自分の庭でしっかりとタイトルを射止める。
3月25日に中山競馬場で行われたマーチステークス(G3/ダート1800)はセンチュリオンの優勝に終わった。
高松宮記念同様ハナ差のマッチレースとなったが、このレースから混沌としたダート戦線で今後のし上がっていく馬は現れただろうか?では、センチュリオンの勝因、ハイランドピークの敗因など各馬について振り返っていこう。
目次
結果・着順
着 | 馬名 | 騎手 厩舎 | 人気 オッズ | |
1 | センチュリオン | 幸騎手 | 2 | |
牡6 | 57 | (美浦)田村 | 6.1 | |
2 | クインズサターン | 津村騎手 | 5 | |
牡5 | 55 | (栗東)野中 | 11.4 | |
3 | □地ロワジャルダン | 真島大騎手 | 10 | |
牡7 | 56 | (地方)荒山勝 | 49.1 | |
4 | アルタイル | 田中勝騎手 | 6 | |
牡6 | 57 | (美浦)手塚 | 13.3 | |
5 | コスモカナディアン | 柴田大騎手 | 8 | |
牡5 | 56 | (美浦)金成 | 20.5 | |
6 | ロンドンタウン | 松岡騎手 | 7 | |
牡5 | 57.5 | (栗東)牧田 | 18.1 | |
7 | ディアデルレイ | 勝浦騎手 | 4 | |
牡7 | 57 | (美浦)牧 | 10.7 | |
8 | サクラルコール | 柴田善騎手 | 9 | |
牡7 | 53 | (美浦)田島 | 32.5 | |
9 | ハイランドピーク | 横山典騎手 | 1 | |
牡4 | 55 | (美浦)土田 | 2 | |
10 | サンマルデューク | 蛯名騎手 | 13 | |
牡9 | 55 | (美浦)和田勇 | 110.2 | |
11 | オールブラッシュ | 石橋脩騎手 | 12 | |
牡6 | 58 | (栗東)村山 | 95.6 | |
12 | ブレスアロット | 丹内騎手 | 15 | |
牡5 | 53 | (美浦)高柳瑞 | 133.6 | |
13 | ジョルジュサンク | 藤岡康騎手 | 14 | |
牡5 | 54 | (栗東)鮫島 | 111.2 | |
14 | エピカリス | ルメール騎手 | 3 | |
牡4 | 56 | (美浦)萩原 | 8.2 | |
15 | ストロングサウザー | 木幡巧騎手 | 16 | |
牡7 | 55 | (美浦)久保田 | 365.4 | |
16 | メイショウウタゲ | 内田博騎手 | 11 | |
牡7 | 57 | (栗東)安達 | 54.3 |
払い戻し
単勝 | 8 | 610円 | 2人気 |
複勝 | 08 14 04 | 190円 310円 870円 | 2人気 3人気 10人気 |
枠連 | 04 - 07 | 400円 | 1人気 |
馬連 | 08 - 14 | 2,540円 | 11人気 |
ワイド | 08 - 14 04 - 08 04 - 14 | 830円 2,520円 5,460円 | 8人気 27人気 49人気 |
馬単 | 08 → 14 | 5,090円 | 16人気 |
三連複 | 04 - 08 - 14 | 29,020円 | 86人気 |
三連単 | 08 → 14 → 04 | 153,570円 | 413人気 |
レース分析
まずラップを見てみよう。前半が36秒4、中盤が37秒9、後半がが37秒8となっており、中盤が緩んだ分中山ダートに多い極端な消耗戦とはならなかった。
出走馬勝因、敗因、次走への展望
1着 センチュリオン
先行馬群の中に身を置き、勝負どころからしっかり進出。先に抜け出し2着馬の急追をしのぎ切った。これで中山1800では9戦連続で馬券になっている。
この舞台とは抜群の相性を誇るだけに他場での走りにまだ疑問は残るが、じっくりと力を付けてパワーアップした今なら夢は広がる。
2着 クインズサターン
中団から進め直線は勝ち馬を追うようにスパート。惜しくも届かなかったが、昨秋のオープン入り以降徐々に成績を上げており地力強化が顕著。今後も楽しみ。
3着 ロワジャルダン
昨年以来の中央場。馬体を中央在籍時並みに絞り狭いところからしっかり伸びた。ブルドッグボスらとともに再度の殴り込みに期待。
9着 ハイランドピーク
大きく離れた後方を進み、直線やや差を詰めては来たがほぼ見せ場のない競馬に終わった。本来の戦法を取れていたわけでもないため力負けかの判断は難しいがムラがあることは確か。
14着 エピカリス
良い行きっぷりで先行集団から進めたが、直線は全く反応できず。長引きそうなスランプに陥っている。
まとめ
オープンでは3勝の実績を持ちながらも久々の重賞参戦となったセンチュリオン。大得意の舞台で出した一発回答はさらなく躍進を予想させるのに十分だった。
文=櫻井秀幸