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2018年11月17日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ/芝1800m)が行われる。東京スポーツ杯2歳ステークス過去10年を見ていくと、三連単の高額配当は2011年の525,650円が最高だが、10万円以上になったレースはこの1回だけ。ただ1万円未満で終わったのはこの10年で3回と多少荒れる程度か。

単勝オッズは2017年の140円が最低で、最高は2008年の2,750円となっている。単勝10倍以上になった年は1回だけ、単勝1倍台の勝利は2回もあり、去年は馬連170円と全くつかなかった。馬連万馬券もないが馬連が4ケタになったのは8回あり、必ずしも人気サイドで決まるわけではない。

正直そこまでメンバーが揃ったというわけではない。それならば穴馬はいるはずだ。過去の傾向などを見ながら先週のエリザベス女王杯におけるクロコスミア同様、穴馬を見つけたい。


データ① 前走東京が合言葉!

面白いことに人気薄で飛び込んだ馬のほとんどは前走が東京競馬場だった。2015年6番人気3着のマイネルラフレシア、2014年9番人気3着のソールインパクト、2012年7番人気3着のインプロヴァイズ、2011年10番人気2着のフジマサエンペラー、2011年12番人気3着のマイネルディーン、2010年7番人気3着のフェイトフルウォー、2008年9番人気1着のナカヤマフェスタとこれだけいる。距離は不問、美浦所属馬という共通点もある。

美浦所属で前走東京だった馬で面白そうなのはアドマイヤスコールだ。前走の未勝利戦は3番手で先行し、明らかなドスロー、上がり一発勝負を制してみせた。よーいドンの競馬で地力を見せられたのは大きい。今回は田辺裕信騎手が騎乗するが、うまく先行して最後の直線で粘り切るような競馬はうまい。前走で見せた上がり3ハロン33秒5の末脚は魅力だ。

データ② 仕上がり早の大手牧場

最近の競馬は社台ファーム系列が幅を利かせており、同じような勝負服が活躍している。これは2歳でも同じ、というより2歳がより顕著と言える。若駒の時から牧場で調教を行い、1キロに及ぶ坂路コースなどがある。社台ファームもしくはビッグレッドファームが生産した馬を新馬戦で買えばそれなりに儲かる。マイネル2頭もそうだが、社台ファームの馬も穴を開けている。2歳戦のこの時期までは仕上がり早でどうにかなる。

社台ファームの馬は多いが、より評価が高い馬を求めてここはヴァンドギャルドを。新馬戦は重馬場ながら33秒台を脚を見せて快勝した。この時の3着馬メイショウショウブはデイリー杯2歳ステークスでアドマイヤマーズの2着になっていた。ヴァンドギャルドの実力は一定のものだと評価していいだろう。土曜日の府中は雨の可能性がある。それならば何とかしてくれるのではないか。

データ③ ビュイック騎手に期待

ビュイック騎手は4年ぶりの日本参戦となるが、この4年での成績は日本に来なくても問題のない成績である。ドバイワールドカップやドバイシーマクラシック、イギリスダービーと名だたるレースに勝ってきた。ゴドルフィンと専属契約も結ぶなど明らかに世界の名手だ。

日本で重賞は4勝だが、中穴人気で勝たせることが多く、4年前のラスト重賞となった有馬記念では9番人気トゥザワールドを2着、ジャパンカップでは単勝100倍のトーセンジョーダンを3着に持ってきた。狙わないわけにはいかない。

ビュイック騎手が騎乗するのはアガラスだ。コスモス賞ではうまく逃げたが、ナイママに最後差されてしまった。元々は評価が高く、すでに6月の新馬戦で勝っており、仕上がり早、おまけに社台ファームと来た。オドノヒュー騎手もうまく乗って穴を開けるが、ビュイック騎手も続きたい。

まとめ

アドマイヤスコール、ヴァンドギャルド、アガラスに注目したが、この中ではヴァンドギャルドか。新馬戦で強い勝ち方はしたが、着差が大きい方が注目を集めやすい。そういう点では少し注目されにくいかもしれないが、3着に負かした相手がGⅡで2着となれば見方を変えてみたい。

クラシックで活躍した馬はここをステップに駆け上がったが、今回取り上げた馬は果たしてどうなるのか。そこにも期待しておきたい。

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