ロードクエストの血統や将来性は?新潟2歳S1着馬にジャスタウェイらとの共通点

8月30日に新潟競馬場で新潟2歳ステークス(GIII/芝外回り1600m)が開催され、1番人気のマツリダゴッホ産駒ロードクエスト(牡2)が圧巻の勝利を収めた。

1枠2番からスタートすると、道中では後方に待機。直線に入ると抜群の手応えで先頭に立ち、2着に0.7秒差をつける衝撃の走りを披露した。

ロードクエストの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

ロードクエストは父マツリダゴッホ、母マツリダワルツ、その父チーフベアハートという血統。

マツリダゴッホは現役時代に有馬記念を制したグランプリホースだが、クラシックや東京競馬場のGIとは縁がなかった。よって、どちらかというと地味な存在ということができる。

種牡馬としてはアルマワイオリやウインマーレライ、クールホタルビといった活躍馬を出しているが、ここまでのパフォーマンスをする産駒が出たのは初めてのことだろう。

同産駒の成功配合として、「母系にダンジグの血を持っていること」が上げられる。前述のアルマワイオリが母父ピルサドスキー(ダンジグ系)、ウインマーレライが母父フサイチペガサス(その母父ダンジグ)という血統構成をしている点を見ると明らかだろう。ロードクエストは母父がダンジグ系のチーフベアハート。成功配合に合致している。

近親に活躍馬がいない点は心もとないが、あのパフォーマンスを見ると、血統云々の前に競走馬としてのレベルが突出していると判断していいだろう。

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