スワーヴリチャードの勝因、サトノダイヤモンドの敗因は?金鯱賞2018レース回顧

左回りなら負けられない。

3月11日に中京競馬場で行われた金鯱賞(G2/芝2000)はスワーヴリチャードの優勝に終わった。

レースを分析していきながらスワーヴリチャードがレースを制したポイントやサトノダイヤモンドなど他馬の敗因を探っていこう。


目次

結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
スワーヴリチャードMデムーロ騎手1
牡457(栗東)庄野1.6
2
サトノノブレス幸騎手8
牡856(栗東)池江89.2
3
サトノダイヤモンドルメール騎手2
牡557(栗東)池江3.3
4
ヤマカツエース池添騎手3
牡657(栗東)池添兼8.5
5
○外ダッシングブレイズ北村宏騎手6
牡656(栗東)吉村35.4
6
ブレスジャーニー三浦騎手5
牡456(栗東)佐々木13.7
7
デニムアンドルビーバルジュー騎手7
牝854(栗東)角居47
8
メートルダール福永騎手4
牡556(美浦)戸田9.9
9
アクションスター太宰騎手9
牡856(栗東)音無393.8

払い戻し

単勝9160円1人気
複勝09
04
05
110円
520円
140円
1人気
8人気
2人気
枠連04 - 085,360円14人気
馬連04 - 095,860円14人気
ワイド04 - 09
05 - 09
04 - 05
1,120円
180円
1,740円
13人気
1人気
19人気
馬単09 → 047,380円18人気
三連複04 - 05 - 094,000円13人気
三連単09 → 04 → 0524,410円73人気

レース分析

まずラップを見てみると、前半が1分3秒、後半が58秒6となっており完全な上がり勝負となっている。展開の向き不向きも大きいレースとなったので、そのあたりの要因も交えつつ各馬を振り返って行こう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 スワーヴリチャード

4番手あたりでレースを進めたが、道中でかかり気味に進出し早々と2番手を確保。鞍上との折り合いは決して十分とは思えず消耗を心配したが直線楽に突き抜けてみせた。

まだまだ荒削りな部分はあるが、悲願のG1タイトルに向けて順調な滑り出しを切ったと言える。

2着 サトノノブレス

単騎逃げ。超スローに持ち込み力は出し切った。中距離重賞ならまだまだやれる。

3着 サトノダイヤモンド

中団を進み直線は外目へ。前が止まらない展開の中脚を伸ばし3着はしっかり確保。物足りなさもあるが展開も向かなかった。活力が衰えていない事が確認できたのは好材料。巻き返し十分。

4着 ヤマカツエース

3番手の内目を進んだが直線はなだれ込むような走りに留まった。一級戦相手では見劣りが否めない。

6着 ブレスジャーニー

中団から直線はインへ。一瞬伸びかけたがそこから同じ脚色に。持続する脚はないタイプで、相手も強かったが今日の展開は全く合わなかった部分もある。

8着 メートルダール

後方からのレースとなった時点で厳しかったが、直線も全く伸びず。工夫のないレース運びは残念だったが、まだここでは敷居が高かった印象もある。

まとめ

今期緒戦をしっかりと勝利で飾ったスワーヴリチャードに、最後の脚に希望を見せたサトノダイヤモンド。ワンツーとはならずも2強がしっかりと存在感を見せた。古馬戦線もいよいよ熱を帯びてきた。

文=櫻井秀幸

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