8月15日に新潟競馬場で行われた2歳の新馬戦(芝外回り1800m)でディープインパクト産駒のレプランシュ(牡2)がデビュー勝ちを飾った。
あまりいいスタートをきれずに道中では後方に待機となったが、直線では類まれな才能を発揮する。上がり32.4秒の豪脚を披露し、前を行く12頭を一気に抜き去ってみせた。
レプランシュの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。
血統評価は?
レプランシュは父ディープインパクト、母レディドーヴィル、母父ファスリエフという血統。
母のレディドーヴィルは秋華賞馬ファビラスラフインの半妹に当たる良血馬だ。近親には阪神大賞典勝ちのギュスターヴクライ(父ハーツクライ)や京成杯オータムハンデ2着のブレイズアトレイル(父ダイワメジャー)らがいる。
母系のスケール感はなかなかで、重賞レベルで活躍できる血統と考えていいだろう。
何より配合がいい。
ディープインパクト産駒は母系にヌレイエフが入っている牝馬との相性が抜群なのだ。
今年のオークス馬ミッキークイーンは母父ヌレイエフ系のゴールドアウェイ。他にもジャパンカップ2着のデニムアンドルビーやヴィクトリアマイル連覇のヴィルシーナ、昨年の3歳マイル王者ミッキーアイル、2歳女王ショウナンアデラなど、ヌレイエフの血を持つディープインパクト産駒の大物は多い。
将来性は十分にあると考えていいだろう。
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