出しています。

このように、母系には世界的なマイルの血が凝縮されているのです。

その肌馬にディープインパクトを重ねたこと生まれたのが、ミッキーアイルなのです。

騎手が抑えきれずにハナを切ってしまうほど爆発的なスピードを持っているのは、母系に流れる名血の影響というわけですね。

モデルチェンジした戦法で再び頂点へ

前述のとおり、卓越したスピードは戦法にも現れています。昨年のマイルチャンピオンシップで敗れるまで、常にハナを切って逃げていました。

しかし、逃げてばかりではポテンシャルを発揮できないと考えた陣営は、先々を見据えて脚質転換に踏み切ります。

転換初戦こそ7着でしたが、阪急杯(GⅢ/1400m)、高松宮記念(GⅠ/1200m)をともに4番手から競馬をして2着、3着と結果を出しています。いよいよ、先行押し切りというスタイルをものにしてきたわけです。

また、安田記念は過去10年で先行馬が4勝しています。

能力を最大限発揮できる走法と、先行馬が結果を出しているGI。2つがマッチしているのですから、十分にチャンスはあるはずです。

得意のマイルから快進撃の幕を開ける

前走の高松宮記念では3着ながら、優勝したエアロヴェロシティと0.1秒差という接戦を演じました。

1200mはどちらかというとエアロヴェロシティの得意距離。そんな相手を向こうに回して好走してみせました。自分の距離に戻る安田記念では、いやが上にも期待が高まります。

確固たる主役が不在だった古馬の短距離路線ですが……

「新マイル王ミッキーアイル、君の登場を待っていた!」

そんな見出しが新聞の一面を飾ることになるかもしれません。そう期待していいポテンシャルと血統背景を、ミッキーアイルは持っています。

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(C)masakin0712

今週は春のマイラー日本一を決める第65回安田記念です。

出走予定馬の中から有力馬の調教診断と、調教内容が良かった伏兵の調教診断をお届けします。

有力馬としてピックアップしたのは、以下の5頭です。

ダノンシャーク(昨年のマイルCS1着)
ミッキーアイル(昨年のNHKマイル覇者、高松宮記念3着)
ヴァンセンヌ (東京新聞杯1着、京王杯スプリングカップ2着)
モーリス(ダービー卿CT1着)
フィエロ(昨年のマイルCS2着、読売マイラーズカップ3着)

いずれもマイル重賞で人気になり上位に食い込んでいる馬達です。それでは順に調教診断してみましょう。

最後に、これら有力馬の強敵となりそうな素晴らしい調教を魅せた注目馬を1頭紹介いたしますのでお楽しみに。

有力馬調教診断

※調教の評価は10点満点です。

ダノンシャーク│評価【7】
栗東│坂路│不良│800m│強め

合わせ馬で、ラスト鞍上の動きに合わせてスパートすると2馬身ほどの先着。調教用のブリンカーを装着しての走りはレース中のイメージとは違うものの、この馬らしい力強さはさすが。ただし、この馬にしては調教内容がやや軽く、昨年と比較しても物足りない内容となっています。

ミッキーアイル│評価【7】
栗東│CW│不良│6ハロン│ほぼ馬なり

合わせ馬で、先行する馬を先行させたままラストのみ伸ばして半馬身先着。差し馬への脚質転換を図っていて、今回も馬の後ろで我慢させる調教でした。気負いのない動きには好感が持てる。

ヴァンセンヌ│評価【7】
栗東│坂路│不良│800m│終い一杯

単走馬なりのまま坂路を上がってくる。不良馬場と大雨の影響かふらつく面もあったが、追われるとしっかりとした脚色で伸びていた。上り馬らしいシャープさのある馬体が、雨に濡れてさらに綺麗に見えた。GIでも勝負できる状態にありそう。

モーリス│評価【7】
美浦│南W│良│5ハロン│馬なり

合わせ馬で1馬身後方から馬なりのままでラスト馬体を合わせて先着する。かなり気合が入っていて我慢しながら走っている感じも合わせてからの走りはスムーズ。迫力のある馬体もパワーも要求される府中のマイルへの適性がありそう。しいて言うなら、しっかり我慢できるか自分との戦いになりそう。

フィエロ│評価【9】
栗東│坂路│不良│800m│終い強め

合わせ馬でほぼ馬なりのままでラスト1ハロンで少し追っただけでグンと伸びて先着。パワーとスピードを兼ね備えた走りで素晴らしいの一言。レースで何馬身も引き離し、快勝する姿がイメージできそうな走り。調教相手とレースの相手は違うものの、勝利を意識したような調教だった。後は相手の違い次第で馬自体は絶好調か。

有力馬の調教を見た限りではフィエロの調教に好感が持てました。他の有力馬も決して悪くなく順調な調教でしたが、フィエロが良すぎる感じでした。

注目の1頭

さて、最後にこれら有力馬以外でこれぞ一推し!と言える調教魅せた注目馬をご紹介したいと思います。

その馬はレッドアリオンです。

前走マイラーズカップを勝利しているので有力馬に次ぐ馬なのですが、昨年のマイルCS10着や前走も前残りの展開になったため、評価がそこまで上がっていません。それでも調教からは、十分上位に食い込むのでは?と感じられます。

レッドアリオン│評価【8】
栗東│坂路│不良│800m│終い強め

ラストだけ追った併せた馬に、突き放されかけながらも同着に持ち込んだ。とこれだけではそこまでいいのか?推せるのか?と言う感じですが、レッドアリオンの調教で光ったのは、走りに対する気合と集中力のバランスでした。みなぎる走りへのやる気をぐっとこらえる集中力、このバランスが素晴らしく、かなり好感の持てる走りでした。

春のマイラーNo1を決める安田記念、調教診断からはフィエロやレッドアリオンが浮上しました。もっとも、GIだけあって他の有力馬も状態は悪くありません。

ダービーで一段落した感のある春のGI戦線ですが、再び熱気が府中に戻ってきます。熱戦を期待しましょう!

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