NZT2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年4月10日、中山競馬場でニュージーランドトロフィー(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるバスラットレオン、アヴェラーレ、サトノフラーヴ、タイムトゥヘヴン、ドゥラモンドらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

阪神開催だった2011年を除く過去10年のデータを参考にする。


ニュージーランドトロフィーの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は2回、3着はなし。ズバ抜けた人気の馬は出てこず、2倍台でも着外ばかり。少し割れた人気の方が信頼度が上がる傾向にある。

時折大穴が空くこともあるニュージーランドトロフィー、ここは取捨選択で大きく狙いたいところだ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 距離延長組の取捨選択

距離延長組(3- 3- 5-54)
勝率 4.6% │ 複勝率 16.9%

クラシックを諦めた組から元々NHKマイルカップを目指していた組まで色々な思惑を秘めた馬がニュージーランドトロフィーを使うが、距離延長組にははっきりとした傾向がある。

1400メートルからの距離延長の場合、1頭を除き全ての馬がファルコンステークス組で、もう1頭もオープン特別のクロッカスステークス。ファルコンステークスでは全ての馬が1ケタ人気で1ケタ着順かつ1秒負け、クロッカスステークスを使った馬は1着だった。

ファルコンステークス組で該当するのは2頭だが全て対象外、クロッカスステークス組も対象外とここで4頭が消える。アヴェラーレは前走が東京の1400メートルの1勝クラス、サトノブラーヴは未勝利。意外とここで消そうと思えば消せるが、さてどうか。

予想参考データ② クラシック転向組の取捨選択

今週は桜花賞、来週は皐月賞だが、トライアルを使って切符をつかみにいこうとするも失敗した馬たちがマイル路線に転向するケースが多々見られるが、成功率は高くない。

前走トライアルを使った組でここ最近で成功したのは2年前のメイショウショウブ、2016年のエクラミレネール、2010年のサンライズプリンス、ダイワバーバリアンの4頭。メイショウショウブはチューリップ賞で3番人気、エクラミレネールはアネモネステークスでコンマ2秒差4着、サンライズプリンスはスプリングステークスで4着、ダイワバーバリアンは弥生賞で4着。どの馬もあと一歩届かなかった。この「あと一歩」がポイントである。

タイムトゥヘヴンは弥生賞でコンマ6秒差6着。決してあと一歩とは言い難い。まして大外枠となればなかなか難しそうだが。

予想参考データ③ 人気馬たちの前走レベル

アヴェラーレの前走は春菜賞だったが、タイム的には平均レベル。ただ意外とペースが遅く、7ハロンの競馬で1000メートル通過が59秒台後半、これだと前有利でアヴェラーレが残っても不思議ではない。舞台が中山になり、距離延長となる中で同じことができるかは微妙である。

バスラットレオンの前走は1勝クラスだったが、チューリップ賞と同じ稍重でコンマ4秒ほど遅かったが、新人騎手を乗せて4キロ減の恩恵が大きかった。重賞では善戦止まりだが。

サトノブラーヴの前走は未勝利戦だったが、サトノブラーヴにとってはデビュー戦。ペースはさほど流れたわけではなく、前が残りそうな展開にもかかわらず、末脚を炸裂させてまとめて交わし切った。しかし、中山に舞台は変わり、距離も伸びる。後方から届かせるには外を回さないといけない。半姉にはレイパパレがいるとはいえ、父が違えば傾向は変わるものだ。

タイムトゥヘヴンの前走は弥生賞だったが、スローで流れて逃げ馬が1着、番手に控えた馬が2着という競馬。そこでズルズル後退してしまったのが厳しい。元々マイル路線ならよかったが、明らかに皐月賞を意識しており、それがかなわず、初めてのマイル、しかも、大外ではどうか。

ドゥラモンドの前走はきさらぎ賞だったが、初の2000メートルもあってか、位置取り的には悪くなかったものの、力負け感が否めない。マイルへ戻るのは確かにプラスだが、あまり良馬場がいい方向に働くこともなさそう。

2021年の危険な人気馬は?

アヴェラーレは人気になる見込みだが、東京1400と中山1600は求められるものが異なるため、前走の勝ちを鵜呑みにできない。血統的にマイルは問題ないだろうが、軸にできるほどの信頼はない。ニュージーランドトロフィーの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、タイムトゥヘヴンは2つ目の消しデータに合致している。大外枠で前目を取りに行くのはリスキーで、乗り方が非常に難しい。

反対にバスラットレオンは危険なデータに一つも当てはまらない。人気馬はいずれもケチがつく中、前走の斤量減の勝利を差し引いても、元々安定した成績であり、大きく負けることはなさそうだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、バスラットレオンと言えそうだ。

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