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クラシック戦線に無敗の新星登場!

2月4日に京都競馬場で行われたきさらぎ賞(G3/芝1800)はサトノフェイバーの優勝に終わった。レースを分析していきながらサトノフェイバーがレースを制したポイントやダノンマジェスティなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

2018年 2月 4日(日) 2回京都4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第58回きさらぎ賞
3歳・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝・外 1800m 10頭立

馬名性齢
サトノフェイバー牡34
グローリーヴェイズ牡32
ラセット牡35
レッドレオン牡37
カツジ牡33
スラッシュメタル牡39
スーサンドン牡310
オーデットエール牡36
ダノンマジェスティ牡31
10ニホンピロタイド牡38

LAP 12.8-11.9-12.1-12.5-12.0-12.1-12.2-11.5-11.7
通過 36.8-49.3-61.3-73.4  上り 72.0-59.5-47.5-35.4  平均 1F:12.09 / 3F:36.27

払い戻し

単勝  3 \690
複勝  3 \190 / 8 \140 / 4 \250
枠連  3-7 \1250 (5)
馬連  03-08 \1440 (6)
ワイド 03-08 \460 (5)/ 03-04 \920 (10)/ 04-08 \570 (8)
馬単  03-08 \3110 (13)
3連複 03-04-08 \3750 (12/120)
3連単 03-08-04 \23040 (75/720)

レース分析

レースのラップを三分割すると36秒8、36秒6、35秒4となっており、淡々と流れたレースだったことがよくわかる。現に最終コーナーで前にいた5頭がそのまま掲示板を独占している。機動力がないと勝負にならないレースだったと言えるだろう。では各馬の勝因・敗因について見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 サトノフェイバー

スッとハナへ行きそのまま逃げる形に。デビュー戦同様直線も粘り強い走りを見せそのまま逃げ切った。前述の通り展開に恵まれた部分は大きく圧倒的な強さを見せたとは言い難い。ただ嵌れば大きいレースでも勝ち負けに持ち込めるのが形を持っている馬の強み。幸い牡馬クラシック戦線に現状そこまで強い逃げ馬は見当たらず今後のレースぶりにも注目が必要だ。

2着 グローリーヴェイズ

スタートで遅れブービーからのレースとなったが、早々と進出しいつのまにか番手まで押し上げていた。似たような組み立ては先月もパフォーマプロミスやダンビュライトで見せたデムーロが得意とする形で最近よく見るし、結果も出ている。最後も良く詰めたがわずかに届かず。前走も惜敗でやや勝ち味に遅いところはある。ひとまず賞金加算には成功したし、実力も十分に見せたが着差が着差だけにゴール前の勢い差も考えれば悔しい2着と言えるだろう。

3着 ラセット

4番手あたりを進んでいたが徐々に位置を下げ中団からの競馬に。直線で脚を伸ばし馬券内に食い込んだが勝ち負けに持ち込めるシーンまでには至らず。重賞クラスで勝ち負けするにはさらにパワーアップが必要だろう。

4着 レッドレオン

先団から直線は内に持ち込む岩田らしいレースぶり。最後は止まってしまったが浅いキャリアを考えれば善戦したと言える。ディープ産駒にしてはスパっとキレる脚は無いので、もう少し前が流れるようなレース展開でこそ力を発揮できそうだ。

5着 カツジ

中団から押し上げて3番手で直線を向いたが、前を追うことは出来ず逆に2頭に交わされて掲示板まで。負け方を見るにプラス体重も良い材料ではなかったように思える。距離もマイルのほうが良いか。

8着 ダノンマジェスティ

まくるというよりはかかり気味に押し上げ、前を圏内に捉えていたがコーナーで外に逸走気味でそこで終戦。スラッシュメタルにも迷惑をかける形となった。外に張る癖はデビュー戦でも見せていたがはるかに悪化していた。現状少なくとも右回りでは評価を下げざるを得ない。

まとめ

テイエムジンソクに続き苦労人がまた有力馬を手に入れた。圧倒的ではなくとも確かな勝利をもたらす仕事人には際どい逃げ切り勝ちがよく似合う。ディープの庭をあざ笑うかのような華麗なる逃走劇の先に父が届かなかったクラシックの頂点が見えただろうか。

文=櫻井秀幸

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