フラアンジェリコの血統や今後は?京成杯オータムハンデ1着馬を徹底検証

9月13日に中山競馬場で京成杯オータムハンデキャップ(GIII/芝1600m)が開催され、11番人気のフラアンジェリコ(牡7)が豪快な差しきり勝ちを収めて大波乱を演出した。

最後方付近に待機して直線でも前が開かない場面がありながら、馬群をぬって1着でフィニッシュ。2、3着にも人気薄のエキストラエンドとヤングマンパワーが入ったため、3連単は222万円という大波乱となった。

フラアンジェリコの血統や今後はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

フラアンジェリコは父ネオユニヴァース、母カーリーエンジェル、その父ジャッジアンジェルーチという血統。

父のネオユニヴァースは皐月賞馬。種牡馬としてもアンライバルドやヴィクトワールピサといった皐月賞馬を輩出している“中山巧者”として知られている。

注目したいのが超一流の母系だ。母母にダイナカールを持っていて、母のカーリーエンジェルはオレハマッテルゼらを輩出。近親にドゥラメンテやルーラーシップなどがいる日本屈指の名門一家に属している。血統レベルはGI級であるため、人気薄ながら重賞を勝ったことも納得といったところだ。

フラアンジェリコは昨年秋の福島記念でも13番人気2着と大穴を空けている。小回りで差し馬に向いた流れになったときに力を発揮するのだろう。

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