今後の課題は?

一つの課題として挙げられるのが馬体重ではないだろうか。

新馬戦の馬体重は416キロ。420キロにも満たない小さな馬体をしている。

しかし、ディープインパクト産駒の活躍馬は総じて馬体が大きい。キズナは500キロの雄大な馬体を持っているし、ディープブリランテやスピルバーグといったGI馬は同じように大きい。

牝馬を見ると、ジェンティルドンナは470キロ前後。同配合のハープスターはキャリアで一度も470キロを切ったことがない。ヴィルシーナ、ウリウリ、キャトルフィーユなど、460キロ以上の活躍馬が目立つ。比較的小さいデニムアンドルビーにしてもデビュー時は430キロで、今では450キロ前後にまで成長している。

430キロ未満の活躍馬といえばミッキークイーンくらいではないだろうか。ワントゥワンの410キロ程度というのは明らかに障害になりそうだ。

もっとも、お母さんのワンカラットは500キロを超える巨漢馬で、晩年は540キロを超えていた。まだ2歳夏ということで馬体の成長が望めないことはない。

素質馬であるだけに、2歳時は使いすぎず、馬体の成長を促すのが最良の選択ではないだろうか。

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