2歳マンカフェ産駒の特徴
2歳重賞に出走したマンハッタンカフェ産駒はこれまで51頭。その成績は(2−2−4−43)と、勝馬は2頭しか出ていない。
この時点で適正が高くないことはお分かりいただけるだろう。
しかも勝ち馬2頭を見てみると……
サンディエゴシチー 札幌2歳S
オリエンタルロック 札幌2歳S
どちらも札幌2歳ステークスなのだ。札幌2歳Sといえば条件は洋芝の1800m。2歳馬にとってかなり過酷な条件ということができる。言い換えると、マンハッタンカフェ産駒のタフさを活かせる条件といえる。
一方で東京で行われた2歳重賞では(0−0−1−10)。しかも唯一の3着は稍重の中で行われていた。要するにマンハッタンカフェ産駒にとって東京の2歳重賞というのは明らかに適正外なのだ。
今回は人気を裏切ることになってしまった。しかし、こういった背景があったことを考えると、むしろ明らかに適正が合わない条件の中で2着に入ったことを評価するべきではないだろうか?
今回の2着で賞金を加算したことで今後はある程度余裕を持ったローテーションが組めるはず。3歳になるとレースの選択肢が広がるだけに、さらなる活躍が期待されるところだ。
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