ブラックムーンの勝因とレッドアンシェルの敗因は?京都金杯2018の回顧

鮮やかな大外一気でうれしい重賞初勝利を挙げた。

1月6日に京都競馬場で行われた京都金杯(G3/芝1600外回り)はブラックムーンの優勝に終わった。レースを分析していきながらブラックムーンがレースを制したポイントやレッドアンシェル、ラビットランなど他馬の敗因を探っていこう。


目次

結果・着順

2018年 1月 6日(土) 1回京都1日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第56回スポーツニッポン賞京都金杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)[指定] 芝・外 1600m 13頭立

馬名性齢
ブラックムーン牡64
クルーガー牡63
レッドアンシェル牡41
ダノンメジャー牡66
ストーミーシー牡58
カラクレナイ牝411
キョウヘイ牡47
ラビットラン牝42
マサハヤドリーム牡613
10アメリカズカップ牡49
11スズカデヴィアス牡712
12マイネルアウラート牡710
13ウインガニオン牡65

LAP 12.2-10.6-11.4-12.6-12.4-12.1-11.4-11.6
通過 34.2-46.8-59.2-71.3  上り 71.5-60.1-47.5-35.1  平均 1F:11.79 / 3F:35.36

払い戻し

単勝  9 \640
複勝  9 \190 / 13 \180 / 7 \130
枠連  6-8 \1020 (4)
馬連  09-13 \2000 (5)
ワイド 09-13 \640 (5)/ 07-09 \410 (3)/ 07-13 \380 (2)
馬単  09-13 \3610 (12)
3連複 07-09-13 \1720 (3/286)
3連単 09-13-07 \11480 (20/1716)

レース分析

レースのラップを見ると前半の4ハロンが後半に比べてコンマ7秒速くなっている。ただこのクラスのマイル戦では、このラップはとりわけハイペースと言うほどのものではない。ペース的には前の組にもチャンスがあって然るべき展開だったが、実際はペースが緩んだところでうまく進出した組が上位に来ている。機動力や騎手の手腕が問われたレースだったと感じられた。では各馬について見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ブラックムーン

道中は最後方から。ただ残り3ハロンあたりからペースが上がる前にうまく進出した。直線を向いた段階では中団どころかもう先団を伺う位置。直線もあっさりと勝負を決めた。嵌った時は相変わらず強烈で、昨年のマイルチャンピオンシップでも17番人気・大外ぶん回しながら6着まで差してきたように京都外回りも得意。鞍上武豊の見事な手綱さばきも後押しし快勝を収めた。

2着 クルーガー

直線間を縫って最後に何とか連を確保。この差なので(勝ち馬よりコンマ5キロ重かったが)ハンデならもっと際どかっただろう。直線は出したかったであろう外の位置を勝ち馬に取られてしまい、中を突く事となった。スムースなら頭まであった可能性も十分ある。ひとまず賞金加算には成功したし、実力も十分に見せたがやや消化不良なレース。

3着 レッドアンシェル

スタートでやや後手を踏みその後もフラついていたあたりは乗り替わりの影響を大きく感じた。決め手が生きる展開になった事も不運。力負けと言うかキレ負け。安定感のある馬だが決め手がある馬に今回のようにやられる事は今後もありそうだ。

4着ダノンメジャー

正攻法の競馬で大いに見せ場を作った。他の先行勢が壊滅状態の中健闘の4着。逃げると直線フワっとするところがあるので今回のような競馬が最適だ。

5着ストーミーシー

最後の脚はかなりの物だったがあそこまで位置取りが悪いと届かない。ハンデ差も考えると重賞で勝ち負けするにはまだまだパワーアップが必要。

8着 ラビットラン

遠征からの中2週の影響もあったか本来の脚を使えず。またレースの組み立ても外目から差すほうが合っている。

13着 ウインガニオン

直線狭くなるシーンもあったがそれにしても全く抵抗できず。暑い時期の左回りで見直し。

まとめ

ここまで7つもの勝ち星を挙げ、重賞でも何度も人気に推されていたブラックムーン。手が届きそうで届かなかった待望のタイトルを遂に手に入れた姿は、今年の大いなる飛躍を予感させるのに十二分だった。

文=櫻井秀幸

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