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2019年4月21日、東京競馬場でフローラステークス(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるウィクトーリア、シャドウディーヴァ、フェアリーポルカ、エアジーン、ジョディー、セラピアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


フローラステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝、2着は1回、3着はなしとアベレージはそれほどではないが、勝ち切る馬が目立つ。

2番人気のアベレージが高く、上位人気の信頼度はそれなりだが、9番人気や12番人気の勝利があるなど、伏兵馬の台頭も見逃せない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① フラワーカップ組の取捨選択

桜花賞の最終切符と称されるフラワーカップだが、ここ10年は桜花賞ではなく、オークスを見据えた馬が出走することが多い。

前走フラワーC ( 2- 2- 2-18)
勝率 8.3% │ 複勝率 25.0%

前走別のアベレージを見ると、10頭以上が出走したレースの中ではそれなりに高いアベレージを残しており、チェックはしたい。

前走の着順より、1着馬との着差がこの場合は重要で、コンマ5秒差が1つの目安になる。掲示板を外した馬もコンマ5秒差、逆に着順が良くても着差が離れていると厳しい。

今年はコントラチェックが快勝したため、2着ともコンマ4秒差、4着以下はコンマ5秒以上の差がついた。シャドウディーヴァには嫌なデータだ。

予想参考データ② 意外と前が残りやすい

脚質・先行 ( 3- 5- 5-20)
勝率 9.1% │ 複勝率 39.4%

数字を見てわかるように、前に行った馬が意外と残りやすいのがフローラステークスの傾向である。

直線が長く、差しが決まりそうなイメージだが、2番手3番手待機の馬が最後の直線で何とか粘りこむケースが多く、前に行く馬は無視できない。

ただし、逃げ馬に限ると信頼度は途端に落ちる。ペースは年によって様々だが、スローでもハイでもあまり関係ないと見るべきか。

残りやすい馬の特徴は、最後の3ハロンを34秒前半でまとめられる馬。これを差し切るには33秒台が必要なので、その対象は限られるだろう。

予想参考データ③ キャリア3戦が優秀!

キャリア3戦 ( 4- 3- 4-22)
勝率 12.1% │ 複勝率 33.3%

桜花賞に間に合わず、オークスに間に合う馬が結果を残しやすい。最初からオークスを見据えたような馬の方がフローラステークスでは強いのかもしれない。

その一方、キャリア1戦は5頭すべて着外、キャリア2戦は1頭だけ勝ち、あとの20頭は着外。経験がなさ過ぎるのもここではしんどい。

セラピアのように新馬戦を使えないながら、いきなり未勝利で勝つようなタイプは、人気を集めやすい分、苦戦しやすいということか。

2019年の危険な人気馬は?

シャドウディーヴァは人気に支持される見込みだが、フラワーカップでコンマ7秒差の4着。中団にいた馬が唯一掲示板入りを果たし、それも人気を集める要因だが、ちょっと負けすぎではないか。フローラステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、セラピアは3つ目の消しデータに合致している。勝ち方は立派だが、いかんせんキャリア1戦でいきなりこの時期のトライアルに挑戦というのはしんどい。割引だろう。

反対にフェアリーポルカは危険なデータに一つも当てはまっていない。脚はないが、前目で粘りこむような競馬が出来る。若駒ステークスは皐月賞2着のヴェロックスにコンマ6秒差とまずまずの結果。キャリア3戦、それぞれに中身があった。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、フェアリーポルカと言えそうだ。

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