ウインテンダネスの勝因、パフォーマプロミスの敗因は?目黒記念2018回顧

止まらない優しい上昇気流。

5月27日に東京競馬場で行われた目黒記念(G2 芝2500)はウインテンダネスの優勝に終わった。

祭りの後の雰囲気漂う府中で今年も最終レースに開催された伝統のハンデ重賞は例年通り激しい叩きあいの混戦となった。このレースを分析していきながら、同馬がレースを制したポイントや、パフォーマプロミスなど他馬の敗因を探っていこう。


目次

結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
ウインテンダネス内田博騎手9
牡554(栗東)杉山17.6
2
ノーブルマーズ高倉騎手10
牡555(栗東)宮本28.8
3
パフォーマプロミスMデムーロ騎手1
牡656(栗東)藤原英3.9
4
ポポカテペトル川田騎手6
牡455(栗東)友道10.6
5
ソールインパクト福永騎手8
牡654(美浦)戸田14.6
6
ゼーヴィント戸崎圭騎手3
牡557.5(美浦)木村7.7
7
ヴォージュ藤岡康騎手14
牡554(栗東)西村91.4
8
コウキチョウサン石川騎手13
牡551(美浦)和田郎79.4
9
トウシンモンステラ丸山騎手16
牡852(栗東)村山229.1
10
ホウオウドリーム田辺騎手7
牡454(栗東)矢作12.4
11
チェスナットコート蛯名騎手2
牡456(栗東)矢作4.6
12
サウンズオブアースボウマン騎手5
牡758(栗東)藤岡9.9
13
フェイムゲームルメール騎手4
セ859(美浦)宗像7.9
14
○地リッジマン松岡騎手12
牡552(栗東)庄野56.9
15
ハッピーモーメント三浦騎手15
牡854(栗東)角居102.6
16
ブライトバローズ石橋脩騎手11
牡654(美浦)堀28.9

払い戻し

単勝31,770円9人気
複勝03
04
08
500円
520円
170円
9人気
10人気
1人気
枠連02 - 0217,770円32人気
馬連03 - 0419,220円52人気
ワイド03 - 04
03 - 08
04 - 08
3,770円
1,620円
1,680円
43人気
18人気
19人気
馬単03 → 0429,280円90人気
三連複03 - 04 - 0823,330円86人気
三連単03 → 04 → 08197,190円619人気

レース分析

ラップを見てみよう。初めの100メートルを除くと48秒、48秒1、46秒3という推移で上がりが速いレース展開となった。決め手勝負の色合いが強いレースだったと言える。では各馬の、勝因・敗因について見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ウインテンダネス

中団のインを追走。好枠を生かしたロスのない競馬でじっくり脚を溜めた。直線は狭いところを突き抜けて見事優勝。混戦でハンデも生きたが本当に充実している。

2着 ノーブルマーズ

先団のインを積極的に進んだ。直線もインを突きあわや勝ったと思う2着。東京のこれぐらいの距離がベストだろう。

3着 パフォーマプロミス

先行する構えも見せたがそこから控え結局中団からの競馬に。直線は先に抜けたポポカテペトルを目指して追い上げ、なんとかこれを捕まえたが自身より斤量の軽い二頭に及ばず。休み明けを考えれば及第点か。

6着 ゼーヴィント

勝ち馬の少し後ろを進んだ。中団のまま直線に入り追い上げを図ったが伸びかけたところで進路を失った。まともなら勝ち負け出来ていた。見直し可能。

11着 チェスナットコート

中団やや後方からのレース。直線は外から脚を伸ばそうとしたが冴えず。馬場的なものもあっただろうが、それにしても反応がなかった。疲労も残っていたか?心配な大敗。

まとめ

勝ったウインテンダネスはここ2か月で3勝目。驚異的な時計から中1週の強行軍もなんのその、一気にG2ウイナーにまで上り詰めた。

鞍上内田は11、12レースと混戦を割って連勝。ダービーで不利を受け消化不良に終わったうっぷんを十二分に晴らしたか。同じく杉山きゅう舎も11、12レースと連勝。楽しみな成長株がきゅう舎に嬉しい重賞初勝利をもたらした。

文=櫻井秀幸

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