ボールライトニングの血統や将来性は?京王杯2歳S1着馬を徹底分析

ボールライトニングの将来性は?

ではボールライトニングの将来性はどういったものなのだろうか?

前述のとおり、母系が早熟血統なため、2歳〜3歳春にかけて活躍するタイプだと推測される。

反対に言うと、完成度の高さで重賞を勝った反面、成長力という意味では物足りない血統ということができる。姉のデグラーティアは3戦3勝で小倉2歳Sを勝ったが、続く阪神ジュベナイルフィリーズでは6番人気14着と惨敗。春のクラシック、桜花賞でも9着と結果を出すことができなかった。

古馬になってからは準オープンを勝っているものの、“全盛期”といえるのは2歳時であった。

よって、ボールライトニングも成長力が課題となってくるはずだ。

もう一つ、距離も気になる。蛯名正義騎手はレース後、「距離は2000mまでもつと思う」と発言しているが、血統面を見ると微妙といわざるを得ない。

デグラーティアは1200mで活躍したスプリンターだし、ニシノラッシュにしても1400m以下で高いパフォーマンスを発揮している。ダイワメジャー産駒というくくりで考えても、OPレベルで活躍しているのはほとんどがマイル以下を主戦場とする馬たちだ。

来年のクラシックを見据えるのであれば、「成長力と距離」が明確な課題として、目の前に横たわっていると言っていいだろう。

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