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2019年4月21日、京都競馬場でマイラーズカップ(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるダノンプレミアム、インディチャンプ、パクスアメリカーナ、モズアスコット、ケイアイノーテックらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

京都開催となったのが2012年からなので、7年分のデータを参考にしていく。


マイラーズカップの人気馬成績

京都開催になった2012年以降で見ていくと、1番人気は未勝利、2着2回、3着2回と信頼度は高くない。

上位人気も信頼度は1番人気とさほど変わらず、ただ番狂わせというにはオーバーで、中穴党の人がかなりおいしい思いをしそうな結果が続く。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 後ろからだと厳しい?

脚質・後方 ( 1- 0- 0-32)
勝率 3.0% │ 複勝率 3.0%

京都開催になったとはいえ、その舞台はマイルチャンピオンシップと同じ。直線が短いわけではなく、後ろから差し届くことも度々ある。

ところが、マイラーズカップに関しては2016年1着のクルーガー以外、後方待機の馬が突っ込んでくるケースはない。

そもそもマイラーズカップは京都開催の開幕週に行われ、冬開催で負ったダメージは幾分か回復し、青々とした状態を見ることができる。

上がり3ハロン1位の馬の信頼度が低いのも特徴だが、2017年のイスラボニータやエアスピネルのように前目にいながら32秒9の脚を使われたら後ろはどうしようもない。

特に今年は少頭数で少数精鋭なので、よほど調子が良くないと、差し切るという芸当は難しいだろう。

予想参考データ② 斤量58キロへの挑戦

マイラーズカップは別定戦となっており、GⅠやGⅡで結果を出した馬にとっては他の馬よりも斤量を背負わされ、57キロもしくは58キロになる。

57キロまでは何とかなることが多く、去年1着のサングレーザーは唯一57キロを背負ったが勝ってみせた。しかし、58キロは結構大変だ。

例えば2012年は、1番人気リアルインパクトを含め3頭いたが、最高着順は13着、しかも11番人気だったグランプリボス。リアルインパクトはシンガリ負け。

阪神開催の時は57キロがベースとなっており、58キロでも勝ち負けになるのはむしろ当然。周りと比べ1キロしか変わらないというのはそこまでハンデにならない。

一線級が集まり、その中で2キロ違うというのはなかなかの差だ。今年ケイアイノーテック、モズアスコットが58キロを背負う。果たしてどうか。

予想参考データ③ 力と勢いが大事!

過去7年の前走別の結果を見ると、オープン特別で1着になる、もしくは重賞でコンマ4秒程度の負けで済ました馬の好走が目立つ。

例外は前走1番人気だった馬、もしくは前走海外で走った馬、いずれかのケースだ。勝ちはしなかったが、重賞で力を見せた馬、もしくはオープン特別で勢いを見せた馬が強い。

どのコースを走り、距離はどうだったかはあまり考えなくていい。人気を大きく裏切った馬などに注意しておきたい。

2019年の危険な人気馬は?

モズアスコットは人気に支持される見込みだが、斤量58キロがどうか。克服できないわけではないが、抜きんでた存在ではなく、それでいて後方からの競馬では厳しいか。マイラーズカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ケイアイノーテックは2つ目の消しデータに合致している。こちらも斤量58キロだが、やはり抜きんでた実力に欠ける。シュタルケ騎手への乗り替わりも少し不安要素だ。ここは割引。

反対に、パクスアメリカーナは危険なデータに一つも当てはまらない。京都金杯は人気に応える勝利、重賞を勝ちながら56キロで乗れるのは大きい。主戦の川田将雅騎手はダノンプレミアムを選んだため、藤岡佑介騎手が代打を務めるが、テン乗りが非常にうまい。それもプラスに働くはずだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、パクスアメリカーナと言えそうだ。

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