アルゼンチン共和国杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2019年11月3日、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(GⅡ/芝2500m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるアフリカンゴールド、アイスバブル、ルックトゥワイス、ムイトオブリガード、オジュウチョウサンらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年間のデータを参考に予想を進めていく。


目次

アルゼンチン共和国杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回で、2着は2回、3着はなし。2倍台だと2勝、支持された1番人気馬は強いということか。

ハンデ戦のはずだが、上位人気の複勝率は高い。チラホラと伏兵馬が来ているという感じで、伏兵馬決着みたいなことにはなりにくいかもしれない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 上がり3ハロンの信頼度は高い

上がり3F 1位(4- 3- 3-1)
勝率 36.4% │ 複勝率 90.9%

2500メートル、坂を2回も上るハードなレースだが、最後の上がりだけでどうにかなるレースで、最後方でも上がりだけで馬券に絡む。しかし、その場合は3着が多い。

2年前のスワーヴリチャードのように中団から上がり1位の脚で勝つようなイメージを持つべきだ。前目にいる馬もそれなりの脚でやってくる分、致し方ない。

逃げ馬はそんなに残らないし、後方にいる馬も上がり1位の脚がないと厳しい。展開がカギだが、無理に先行しなくていい馬がいいだろう。

予想参考データ② 条件馬の取捨選択

前走GⅠだった馬が今年は参戦せず、ここ3年の傾向だった前走GⅠ馬の活躍という狙いはできない。その代わりに注目したいのが条件馬の取捨選択。

特に東京の条件戦組の好走が目立つが、2勝クラスは勝利が前提、3勝クラスは3着以上だが、上の着順であればあるほどいい。

オジュウチョウサンにも十分チャンスはあるが、前走は少し下手にのったかもしれない。とはいえ、条件戦で負けているようではどうなのか。

予想参考データ③ 斤量55キロ以上が狙い/h2>

ハンデ戦なので軽ハンデ狙いもいいが、確率的にちょっと狙いにくい。斤量56キロが5勝、斤量55キロが1勝2着4回とこのあたりが狙い目か。

今年のトップハンデは57キロだが、57キロまで行くとやや成績は落ちる。とはいえ、53キロや54キロなどと比べれば信頼度は上。

斤量減の方が成績が良く、1キロ台、2キロ台がまずまず。57キロから55キロ、57キロから56キロみたいなところがいいかもしれない。

2019年の危険な人気馬は?

ルックトゥワイスは人気になる見込みだが、前走の目黒記念はオーストラリアで日本馬を勝たせまくるレーン騎手のファインプレーにも思え、そこからの乗り替わりがどうか。57キロは苦ではないにしても、わざわざ軸にするほどか。アルゼンチン共和国杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、オジュウチョウサンは3つ目の消しデータに合致している。ここでの乗り替わりは妥当だが、前走で1つの壁ができた。中山大障害の目がどこまであるか分からず、ちょっと狙いにくい。

反対にアフリカンゴールドは危険なデータに一つも当てはまらない。前走はそれなりに強かったが、斤量減になるのはおいしい。相手はそこまで強くなく、天下のルメール騎手が乗るとなれば勢いでどうにかなるかもしれない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アフリカンゴールドと言えそうだ。

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