アルビアーノの血統や将来性は?スワンS1着馬を徹底分析

アルビアーノが向いている路線

1400mの重賞を勝ったことで気になるのは「どの路線を歩むのか?」という点だろう。

日本には1400mのGIがない。スプリントに行くのか、マイルに行くのか、陣営の選択が注目される。

本来ならこのまま徐々に距離が短くなってスプリント路線に……といきそうなものだが、血統的な観点から見ると「マイルでも面白い」といった見方ができる。

近年、マイルチャンピオンシップはディープインパクト産駒が牛耳っている(現在2連勝、近3年のうち、馬券になった半数以上が同産駒)。しかし、その前を思い出してみると、ストームキャット系のエイシンアポロンとエーシンフォワードが“連覇”を果たしているのだ。

ストームキャット系は高速馬場に強いため、京都の馬場を味方につけるケースが多々見られる。13年の京都大賞典で3連単300万馬券の立役者となったアンコイルド(7番人気2着)も同じストームキャット系の系統である。

前述のArchやAcomaはダートの中距離GI馬、近親のヤマニンパラダイスにしてもマイルGI馬というように、1600mで走れるだけの血統的な背景もある。

短距離路線が向いていないわけではないが、短距離路線に行く前にストームキャット系が好成績を残しているマイルチャンピオンシップへ挑戦してもいいのではないだろうか。今後の路線を決めるのは、その結果を見てからでも遅くはあるまい。

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