血統評価は?
今回はロベルト×トニービンという重たい血統が、中京のタフな馬場に合った。
言い換えると、条件が合ったからこそ好走できた。よって、次走違った条件に出走する場合は安易に評価しない方が良さそうだ。特に東京や京都、新潟といった軽めの芝をグラスワンダー産駒は苦手としている。実際、前走のパラダイスステークスを除くと、好走したコースは北海道と中山という重たい芝の競馬場だった。
重たい条件なら走り、軽い条件なら走らないという典型的なグラスワンダー産駒らしい馬といえるだろう。
また、母系のスケール感はあまり大きくない。強調できるのは母母のキャニオンシローがOP馬ということくらいで、近親に活躍馬はほとんどいない。賞金を積み上げたことでさらに大きな舞台へ出走できることになったが、過剰な評価は禁物と言えそうだ。
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