今後の課題と将来性
これで同世代との戦いは終了。今後は古馬と混じって走ることになる。
そこで課題となってくるのが馬体重ではないだろうか。ノンコノユメの馬体重は450キロ程度。パワー勝負になることも多い古馬のダート重賞では軽すぎる馬体重がネックになる可能性がある。
事実、ダートのオープンクラスになると、ほとんどの馬が480キロ以上。500キロを超える馬もザラだ。反対に450キロ以下の馬はほとんど見かけない。
ここ最近のダート王の馬体重を見てみると……
コパノリッキー 530キロ前後
ホッコータルマエ 500キロ前後
ベルシャザール 540キロ前後
トランセンド 510キロ前後
エスポワールシチー 500キロ前後
カネヒキリ 530キロ前後
ヴァーミリアン 510キロ前後
ご覧のとおり、すべての馬が500キロを超えている。かつてはアグネスデジタルやタイムパラドックス、アドマイヤドンのように460キロ未満ながらダートGIを勝つ馬もいたが、近年はなかなか見なくなっている。
馬体の成長がひとつのカギになってきそうだ。
なお、晴れてダートGI馬となったが、芝でも走れるポテンシャルを秘めている。
トワイニング産駒は東スポ杯2歳ステークスを勝ったフサイチアソートら、芝の活躍馬も輩出している。さらにノンコノユメ自身が芝並みの高速上がりを使っていることから、芝適性は決して低くないと考えられる。
ダートGI馬となったことで芝を使う可能性は低くなったが、ひとつの可能性として視野に入れても面白いかもしれない。
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