ゴールドクイーンの勝因、アサクサゲンキの敗因は?葵ステークス2018回顧

鮮やかな逃げ脚で初代王座に輝く。

5月26日に京都競馬場で行われた葵ステークス(新重賞 芝1200/内回り)はゴールドクイーンの優勝に終わった。

距離短縮をものともしない気っ風がいい先行策で勝負を決めた。このレースを分析していきながら、同馬がレースを制したポイントや、アサクサゲンキなど他馬の敗因を探っていこう。


目次

結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
ゴールドクイーン古川騎手9
牝354(栗東)坂口正29.4
2
ラブカンプー和田騎手6
牝354(栗東)森田11.5
3
トゥラヴェスーラ福永騎手2
牡356(栗東)高橋康4.3
4
ウィズ浜中騎手13
牡356(栗東)清水久110.9
5
○外アサクサゲンキ武豊騎手1
牡357(栗東)音無3.3
6
アンヴァル藤岡康騎手3
牝354(栗東)藤岡4.5
7
タイセイプライド岩田騎手4
牡357(栗東)西村8.3
8
ペイシャルアス国分恭騎手10
牝354(栗東)坂口正50
9
マドモアゼル酒井騎手8
牝355(美浦)斎藤誠29.3
10
ビリーバー杉原騎手11
牝354(美浦)石毛54.5
11
ミッキーワイルド北村友騎手7
牡356(栗東)安田隆19.7
12
アイアンクロー池添騎手15
牡356(栗東)斉藤崇215.4
13
セイウンクールガイ国分優騎手14
牡356(美浦)奥平130.5
14
オジョーノキセキ松山騎手5
牝354(美浦)伊藤大10.4
15
ウインジェルベーラ松岡騎手16
牝354(美浦)金成279.5
16
レグルドール高倉騎手12
牝354(栗東)杉山81.5

払い戻し

単勝32,940円9人気
複勝03
01
14
590円
370円
200円
8人気
6人気
2人気
枠連01 - 02
02 - 07
770円
1,080円
6人気
8人気
馬連01 - 03
03 - 14
6,980円
4,700円
36人気
28人気
ワイド01 - 03
03 - 14
01 - 14
2,660円
2,380円
1,580円
31人気
26人気
16人気
馬単03 → 01
03 → 14
16,520円
12,060円
85人気
68人気
三連複01 - 03 - 1435,170円100人気
三連単03 → 01 → 14
03 → 14 → 01
138,780円
124,940円
696人気
644人気

レース分析

ラップを見てみよう。前半が33秒9、後半が34秒1となっていた。推移自体はイーヴンの平均ペースだったが、馬場状態を加味すれば前に有利だったことは否めない。では各馬の、勝因・敗因について見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ゴールドクイーン

すんなりハナを奪いそのまま単騎で直線へ。もつれた2着争いを尻目に悠々と先頭でゴールイン。

恵まれた部分もあったが、形にもちこめばしぶとさを発揮出来るタイプだろう。この路線には強力な先行馬が多々おり、さらにパワーアップして一級線に挑みたい。

2着 ラブカンプー

コーナーワークで2番手に上がりぎりぎり粘りこんだ。枠も展開も向いたが距離短縮で本領を発揮。

2着 トゥラヴェスーラ

中団のやや後ろを追走。直線は大外を回り展開的には厳しかったがぐいぐい伸びて連を確保。アストンマーチャンの近親が力を付けている。中身に濃い走りだった。

5着 アサクサゲンキ

スタートのタイミングが合わず出遅れ。後方から直線差を詰めたがここまで。コンマ2差まで来ているだけにゲートが非常に悔やまれる。

6着 アンヴァル

中団を進みやや外に出されたがそこから伸びきれず。もう少し積極的に進め、スピードで押し切る形のほうが良さが生きるだろう。

まとめ

父に初の芝重賞タイトルをもたらしたゴールドクイーンが自身としてもうれしい重賞初勝利。

芝・ダート兼用の個性派がここに誕生。美しい栗毛の馬体から繰り出す外連味のない逃げ脚は止まらない。

文=櫻井秀幸

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