2018年11月17日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳S(GⅢ/芝1800m)が行われる。昨年の優勝馬ワグネリアンがここを勝ち、今年の日本ダービー優勝へ飛躍した。今年はルヴォルグ、ヴェロックス、カテドラルなどの評判馬が出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。
目次
過去10年好走馬血統
2017年 1着(ディープインパクト/キングカメハメハ/Broad Brush)
2着(スクリーンヒーロー/カーネギー/モガミ)
3着(ヴィクトワールピサ/サクラバクシンオー/ミルジョージ)
2016年 1着(バトルプラン/タニノギムレット/サンデーサイレンス)
2着(ハーツクライ/Unbridled's Song/General Meeting)
3着(ディープインパクト/Sadler's Wells/Irish River)
2015年 1着(ダノンシャンティ/Alzao/Shernazar)
2着(ディープインパクト/Storm Cat/Mr.Prospector)
3着(ジャングルポケット/ダンスインザダーク/ブライアンズタイム)
2014年 1着(Marju/Rossini/Vettori)
2着(ディ-プインパクト/フレンチデピュティ/ダンシングブレーヴ)
3着(ディープインパクト/Exchange Rate/Time for a Change)
2013年 1着(フジキセキ/Cozzene/Crafty Prospector)
2着(デュランダル/ティンバーカントリー/Danzig)
3着(キングカメハメハ/スペシャルウィーク/オジジアン)
2012年 1着(キングカメハメハ/サンデーサイレンス/ポツセ)
2着(Smart Strike/Silver Hawk/Danzig)
3着(ウォーエンブレム/サンデーサイレンス/Lyphard)
2011年 1着(ディープインパクト/Loop Sauvage/Akarad)
2着(シンボリクリスエス/サンデーサイレンス/Kris)
3着(ダンスインザダーク/トニービン/ディクタス)
2010年 1着(フジキセキ/エリシオ/Mr.Prospector)
2着(ハーツクライ/Cozzene/Bob Back)
3着(ステイゴールド/メジロマックイーン/Nijinsky)
2009年 1着(キングカメハメハ/サンデーサイレンス/Shirley Heights)
2着(ネオユニヴァース/トニービン/ノーザンテースト)
3着(ニューイングランド/ヘクタープロテクター/ノーザンテースト)
2008年 1着(ステイゴールド/タイトスポット/デインヒル)
2着(Smart Strike/フレンチデピュティ/Baldski)
3着(シンボリクリスエス/Crafty Prospector/セクレト)
(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系、非サンデーサイレンス系、ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型、豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)
解析・分析:注目血統は?
サンデーサイレンス系とナスルーラ系の組み合わせが相性の良いレースである。
2017年 シャルルマーニュ(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系×母母父ナスルーラ系)
2016年 スワーヴリチャード(父サンデーサイレンス系母母父ナスルーラ系)
ムーヴザワールド(父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
2015年 マイネルラフレシア(父ナスルーラ系×母父サンデーサイレンス系)
2014年 アヴニールマルシェ(父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
2013年 イスラボニータ(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
2011年 ディープブリランテ(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
マイネルディーン(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
2010年 リフトザウイングス(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
2009年 ローズキングダム(母父サンデーサイレンス系×母母父ナスルーラ系)
トーセンファントム(父サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系)
今年はゴータイミング、ダノンラスター、ナイママ、ヴァンドギャルド、ラバストーンなどが該当する。加えて、ロベルト系の血も含む馬の相性が良いレースだけにナイママの走りに期待がかかる。
出走予定馬・種牡馬コース成績
ブラックタイド 4- 3- 4- 47 / 6.9% / 19.0%
ハーツクライ 20-24-15-168 / 8.8% / 26.0%
ディープインパクト 55-41-48-249 / 14.0% / 36.6%
ハービンジャー 11- 7- 9- 83 / 10.0% / 24.5%
集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28
解説・分析:注目血統は?
ディープインパクトが得意な条件であることは明確であるが、ハービンジャーもそれに迫る成績を残しているといえるだろう。ニシノデイジーが重賞2連勝で世代の主役に躍り出ることができるか注目だ。