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2018年11月18日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。安田記念を制したモズアスコット、毎日王冠勝利のアエロリット、去年の覇者ペルシアンナイトなど、他にもスワンステークスや富士ステークスの勝ち馬などが集まり、マイル界の頂上決戦の様相を呈している。

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは10年でたった1回、2着は3回、3着は2回、着外は4回とイマイチ信用できない。4番人気が4勝するなど、人気サイドで決まることは少なく、中穴の馬を見つけておいしく馬券をゲットしたい人にはおいしいレースでもある。

これだけメンバーが揃うと本来なら人気をしてもおかしくない馬まで人気が低くなる。危険な人気馬を消しつつ、穴馬を見つけていきたい。


データ① 活きのいい4歳と5歳

年齢別成績を見ると、5歳が4勝、4歳が3勝、あとは3歳や6歳で1勝ずつという感じだが、アベレージ的に4歳が圧倒し、5歳が続くようなイメージだ。去年こそ3歳馬だったペルシアンナイトが勝ったが、斤量差1キロではまだ心許ない。年齢を重ねると瞬発力勝負にはついていけない。そうなると脂が乗ってきた4歳や5歳が狙い目か。

3歳馬ではカツジは前走負け過ぎ、ジャンダルムは54キロで完敗からの2キロ増では厳しい。6歳馬はどの馬も足りない。3歳馬で残るのはケイアイノーテックとステルヴィオだが、毎日王冠ではコンマ2秒ステルヴィオが上だが、ケイアイノーテックは1キロ増だったことを思えば、この2頭はイーブンの関係。継続騎乗のケイアイノーテックとテン乗りのステルヴィオなどを加味すると残すならケイアイノーテックか。

データ② やっぱり牝馬は勢い!だが・・・

2012年までは牝馬が毎年のように絡むなどそれなりの存在感を見せた。ところが、この5年は1頭も牝馬が絡んでいない。だから牝馬は消しとなるほど単純ではない。どのような牝馬が馬券に絡んだかを見るべきだ。すると、前走で1着、最低でも3着という結果を残していた。牝馬は勢いが大事だとよく言われるが、前走大敗を喫してここで巻き返せるほど、なかなか甘くないと言える。

レーヌミノルは前走の相手が薄く、マイペース逃げでの7着はしんどい。ジュールポレールは本来狙い目だが、ここでのテン乗りは運がない。残るのはアエロリットとレッドアヴァンセだが、アエロリットは関西遠征でいいところがなく、前走は激走した。消すチャンスはここだろう。レッドアヴァンセは左回りのマイルでより結果を出す。それで富士ステークス3着はそこが限界なのだろう。牝馬は思い切って消しでいい。

データ③ その他データあれこれ

富士ステークス組が強いが、特別な理由がなくてコンマ3秒以上負けているのは厳しい。ペルシアンナイトは2年連続で特別な事情があって負けたが、こういう馬は参考外でいい。エアスピネルも休み明けはそんなに走らないのでここも不問。ただ、ウインブライトやジャンダルム、ヒーズインラブは単なる力負け。ここは一気に消しておきたい。

今年のスワンステークスの勝ちタイムは1分21秒5だが、これは良馬場開催の過去の結果を見ても一枚下と見るべきだろう。ただでさえメンバーが薄かった中でモズアスコットは勝てない。ラスト3ハロンも良馬場開催なのに結構かかっている。末脚勝負になりやすいマイルチャンピオンシップでちょっとこれでは厳しいか。モズアスコットを疑いもなく買うのはおすすめできない。

まとめ

マイルチャンピオンシップは典型的なリピーターレースであり、外国馬のサプレザでも2回続けて3着に来ている。リピーターの傾向は前年と変わらずか、着順を上げるかのいずれか。そうなるとエアスピネルの悲願達成、ペルシアンナイトの連覇ということになる。エアスピネルの場合は先週のリスグラシュー同様堅実なタイプで武豊騎手からの乗り替わりというのもそっくりだ。

ペルシアンナイトは前走59キロが堪えた。勝ち馬ロジクライとの斤量差3キロでコンマ5秒負けだったが、今回は定量戦なのでイーブンになる。そう思えばロジクライよりまだ上と主張できる。モズアスコットはモレイラ騎手、アエロリットはムーア騎手が乗り、明らかに騎手人気が加わる。先週京都で1日で外国人騎手11勝の中で蚊帳の外だったミルコ・デムーロ騎手が黙って見てるはずがなく、多少の人気落ちならおいしくいただきたい。

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