阪神牝馬S2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年4月10日、阪神競馬場で阪神牝馬ステークス(GⅡ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるリアアメリア、マジックキャッスル、デゼル、ギルデッドミラー、イベリスらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

マイル開催になった2016年から5年間のデータを参考にしていく。


阪神牝馬ステークスの人気馬成績

過去5年のデータを見ると、1番人気は1勝、2着は1回、3着も1回。ここ2年は1番人気が飛んでおり、必ずしも実力馬が勝てるわけではない。

人気サイドで決まった時期もあったが、ここ数年は結構な荒れ具合を見せている。どのような馬が穴をあけるのかにも注目だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 重賞組は3着まで

ここ5年では京都牝馬ステークスや京都金杯など京都競馬場で走っていた馬が好走しているが、京都は改修工事に入り、前走の傾向はあまり使えない。ただ重賞を使った組で好走した馬のほとんどは3着以内に入っていた。

牝馬は勢いとよく言うが、まさに勢いが見られる。例外となるとGⅠ組だが、有馬記念やジャパンカップでは3着を求めるのは酷。

リアアメリアは前走が不良馬場の中山牝馬ステークスで結果を出せず。今年の4歳世代は現時点でも序列がつかない魔境状態で、3歳時点での成績を見る限り、人気を信用しがたい部分もあるが。

予想参考データ② 穴馬からわかること

穴馬の傾向を見ていくと、まず注目したいのは過去に重賞での好走歴がある点だ。例えば2020年単勝万馬券のオッズで3着に入ったディメンシオンは、前年秋の京成杯オータムハンデで2着になっている。また2019年12番人気2着だったアマルフィコーストは前走の京都牝馬ステークスでも3着、2歳時にはファンタジーステークスでも3着の経験あり。同じく2019年3着だったミエノサクシードも前走の京都金杯で3着など。人気薄で前走3着に入り、フロック視されてまた走って穴をあけるのがトレンドに。ただもう1度の重賞の好走は人気を背負っての3着でもあった。

2018年11番人気2着のレッドアヴァンゼは前走は準オープンだったが、3歳春にエルフィンステークスを勝ち、その年のクラシックはすべて参加し、秋華賞では5着。やはり実力がある馬だった。

穴馬ではメイショウグロッケが面白そう。戦績的にもっと上の馬が多いが、前走が半年の休み明け、そこから中1週。前年秋にセントウルステークス2着、距離も1800メートルでの勝ち鞍があるならここで激走しても不思議ではない。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

リアアメリアの前走は中山牝馬ステークスだったが、不良馬場ではどうにもならず、勝ちタイムは歴史的に見ても遅く、平成初期、下手すれば昭和まで遡らないといけないレベル。叩き2走目は走らない中、前走が与えたダメージがどこまでか。

マジックキャッスルの前走はマイルチャンピオンシップだったが、過去の愛知杯の中でも結構速い勝ちタイム。前がかなり速く、後ろが来るのは当然だったが、結局位置取りの差。4歳世代は評価が定まらない馬が多いが、マジックキャッスルはまだ意地を見せられている方か。

デゼルの前走は初音ステークスだったが、タイムはとても良かった。確かにペースは速く、後ろに有利な展開だったが、それにしても1頭だけ次元の違う脚。母はフランス1000ギニーとオークスで勝っており、マイルは守備範囲。一発があっても全く不思議ではない。

イベリス、ギルデッドミラー、ブランノワールの前走は京都牝馬ステークスだったが、速いペースで逃げたイベリスがあれよあれよで逃げ切った。決して前が楽な展開ではなくギルデッドミラーとブランノワールは流れに乗って来ることができた。ただこのレースで評価すべきはイベリスぐらいか。そのイベリスも阪神外回りで同じパフォーマンスができるか微妙。

2021年の危険な人気馬は?

イベリスは人気になる見込みだが、阪神内回りと外回りは競馬の性質が異なり、いくら逃げ切りで勝ったとしても外回りで同じパフォーマンスを求めるのは酷だ。阪神牝馬ステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、リアアメリアは1つ目の消しデータに合致している。前走を度外視したとして、マジックキャッスルを上回る感じがしない。

反対にデゼルは危険なデータに一つも当てはまらない。レイパパレとは違い、春のクラシックに間に合ったが、いささか無理に間に合わせた感もあった。距離を短くして走り出したことから、マイルの方が合っている可能性もある。スピードは申し分なく、いきなりやれてもおかしくはない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、デゼルと言えそうだ。

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