ジャパンダートダービーの評価は?

大井競馬場は直線が長い反面、コーナーが急なコースとして知られている。よって、コーナーで加速をつけにくく、直線に入ってからでないとスピードを出せない傾向にある。

ノンコノユメはユニコーンステークスを見る限り、長くいい脚を使いタイプ。コーナーでスピードを上げられない競馬場は決して合った条件ではないと考えられた。

しかし、ジャパンダートダービーではしっかりと競馬場に対応してみせた。

レースラップ
12.5-12.0-12.7-13.3-12.5-12.2-12.2-12.7-12.6-12.9

こういったレースラップの中、ノンコノユメ自身は上がり3ハロン37.3秒(12.9-11.9-12.5)を記録。ラスト2ハロン目で爆発的な末脚を使い、前をいくクロスクリーガーを捉えてみせた。消耗戦になったことでクロスクリーガーが我慢しきれなかった側面もあった。とはいえ、力がなければ上がり2位に1.4秒差をつける圧倒的な末脚は使えない。3歳ダート王にふさわしいパフォーマンスだったと言っていいだろう。

ただし、走破タイムの2分5秒6は近年でもっとも遅いタイムだった。特殊な馬場だったことが原因とも考えられるが、今後一流の古馬と戦うことを考えると、課題の一つになりそうだ。

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