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理由③ 絶好の展開

現代競馬はスローペースになりやすいため、機動力がある馬は展開に恵まれやすい。

宝塚記念はそんな格言通りの展開になった。

レースラップ
12.2-11.6-12.2-13.4-13.1-12.7-12.5-11.7-11.0-11.6-12.4

ご覧のとおり、中盤のペースが12秒台後半から13秒台と、極端に緩んだペースとなっている。古馬の中距離GIでこのラップはさすがに遅すぎる。

当然、好位につけた馬に有利な展開といえる。実際、デニムアンドルビーを除くと掲示板に載った4頭は4角7番手以内だった。さすがにレッドデイヴィスやネオブラックダイヤといった力が劣る二桁人気の馬は沈んだが、4角2番手で回ったラブリーデイにとって、押し切るには絶好の展開だったというわけだ。

理由④ 馬場の後押し

さらにもう一つ血統的な理由を挙げておこう。

先週の阪神はとにかくトニービンの血を持つ馬が激走していた。土曜日は以下の記事を参照あれ。

詳細→宝塚記念(2015年)予想の傾向と対策!武豊史上最高配当の裏に隠されたサインとは?

さらに日曜日も宝塚記念と同じ条件で行われた7Rでトニービンの血を母母父に持つメイショウラリマーが3番人気3着と馬券圏内を確保。同じく母母父にトニービンを持つラブリーデイに向いた馬場だったと判断することができる。

理由⑤ ライバルたちの自滅

これは言わずもがな。ゴールドシップを筆頭に、上位人気馬は自分の競馬ができていなかった。(ゴールドシップはある意味、自分らしい競馬だったが……)

もっとも、ラブリーデイの勝利が「“棚ボタ”的な勝ち」というわけではない。レースセンスが高い馬というのは、総じて展開に恵まれやすい。そして展開を味方につけることも立派な才能の一つである。

ラブリーデイには展開を味方につける才能があった。だからこそ、ライバルたちを尻目に春の栄冠を手にできたのだ。

レースセンスの高さという武器を糧に

以上のような要因が重なり、ラブリーデイはグランプリホースの称号を手にすることができたと考えられる。

他を圧倒するような派手な走りをするわけではないが、レースセンスが抜群のため、どんなレースでも必ず上位に来る。大崩れすることが少ない。それがラブリーデイという馬だと結論付けられる。

今後も同じような条件であれば常に上位争いを繰り広げることだろう。特に同じ小回りのグランプリ、有馬記念などでは要注意が必要だ。

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