マーメイドステークス2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

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6月9日、阪神競馬場でマーメイドステークス(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのは、センテリュオ、フローレスマジック、モーヴサファイア、ランドネ、スカーレットカラーらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

マーメイドSの配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2012年の147,390円で、その他に万馬券は2014年(49,400円)・2017年(47,120円)を含めて7回出ている。2009年(2,720円)・2015年(2,750円)のように堅い決着の年もあり人気薄を狙ううえで人気馬の取捨は慎重に行いたい。

単勝オッズは最高配当が2017年(1,140円)でそれ以外は全て人気馬が勝利している。こちらは人気には逆らわないのが賢明と言える。

馬連は最高配当が2014年(2,360円)で、万馬券は過去10年出ていない。こちらも人気馬の取捨を慎重におこないたくなる傾向が見られる。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

父系は過去に2勝を挙げているキングカメハメハにとっては相性の良いレースと言えるが今年は該当馬がいない。サンデーサイレンス系ではマンハッタンカフェやゼンノロブロイが相性が特に相性がよく、昨年はディープインパクト・ステイゴールド産駒が上位を占めており今年も警戒が必要だろう。一方、ノーザンダンサー系も2015年優勝のシャトーブランジュがいるものの全体的には不振傾向で割引く必要があるだろう。

サンデー系と相性の良い母系はノーザンダンサー系、ナスルーラ系であり注目したい。

[ノーザンダンサー系] 2018年 アンドリエッテ(10人気/母父Silver Deputy)/ワンブレスアウェイ(9人気/母父Storm Cat)
2017年 アースライズ(6人気/母父Cape Cross)
2016年 リラヴァティ(6人気/母父シングスピール)/ココロノアイ(5人気/母父デインヒル)
2013年 マルセリーナ(7人気/母父Marju)
2011年 フミノイマージン(2人気/母父Dixieland Band)
2010年 ブライティアパルス(3人気/母父Storm Bird)/セラフィックロンプ(14人気/母父ロイヤルスキー)
2009年 リトルアマポーラ(2人気/母父コマンダーインチーフ)

[ナスルーラ系] 2018年 ミエノサクシード(4人気/母父A.P. Indy)
2017年 クイーンズミラーグロ(2人気/母父In Excess)
2015年 パワースポット(10人気/母父パラダイスクリーク)
2012年 グルヴェイグ(1人気/母父トニービン)/クリスマスキャロル(7人気/母父トニービン)
2011年 ブロードストリート(7人気/母父Cozzene)
2010年 テイエムオーロラ(4人気/母父トニービン)
2009年 コスモプラチナ(9人気/母父グルームダンサー)

予想参考データ② 好走馬の負担重量に注目

以前は50kgなどの軽ハンデ馬が激走するケースが見られたが近年はある程度の負担重量を課せられた馬の好走が多い。最軽量の馬などを狙えば良いというわけでもなく注意が必要だ。

2018年 アンドリエッテ(10人気/51kg)/ワンブレスアウェイ(9人気/53kg)
2017年 アースライズ(6人気/54kg)
2016年 リラヴァティ(6人気/53kg)/ヒルノマテーラ(7人気/51kg)
2015年 シャトーブランシュ(8人気/53kg)/パワースポット(10人気/53kg)

51-54kg、特に53kg前後が狙い目と言えよう。

予想参考データ③ 追い込み馬に注目

昨年のアンドリエッテのように追い込み馬の激走が度々見られる。以下に人気と道中の位置取りを記した。

2018年 アンドリエッテ(10人気/12-9-11-9)
2016年 ヒルノマテーラ(7人気/14-14-14-11)
2015年 シャトーブランシュ(8人気/13-13-15-14)/パワースポット(10人気/15-15-11-11)
2012年 クリスマスキャロル(7人気/14-14-14-14)/メルヴェイユドール(10人気/12-13-12-9)
2011年 アースシンボル(13人気/13-12-12-13)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはサラス、ダンサール、サトノガーネットだ。

サラスは相性の良いサンデー系種牡馬×母父ナスルーラ系の組み合わせである。斤量も好走条件に合致しており、後方待機からの激走が期待される。

ダンサールも同じく父サンデー系×母父ナスルーラ系で、状況に応じての後方待機策も予想される。負担重量も条件に合致しており、こちらも期待だ。

サトノガーネットは母父ノーザンダンサー系でこちらも相性が良い組み合わせである。負担重量は近年好走例の少ない50kgの軽ハンデであるが、警戒は必要だろう。

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