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2018年7月23日、新潟競馬場でアイビスサマーダッシュ(GIII/芝1000m)が行われる。ダイメイプリンセス、ラブカンプー、レッドラウダ、カラクレナイ、レジーナフォルテらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

当コーナーでは、過去のデータや傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。


データ① 実績

勝ち馬10頭中6頭に芝1200mの重賞で連対実績があり、残る4頭は新潟芝1000mで勝利実績があった。2010年ケイティラブ、2017年ラインミーティアが格上挑戦で優勝したように、重賞実績はそれほど問われないが、重賞実績で劣る馬はコース実績が不可欠と言える。

逆に、新潟芝1000m初出走だった馬が4勝しているように、コース実績がなくても問題はない。重賞実績かコース実績のいずれかはほしいところだ。

データ② 前走

勝ち馬10頭中9頭が前走5着以内と、調子のいい馬が活躍している。唯一の例外である2008年カノヤザクラ(前走・CBC賞11着)は前年の勝ち馬だった。前走の着順が悪くても、コース実績がある馬なら巻き返しのチャンスがある。

前走のレースを見ると、CBC賞組が5勝(2着1回)、函館スプリントS組が2勝(2着2回)。夏競馬で順調に使われている馬が強く、中でも同じサマースプリントシリーズのレースに出走していた馬が優勢だ。勝ち馬の残る3頭中、2頭は新潟芝1000mのレース、もう1頭は7月の福島のレースだった。

今年のメンバー中で該当馬はいないが、前走からレース間隔が3か月以上空いた馬は【0・0・0・25】と全く振るわない。

データ③ 性別

牡・騸馬【4・7・5・81】(勝率 4.1%)
牝馬  【6・3・5・49】(勝率 9.5%)

「夏は牝馬」という格言通り、牝馬が優勢。特に3番人気以内の牝馬に限れば【5・2・2・6】(勝率33.3%)と好確率で好走している。

データ④ 年齢

3歳  【0・1・2・11】(勝率 0.0%)
4歳  【4・1・1・7】(勝率30.8%)
5歳  【3・6・4・32】(勝率 6.7%)
6歳  【1・2・3・36】(勝率 2.4%)
7歳以上【2・0・0・41】(勝率 4.7%)

4歳馬が13頭の出走で4勝と、強さが目立っている。特に4歳牝馬は【3・0・1・1】(勝率60.0%)で、積極的に狙いたい。

データ⑤ 所属

美浦【2・7・4・58】(勝率2.8%)
栗東【8・3・6・72】(勝率9.0%)

連対率ではほぼ互角も、勝率では栗東所属馬が大きくリードしている。

結論

今回のメンバーで重賞勝ちの実績があるのは、アクティブミノル、カラクレナイ、ノットフォーマルの3頭。カラクレナイとノットフォーマルが勝ったのは3歳牝馬限定戦で、アクティブミノルは2年以上も勝ち星から遠ざかっている。今年は重賞実績より、コース適性や勢いを重視すべきだろう。

勝ち馬候補の筆頭として挙げられるのは、レジーナフォルテ。最もいい成績を残している4歳牝馬で、前走1着と勢いもある。新潟芝1000mは2歳時にレコード勝ちし、昨年のこのレースで3着と、コース適性の高さを証明済み。2着が多い美浦所属馬という点がやや割り引きも、連軸としては最適かも知れない。

コース実績なら、ダイメイプリンセスは見逃せない。5月に新潟芝1000mで駿風S(1600万下)、韋駄天S(オープン特別)と連勝。栗東所属の5歳牝馬という点は強調できる。CBC賞から参戦する臨戦課程も良く、前走9着でも巻き返しの可能性はありそうだ。

アペルトゥーラは昨年、夏から秋にかけて新潟芝1000mで1000万下、1600万下、オープン特別と3連勝。当該舞台で3勝はメンバー最多だ。その後は3戦していずれも掲示板を外していて勢いに欠けるが、見直す価値はある。

函館スプリントSから参戦するラインスピリットは、前走で掲示板を外しているものの、0.3秒差の6着なら悪くない。新潟芝1000mでオープン特別を勝った実績もあり、一発の可能性を秘めている。

昨年のフィリーズレビューを勝ったカラクレナイは、栗東所属の4歳牝馬。新潟1000m初出走でも、重賞勝ちの実績があるだけに大きな不安材料にはならないが、その後から9連敗中で、前走も安土城Sで8着と勢いに欠ける点をどう見るか。

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